第8話 オープンヘッド


 「ねぇ、ニュート君の夢って何? 将来は、どんな事したい?」

 

 「何ていうか……まだ、はっきり言えないんだけど。アストロナイズとか月とか、地球とか……そんなのどうでも良くて、もっと遠くに行って、もっといろんな物を見て、それをもっと沢山の人に伝える……そんな仕事がしたい」


 星を模した幾多の灯が人工の空で瞬くのを見ながら、ニュートはフィーナの質問にそう答えた。その言葉は具体性に欠けていたが、ニュートが初めてMPUを起立させた際に見た広がる視界――その景色が、彼に衝撃を与えた事は事実だった。

 それは自分の操作によって見え方が変化した風景であり、階層移動用エレベーターの窓から一方的にとは違う物だったのだから。


 ……が、事実は時として残酷な物である。


 ニュートの頭を、肩を、背中を、脚を今まで感じた事の無い強い衝撃が襲う。少し遅れて大量の土や砂が、彼と操縦装置の上に降り注ぐ。機体の安全装置が作動し、電池ユニットの主電力回路が一旦遮断された。……口の中で泥の味がする。


 ニュート達『1年X組』はMPU操縦訓練の最中、隊列を組んだ状態で腕部の操作訓練を行っていた。ヨウコが吹くホイッスルのリズムに合わせ、100機ものMPUが両腕を上げ下げするその光景は、それはそれはシュールで滑稽なものだった。

 ニュートの搭乗するMPU『77番機』は、距離を見誤った後ろの機体から鉄拳を食らい、バランスを崩して前のめりに転倒したという訳である。

 

 今の所……現実は泥臭く、夢には程遠いというのが事実のようだ。


 咳をしながら体中に被った土埃を払い、自分の体と機体の異常をチェックする。幸いニュート自身に怪我は無く、機体も特に問題は無く再起動できた。すると、ヘッドセットから、ヨウコの声が聞こえて来た。

 「ニュート077、大丈夫か! 怪我は無いか?」

 「こちら、ニュート077。パイロット、機体ともに健在です!」

 「……そうか、良かった」

 ヨウコの搭乗する『01番機』はニュートの無事を取り敢えず確認すると、彼を殴ってしまった機体に近づいて行く。

 「馬鹿者! クラスメイトの機体を殴る奴があるか!」

 「も、申し訳ありません!」

 「罰として、授業が終わるまで『走行訓練』だ。グラウンドを走ってろ!」

 懲罰を言い渡された機体は隊列から離れ、グラウンドを走り始める。


 ヨウコの機体はもう一度、倒れたままのニュート機に近寄ってきた。

 「ニュート077、本当に大丈夫か? なんなら、保健室に行っても良いぞ」

 「大丈夫です。……それに、今ので操縦のが少し分かってきました」

 「ああ、そうか……、なら良い。ただ、無理はするなよ?」

 「ニュート077、了解です」


 ヨウコはニュートの機体に手を貸して立たせた後、他の生徒達に注意を促した。

 「貴様らが操縦するMPUは、決して非力な木偶の坊では無い。使い方を誤れば、今見たように大惨事に繋がる。そろそろ、MPUの操作にも慣れてきた頃だろうが、気を引き締めて訓練にあたれ! いいな」


 授業時間も終盤に差し掛かった頃――。

 ヨウコはクラス全員が習得出来ていない『姿勢転換』の自由練習に切り替えさせた。例年通りなら、そろそろ勘の良い生徒が習得し始める頃なのだが……、今年の新入生は出来が良い方では無いらしい。

 ヨウコが操縦席から練習する生徒達の様子を流して見ていた……その時。

 「エルザ081、『姿勢転換』を習得しました!」

 エルザの搭乗する『81番機』が、まっすぐに右手を上げて宣言した。

 「よし、エルザ。挙動をチェックしてやるから、やって見せろ」

 「はい!」

 ヨウコの見極めが始まるやいなや、エルザ機はその場で右回り・左回りのターンを完璧にやってみせた。それだけでなく、左右のステップやバックステップ、最後は華麗にクルクルと3回転してダンサーの様なポーズまで決める始末だ。

 「先生、もっと見ますか?」

 「分かった、もう十分だ。MPUでダンスを踊った奴は、恐らく歴史上でお前が初めてだろうな。まぁ、実践的かどうかはさて置いて……動きは悪く無い。他の者も、エルザの挙動を参考にするように!」


 ――ここで、授業終了のベルが鳴った。

 MPU操縦訓練の授業が終わると、すぐに放課後だった。

 誰よりも早く『姿勢転換』を習得したエルザは、クラスの紅一点という事もあって一躍時の人となっていた。他の男子生徒達が、彼女の操作テクニックを聞きたがるのは当然の成り行きである。

 「なぁ、エルザ。一体どうやったんだよ。ちょっと教えてくれよ」

 彼女はウェーブがかった長い髪を右手で掻き上げ、女王様を気取る。……明らかにエルザは、この状況に酔っていた。

 「仕方ないわねぇ。じゃあ、少しだけなら教えてさしあげても良くてよ♪」

 

 エルザは教室の座席に腰かけ、MPUの操縦席に座っている感じで両腕を構えた。

 「こんなの簡単なんだから。ターンする時は、こんな風に腰をグイグイっと! どう分かった?」

 彼女を取り囲む男子生徒達は、一様に首を捻っている。

 「すまん。もう一回やってくれるか?」

 「仕方ないわねぇ。もう一回だけよ? こう、グイグイって腰を……」

 だがエルザの説明は、男子達に全く通じていない。いい加減、同じ説明の繰返しに飽きてきた彼女は椅子から立ち上がると、ミニスカートで強調された尻を突出して左右に振り、一際大きな声で怒鳴った。

 「もう、グイグイって。こうやるのよ!」

 「こうか?」

 「違う! 違う! こうよ!」

 どんどんエスカレートするエルザ達の騒ぎ声を聞きつけ、『1年X組』の教室に駆け込んできたヨウコが見た物は……、なまめかしく尻を突き出すエルザ、そして彼女のポーズを見て鼻の下を伸ばす男子生徒達だった。

 「貴様ら、神聖な学び舎の……しかも教室で何て事してんだ!」

 ヨウコの瞳で燃える怒りの炎は、今にも眼鏡のレンズを破壊し尽しそうだった。

 「いや、あの……、MPUの『姿勢転換』のコツをですね……教えてあげ……」

 「んな言い訳が、通じるわけあるかーっ!!」

 ヨウコの竹刀が、エルザ達の脳天に炸裂した。どうやらエルザの説明は、ヨウコにも通じなかったようである。


 エルザ達が教室でヨウコの御仕置を受けていた頃、ニュートは駐輪場に停めておいた自分のバイクの前にいた。今日の授業でMPUが転倒した際、確かに彼は何かコツのような物を掴みかけていた。目を閉じ、転倒時の様子を思い出してみる。


 ――背中から殴られた時、機体が前方に倒れかけた。MPUの機体を地面に激突させまいと、腕を目一杯前に突き出して支えにしようとした。

 ……その時、機体の上半身もかなりのけ反っていた気がする。どうやってそんな操作が出来たのだろう? お蔭で衝撃をまともに食らわず、舞い上がった土を被るくらいで済んだのだが。


 「ニュート君! 何してるの?」

 ニュートが目を開けて後ろを振り返ると、かなり近い距離にフィーナが立っていた。『ゲルマー修理工場』から一緒に歩いて帰ったあの日を境に、何となく彼女と駐輪場で合流して一緒に帰る事が多くなっていた。


 「ああ、今日の授業でMPUごと倒れてさ。その時の事を思い出してたんだ」

 「MPUって……、パイロット養成コースの人達が乗ってるあのロボット?」

 「そう、それそれ。……で倒れちゃってさ。土は被るし、参ったよ」

 ヨウコから『ロボットと呼ぶな』と言われていたが、『ロボット』でフィーナが理解出来るのであれば良いか……と、ニュートは特に指摘しなかった。

 「大丈夫? 怪我とか無かった? どこか痛い所無い?」

 「ああ、大丈夫だよ。それに、そんな重症だったら今頃ここにいられないよ」

 一瞬心配そうな表情を見せたフィーナの顔が、ニュートの返事を聞いてパッと明るくなる。そして、コロコロと鈴の様な声で笑うのだ。

 ニュートも釣られて軽く笑うが、徐々に声を下げて彼女に質問した。


 「フィーナさんは、僕と一緒にいて何か迷惑になってない?」

 フィーナは、急な質問にきょとんとしながら答える。

 「別に迷惑なんかなってないよ。むしろ、ちょっと、頼りにしてるか……な」

 フィーナは言ってる途中で恥ずかしくなってきたらしく、途中でニュートから視線を外し、両手を擦り合わせるようにしてモジモジしていた。でもすぐに、照れ隠しの返事を見つけて補足する。

 「あ、あの、あれよ。スクーターとか壊れても、すぐ直してくれるから!」

 「まぁ、そういう事にしとこうか」

 少し良い気分になったニュートは、鼻歌交じりでバイクにキーを刺す。

 その時、フィーナが低めの声で逆に聞いてきた。


 「ニュート君、もしかして誰かに何か言われたの?」

 「いやその……、言われたというか……何というか」

 まさか、ゲル爺から『縁を切れ』と言われたなどと白状出来るわけがない。フィーナから視線を外すのは、今度はニュートの番であった。

 「前に言ったわよね。私に嘘言わないでって」

 フィーナの眼力に、やはりニュートは勝てなかった。彼は仕方なく、『ゲル爺』の名前を出さないようにしつつ、『ニュートとフィーナでは住む世界が違い過ぎる。今のうちに関係を絶つ方が良い』……そう助言された事を明かした。


 「そんな事を言われたんだ」

 「ははは、まぁ……ね」

 乾いた笑いを浮かべながら返答するニュートに、フィーナが追い打ちをかける。

 「それで、ニュート君は……どうしたいのかな? もう、私と会いたくない?」

 「いや、そんな事ないって。せっかく、友達になれたんだし」

 ニュートは、右手を過剰なまでに振り回しながら否定した。

 「じゃあ、気にする事ないよ。ニュート君は、ニュート君で……私は、私だもの。父が議員だとかそんな事で、私の人生を決められたく無いわ。特に、何処の誰だか知らないにはね」


 やや薄暗くなった灯の光を浴びて、フィーナの頬のラインが際立つ。

 ニュートは今更ながら、フィーナが大切な人である事を実感した。時折見せる彼女の強い一面に惹かれている事も。

 「そろそろ帰らないと、ゲルマーさんがまた怒っちゃうよ」

 「あ、いけね。遅刻だ!」

 こうしてニュートとフィーナは、今日もまた一緒に下校するのだった。

 

 ――アストロナイズ市 商工業区 某所

 空き倉庫の一角では、なおも『ハンマーヘッド爆発事故』の残骸調査が行われていた。数万点という残骸が回収されたものの、爆発事故の真相に辿り着けそうな有力な証拠品は、それほど数多くある訳ではない。

 宇宙空間には、地上のように大気や地面との摩擦等が無い。そのため、爆発で飛び散った破片は減速する事無く、理論上どこまでも吹き飛ばされてしまう。宇宙での残骸回収は、想像よりも遥かに困難な作業なのだ。回収作業員の努力と忍耐には、恐れ入るばかりである。

 今回は資源採掘船ハンマーヘッドが、資源小惑星レーナルト付近に停泊していたため、回収された残骸は小惑星の表面に突き刺ささっていた物が殆どであった。


 オルダーは、縦横50cmほどの歪んだ金属板に注目していた。

 爆発の際に千切れた鋼鉄板か何かのようだが、問題はその中央部に別の黒い破片が食い込んでいる事だった。金属板本体は他の残骸でも似たような素材の物が沢山見つかっているので、恐らくは採掘船を構成する構造材なのだろう。だが、食い込んでいるこの黒い破片は……、これも船を構成していた部品なのだろうか。


 オルダーによって『食い込み板』と名付けられた残骸は、詳しい分析に回される事となった。

 ブルーシートの上に座り込んでいたオルダーは、立ち上がって腰を伸ばす。彼の周りだけでも数千点の残骸が並べられていたが、大部分は爆発の衝撃で歪み千切れたものばかりであり、調査にすぐ役立ちそうな物は意外と少なかった。


 結局、期待されていたブラックボックスは、今回の残骸の中には含まれていなかった。今後は、原因究明に有力と判断された数点の証拠品について、詳細な解析を進める事となった。


 ――公共安全部 公安課 事務所

 「課長、これを見てもらえますか?」

 「どうした、アイダ。何か見つかったか?」

 白衣姿の科学者然とした女性課員――アイダが、クローラ課長のデスクに1枚の写真を持って来た。それは、残骸回収を行った採掘船団によって撮影された、数千点に及ぶ事故現場写真の中の1枚であった。


 写真には、資源小惑星レーナルト表面の様子が写っている。様々なタイプのMPUが総出で残骸を回収しており、中にはMPUの身長を超える破片も確認できる。月へ持ち込まれた残骸には、これほど巨大な物は無い。多分、時間的制約と物理的限界で回収を断念したという事なのだろう。


 「この隅の所に映っているMPUですが……良く見て下さい」

 アイダに言われるまま、写真の一部に映った機体に注目する。色は黒褐色だが、小惑星表面からの照り返しもあって機体形状は判別できる。右手には、何かの道具のような物を持っている事が確認できる。


 「これが、どうかしたのか?」

 「この右手に持っている物……銃火器に見えませんか?」

 クローラ課長は改めて写真を凝視する。確かに、言われてみれば銃に見える気もする。しかし、この写真1枚だけでは、銃火器と判断するには証拠として不十分だ。

 課長の反応を先読みしていたアイダは、さらにもう1枚の写真を出す。それは、問題のMPUのみを拡大した写真だった。多少ピントはボケているものの、機体の形状はより明確になった。

 「機体形状の照合結果から、アストロナイズ・プローブスで作られた機体ではない事を確認しました。それから、胸の部分には……何か番号が書かれてます」

 「709……と読めそうだな。この『709番機』が何処の所属か……オルダーに調べさせろ。こういう探し物は、彼が得意そうだ」

 アイダは軽くうなづき、すぐにオルダーと連絡を取った。

 

 ――ゲルマー修理工場

 すっかり灯も落ちたアストロナイズ市。

 ゲル爺とニュートは店を閉めた後、いつも通り『得体のしれない缶詰肉のスープ』で食事を摂っていた。

 ニュートはMPU操縦訓練の実技講習テキストを流し読みしながら、スプーンを口に運んでいる。その様子を見かねたゲル爺がテキストを取り上げた。

 「教科書とはいえ、本を読みながらの食事は感心せんな。食うか読むか、どっちかにしろ。……というか、スープが冷めるから先に食っちまえ」

 ニュートは温くなったスープをガツガツと搔き込み、ゲル爺の手からテキストを奪い返す。

 「ニュート、お前がそんなに勉強するなんて珍しいな。学校で何かあったか?」

 「ゲル爺に言っても、どうせ分かんないだろ」

 「さて、それはどうかの? 察するに、『姿勢転換』が上手く習得出来ないって所か。そのうえ、クラスの中で先に習得した奴がいる……とか」

 ゲル爺の指摘は、図星であった

 「……なんで分かったの?」

 あまりの的中ぶりに、ページをめくるニュートの手が震える。

 「あのな、ニュート。お前さんと一緒に仕事するようになって、どれ程になる? お前の考えなんぞ、顔見ただけ分かる。どれ、ちょっと見せて見ろ」

 

 ゲル爺は、ニュートから手渡されたテキストをパラパラと流し読みする。さらに、テキストの巻末付録として三つ折りで綴じられていたMPU基本回路図を開いた。

 「ニュート、この回路図によると……操縦レバーやペダル以外に、なぜかシートにも電源や信号ラインが繋がっとるな」

 「あ、ホントだ!」

 「これがどういう意味か……ここまで言えば分かるだろ?」

 「そうか、シートも操縦装置の1つなんだ!」

 「そう、正解だ。この配線からすると、椅子に圧力感知センサーが設置されてるようじゃな。つまり、パイロットが体を傾けるだけで、機体が動く仕掛けという訳だ。タネが分かってしまえば、大した手品では無い」


 ニュートは、今日の授業で転倒した時の事を思い出してみた。

 転倒する瞬間、ニュートは衝撃から逃れようとシートに背中を押し付けていた。その結果、操縦席のシートが圧力感知し、機体の上半身も大きくのけ反ったのだ。


 「……そうか、そういう事だったのか!」

 「まぁ、あとは慣れろって感じか。たぶん、この教科書を書いた人間も、この項目は書きにくかっただろ。重心移動なんて、かなり個人差があるからな。……教える先生も大変だ。こんな教科書をベースにしなきゃいかんとは」

 

 ニュートは、ゲル爺の話を聞きながらMPU基本回路図をマーカーペンで塗りつつ、ヨウコの顔を思い出して少し笑った。


 「それはそうと……フィーナさんとは、どうなった?」

 唐突なゲル爺の質問に、ニュートの手が止まった……が、彼は返事を既に用意していた。

 「フィーナの事は、ゲル爺に関係ないだろ。僕には、僕の考えがあるんだから」

 「そうか……、お前に覚悟があるなら、それはそれで良いだろう」

 ゲル爺はそれ以上何も言わなかったが、内心嬉しかった。

 ――ニュートが彼自身の意思を示し、自分の助言に従わなかった事を。


 一夜明けた翌日、MPU操縦訓練の授業にて、ニュートはそつなく『姿勢転換』を披露して見せた。そのコツはニュートの口からクラスメイト達に伝えられ、ほどなくして『1年X組』の全員がヨウコの見極めに合格した。

 

 ――APH-066 オープンヘッド 

 アストロナイズ社傘下のMPU製造会社『アストロナイズ・プローブス』が、初等訓練用機として開発・販売しているハーフサイズ(5m級)のMPUである。

 機体設計には徹底したコストカット思想が導入されており、製品名からも分かるように機体の頭部や気密ハッチまでが大幅に省略されている。搭乗したパイロットが肉眼で外界を確認出来る事からも、操縦席の風通しの良さが想像できるだろう。


 『MPUパイロット養成コース』に編入された人間は、必ずこの機体でMPUを体に叩き込まれるのである――。


 もちろん、ニュート達も例外ではない。

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