06/16/02:00――シュリ・妖魔の海
コウノの話し方は面白いと、私、シュリ・エレア・フォウジィールは思う。なんていうかつらつらと、たまにはぐさりと突き刺さるようなことも口にするが、いずれも理解できる範囲なのだ。よくよく聞いていれば、まるで私の知識に合わせたような話し方にも聞こえるが、しかし、私が知らないことも含まれる。裏を読めば、いずれ知ることなんだろう――なんて意図がそこにありそうで、私はそこで考えるのを止めた。
嵐を抜けたあとには凪ぎがある。今、私たちはその中にいた。返しの風が吹くまでの、たぶん長く見積もっても一時間ほど――三時間は続いた嵐だから、強い返しが吹くような気もするが、凪ぎの時間もそこそこ長いだろう。
私たちは甲板に出て、空を見上げていた。星空は大陸よりも、海の方が映える――。
「嵐に程度の基準はないのか?」
「ないよ。大きいか、小さいか、無事か、そうじゃないか、そのくらい。ただ船乗りとしての感覚はある。今回のは、そこそこ。大型の運送用船舶でも、レッドアラート鳴らして警戒はするでしょうね」
「良い体験をした。エイクネスとやり合った時よりも、足場が安定しない」
「風龍エイクネス、四番目だね。私は知らないけど」
「気まぐれなやつだ。――この際だ、一つ、聞いてみたいことがある」
「え、なに?」
珍しい、と口にするほど関係は深くない。だが、明確に質問であることを前提とした問いかけというのは、なんだか身が締まるような想いだ。
「――今後の海を、どう見ている?」
「……うん。懸念は、してる」
私ではなくとも船乗りならば、きっと、その可能性を考えている。
それは。
「海が戦場になりうる可能性――でしょ」
「そういうことだ」
闇夜に灯るのは、煙草に入れる火だ。
「今はまだ良い。せいぜい開発段階だ。お前たち船乗りと、海賊くらいなものだろう。人を相手に、そして妖魔を相手に、今もこうして海に出る。だがいつか、それは近い将来、出現するだろう。大規模な魔術船舶、あるいは兵器を乗せた――戦艦。連中の目的? 海に棲む妖魔の討伐、群れを成した海賊の壊滅、そして」
「――他の大陸への〝侵略〟」
「海は開かれた。やがて、海は道になる。ここに国境線はない、それが作られるまでには至っていないのが現実だ。けれど、曖昧な海図だとて次第に精度を上げる。陸地がそうであるように、海が戦略の要になる可能性は、そう遠くはないはずだ。だったら?」
そう、であるのならば。
「そうなった時に、船乗りはどの立ち位置になる? いや――違うか」
「ん。あからさまに言ってしまえば、そう」
極論になるのかもしれないけど。
「誰の敵になるのか――でしょ」
言われなくても、考えざるを得ないのだ、これは。
「お前たち船乗りは海を好きでいる。そこが原点だ。海を戦場にしたくはないだろうが、それでも否応なく巻き込まれれば、安全な道を歩きたくもなる。ただ――誰かではなく、お前はどうなんだろうと思ってな」
「私かあ……」
海の体現者の一部を貰って、海が好きで――今の海を好んでいる私が、そのままでいてくれと願うのは、現状維持なんて目標を抱くような、ともすれば退廃的とも思えるものになるのだろうか。
けれど、まあ。
「私は――」
「お?」
「ああ、待って、大丈夫だから」
「こんなことで動揺はしねえよ。――
――うん。いたから、きた。遊ぶ?
「いや、俺はやらねえよ。ここらが縄張りになってんのか」
――そう。仲間、いっぱい。楽しい。
「へえ、あんたは話せるんだ」
「当たり前だろ。少し考えりゃ、こっちから妖魔に歩み寄る方法なんてすぐ見つかる。視野狭窄に陥った馬鹿と一緒にするな」
「え? あんたの娘や奥さんも同じだったけど?」
「だから、そいつらが視野狭窄に陥った馬鹿だと言ったんだ」
うわ、こいつ容赦ねえ。
「っていうか、どしたの? 久しぶりだけどさ」
――ひさし、ぶり? そうかな? そうかも。
かつてとは違って、彼は波を立てずに出現する。物理的な肉体を持たない妖魔は、具現させるか否かを操作できる。それが上手ければ上手いほど、高位の存在なのだが、おそらく彼が覚えた〝気遣い〟なのだろう。いくつかの触手が黒い海に浮き、ふよふよと存在を誇張するように、海の上で揺れていた。
――げんき?
「え、ああ、うん、元気よ」
――なんか、王様、楽しそう。ありがと?
「あー、文句はあるけど、まあそれならそれで、いいんだけどね――」
そう、いいんだけど。
「たくさんいるね」
――うん、仲間、たくさん。手を出す、駄目。出てもいい?
「いいよ、おいで。手を出すのは駄目だかんね」
――わかった。知ってる。手を出す、駄目。王様の欠片、ともだち?
「はいはい、そうね、友達かもね」
「今日は俺みたいな馬鹿もいるから、尚更手を出さない方がいい」
――うん、怖い人。みんな仲間、手を出さない。挨拶する。
「おう、そりゃ楽しみだ」
小さく笑えば、海の底から無数の、存在密度をまとった妖魔が浮いてくる。空に浮くものもあれば、海を漂うものもおり、その数はざっと――。
「なんだ、二百には届かない程度か」
「なんでそんな、あっさりと……」
「陸地でもこのくらいのことは、よく――……よく、はないが、あるにはある。仮に全員が敵意を持っていたところで、俺一人で充分だ。ま、面倒だからやらないけどな」
妖魔を、敵ではなく、ただ妖魔であると認めて受け入れる。そういう人間は珍しい。私にしたって、それこそ、センセイに続けて二人目だ。
「私とは違って、よほどの修羅場を潜ってるって感じ」
「そうか? まあ確かに、お前の場合は面倒だからっていう理由が強いんだろうが、俺にとっては対処できることへの余裕も含まれる。もちろん、経験しているってのが一番の理由だ。驚きがないのは、そこらに所以するものだな」
「私だって、レヴィアに逢う前だったら驚いてたし、怖かったんだろうとは思うけどね。なんていうのかな――私にとって彼らは、そう、同じ海の上で暮らす住人みたいな感じが強いから。敵意があれば別だけど」
そう。
「友達かも」
――うん! 楽しいね!
「そうだな、仲間がいりゃ楽しいか。そういうことだろう?」
「いや……まあ」
そうなのだろう。
私はきっと、彼らを裏切れない。――だから。
「大前提、私はきっと海を戦場にする連中を嫌う。あるいは、全て敵にしてしまうかもしれない。その上で、私は――妖魔の仲間なんだろうね。彼らのために骨を折るのか、それを理由にするのか、今はまだわからない。けれど、現状を好んでいるのは確か」
「だが、わかっているだろうが、人と妖魔の共生はできない。何故ならば、天敵という構図は古今東西、不変の法則だからだ。本質的にそこは固定される――お前や、あるいは俺のような人種を除けばな」
私はレヴィアと契約を結んだから。けれど、だったらコウノは? その化け物じみた風格がその理由?
「俺の場合は――そもそも、敵視する意味を持たない、だ。同時にそれは、仲間意識を持たないことでもある。中立と言えばおかしな言い回しにはなるが、まあ、人も妖魔も同じだと捉えるのと似たようなものか。理由は――俺の存在が、そもそも両方にとって天敵になりうる、否、なりえたから、だろうな」
なるほど。
「つまり、あんたの方がよっぽど、妖魔なんかより天敵に近しいってわけか」
「近しかった、と言えば正解だ。そうなる前に俺は今の俺になった。今はぎりぎり人間のままだ」
騒ぐだけ騒いで、妖魔たちは各各が挨拶をして去っていく。それに対しては何もせず、好きにさせておいた。それが一番である。
「――そういえば、オトガイのマエザキと遊んだのはお前だろ」
「え、誰それ。というか、オトガイで名前知ってるの、ほとんどいないんだけど」
「創造系列に傾倒した竜族の野郎だが」
「トカゲ?」
「お前、トカゲってな、本人の前では言うなよ。怒りを買うぜ」
「ふうん、覚えてたら気を付ける」
覚えていたら、だけど。そういうとこあんまり気にしないからなあ。
「というか、言ってたかも……? よく覚えてないけど」
「あいつプライド高いんだけどな。つーか逢ってんだろ」
はて。
いつ逢ったのだろうか。
「遊んだってのは、やり合ったってこと?」
「本当に覚えてねえのか……」
「んー、うー……あ? あれか? カイドウといちゃいちゃしたことしか覚えてないけど、船の改装中に何かあったような、気が……しなくもない、かな」
「お前ね」
「トカゲって活造りしか覚えてないんだもん。あ、それはコノミか……」
「美味いぜ」
「マジで!? あーくそ、やっぱり尻尾でも切っておくんだった……あー思い出したあのクソ野郎! 次逢ったら尻尾くれって言っといて。面倒なことさせやがってー、あんにゃろ」
「戦闘が面倒か」
「カイドウの口車に乗せられてさあ、仕方なく私が相手したんだよね」
「結構、落ち込んでたんだけどな」
「ふうん? 何もさせなかったような気がするけど、そんなもんかあ」
「ま、再戦の機会はあるだろ」
「それは面倒だからいらない。次は殺すかもって言っといてよ」
「尻尾を食うんじゃなかったのか」
「そこはそれ、これはこれ。というか、コノミは私とあんたが似てるとか言ってたけど、そう思う?」
「へえ――」
コウノは、私の言葉に対して面白そうに瞳を細めた。
「実際にお前はどうだ?」
「あの子って馬鹿じゃないの? 態度とかがそっくり。顔はイザミの方が似てるけど」
「お前な……まあ実際、受け流し方は似てるから、そういう勘違いもしそうなものだ。いずれにせよ、結果として相手にはしない」
「そうだけど。っていうか、あんたは相手にするでしょ?」
「応じられれば、あしらうくらいのことはするさ。違うって部分も、コノミにはわかっただろう?」
「だろうけどねー」
「しかし、カイドウか。ガキの頃の印象が強いな、あいつは。お前にとってはどういう相手なんだ?」
「どうって……なんだろ」
「同業者だよな?」
「そう。下積み時代に、同じ船に乗っててさ――」
昔の話だから、やや恥ずかしさもあるのだけれど、凪いでいる海に影響されてか、それとも夜の海に感化されてか、まあいいか――なんて思って、私はそれを口にする。
「時期がどれほどズレてたのかは知らないけど、最初はカイドウが先輩でさ。要領は私の方が良かったから、すぐに一緒に仕事をするようになったんだけど……海に臨むカイドウは、なんていうのかな――」
暇な時は、誰だって海を眺める。暇というよりも、海というものを一つでも多く知ろうと、そう思っての行動なのだろう。そこには真剣さがあって、あるいは夢中になっていて、けれど。
「――怖がってたんだよね」
「船乗りになろうと、下積みをする野郎が、怖いならそんなことをするな――と、多くの人間はそう言うんだろうな」
「あんたはそうじゃない?」
「俺の話じゃない、お前の話だろう」
そうだけど。
「憧れでも、楽しさでもなくて、怖さを感じてた。当時は下積みも結構な人数がいたし、船長は腕があったから、難破したとかそういうともなかったんだけど」
だからこそ、恐怖が薄れてもおかしくはないのに、カイドウは。
いや。
「ああ――この人は、私と同じように怖さをきちんと感じられている。海が怖いと認めている。認めた上でここにいる。知っていて、あるいはそれを求めようとしているんじゃないかって、一方的な親近感を抱いたのが、最初だったかな」
「一方的か?」
「だから確かめようと思って、一戦交えた。私も私で、なんていうかなー、気に入らないこともあったし。ほら、名前があれだし」
「海の道――か」
「まあ……それは言い訳だったんだけどね。らしくもなく、私が」
そう、あの時は、たぶん。
「他人に期待なんてものを、しちゃったんだよね」
「だから試したのか」
「挑みは、しなかったよ」
決して上から目線で説教をするつもりはなかったし、勝てるなんて確信もなかった。
「だって、陸の上だとあからさまに安心してるんだもん。――と、まあ、そこに気付いたのはもうちょっと後のことで、だからこそ必ず陸に戻る人なんだと、私は受け入れたんだけど」
受け入れた? ――何を、馬鹿なことを。
それに気付いた瞬間、シュリ・エレア・フォウジィールは、ただそれだけのことで、カイドウ・リエールに負けたのだ。
敗北を痛感した。
そうだ、カイドウは陸に戻る。海が好きだからこそ、戻るまでを楽しめる。
――当時の私とは、違って。
「どうだったんだ?」
「まあ……私から見れば、互角だったのかなあ。怪我の具合は、カイドウの方が酷かったけど、正直に言って勝った気はまったくしない」
そのあとの敗北の印象が強いのもあるけれど。
「どこまでやった」
「全部見せた。センセイ以外で小太刀を二本抜いたのは、まだカイドウだけ。あの子、律儀っていうか……真正面から対応してくれるから、出さざるを得なかったというか」
そう、私は見せたのだ。殺そうとも、倒そうとも思っていなかった。
見てくれと叫んで、カイドウはそれに応えてくれた。その上、あっちも見せてくれるものだから、もう最高と呼べるような楽しさがあった。
「なんていうか……敵わないよなあ、カイドウには。うん、そんな感じ」
「……なるほどな。それを、カイドウに教えてやれよ」
「え、なんで。いやだ」
「そんなだから、あいつは二の脚を踏むんだよ。お前がそうであるように、自分もあっさりと飽きて捨てられるんじゃないかってな」
「む――」
なんだそれは、心外な。そんなことないのに。
「それとこれとが一緒だとはおもわない」
「ふくれっ面を見せられても、俺はどうも対応できねえよ。ただまあ……ん、そういえばお前、最初に海へ出た連中を知ってるか?」
「最初? あー、うちの船長……じゃない、下積み時代の船長か。あの野郎がそうだと言ってたことはあったけど」
「ゴトウか」
「知ってるの?」
「直接は知らない。ただ、海が開かれて一年は犠牲の時期だ。右も左もわからないまま、想定した上でそれを外される海の中、乗組員十一人中、最初に陸地へたどり着けたのは七人。俺はこの結果を〝多い〟と見た」
「そりゃ……そうだろうけど。当時は木造の、帆船だって聞いてたけど?」
「そうだ。浸水の心配は一切なかったな、それだけの情報は得て造られた」
「ふうん。でも、どうしてあの人らが最初なわけ?」
「何故? そりゃお前、海が開かれる五年も前から造船技術を手にして、密かに作ってた馬鹿どもが、連中しかいなかったからだ」
「え、いたでしょ」
「いねえよ。そもそも――当時はお前も知ってるんだろうが、そもそもだ、海が開かれるって言葉自体が、もう既にあやしかった時期だ。開かれたらどうなるかすら、わからない時期に、どうやって船なんか作れると思ってるんだ?」
「――……そう言われれば、確かに」
だってあの頃の海は、微動だにしなかった。陸地と海の境界線は、湖よりもわかりにくくて、だからこそ、その異質さがわかりやすくて、白と黒との狭間のようにも感じていたっけ。
「大前提、開いた海を〝知って〟いる馬鹿がいなけりゃ、話にならん。……それが俺のお袋で、実際にその製造途中の船をカイドウも見てる」
それが影響したんだろう、なんて、この人は簡単に笑って言った。
「――西北西、風速二メートル強。返しだ」
「おっと」
立ち上がった私は、帆の下部を畳む。あまり強い風だと破れるし、船自体が安定しなくなるのだが――おや?
「あれ、なんでそんな詳しくわかるの?」
「外れてたか?」
「いや……私の考えと同じだけど」
「ならいいだろ」
コウノの言葉をそのまま受け止めるのならば、海は二度目のはず。一体、どういう思考能力をしているんだろう、こいつは。
「そうだ――話の対価ってわけじゃないが、一つだけ話しておいてやろう」
「なに?」
「一ヶ月以内に、一度だけ、海が〝荒れる〟ことになる。気を付けておけ」
「ふうん――」
吹きだした風を受けながら、船は進む。結局、私もコウノも、お互いに名前を呼ぶことは、一度もなかった。最初にきちんと名乗り合ったのに、まあ、妙なこともあるものだ。
余談である。
到着したのは
「って――コウノさん!」
「よお、久しぶりだな、カイドウ。……ま、元気そうで何よりだと、言っておこう。それとリンドウも」
「やあ、コウノ」
どうやら、知り合いらしい。
「へえ? ――そうか、おめでとうでいいかな?」
「おう」
「なるほどねえ。僕としては、カイドウが面倒なのに〝目を付けられた〟ようだし、そのことは三日くらい話したけれど」
「なんだ、帰省してたのか」
「まあな。そっちはシュリの船で、かよ……。――で? おいシュリ、なに睨んでんだ、おい」
気に食わないからだ。
というか。
「ねえカイドウ」
「なんだよ」
「私の愛し方って、変?」
「……――はあ!? いきなり何言ってんだお前は!」
「だって、通じてないのかなーって思って」
「知るか! ああクソっ、察せよ! もうちょい察してくれ! これは俺の父親なんだよ肉親なんだクソッタレ! 二人の時に聞いてくれ!」
「あははは、面白い子だね」
「え、カイドウのおやっさん?」
「ああクソ――いい、もういい、俺出る。じゃあな父さん」
「ああ、うん、また帰っておいで」
「諒解だ」
「――待てカイドウ、俺を乗せろ。料金は支払うから、一番目に向かってくれ」
「へ? そりゃ……構わないけど、今戻ったところだろ、コウノさん」
「構わない。リンドウが心配していろいろと聞き出しただろうが――俺は俺で、たまにはお前と話したいからな。今のお前は一人前だ、酒くらい飲めるだろ?」
「はは、諒解だ」
ぬう。なんだこの野郎、返事もせずに逃げようとして。
「まあいいや。私は二日ばかり寄港するけど……カイドウのおやっさん? ちょっと話でもしよっか?」
「うん、そうだね。そうしようか」
まあ――それでいいか。
どうせ。
いや、確実にまた、カイドウと逢うことはできるから。
今の私も、そしてカイドウはいつだって、必ず、陸地に戻ってくるのだから。
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