--/--/--:--――円つみれ・イギリスまでの海路
挨拶も早早に。
鈴ノ宮に三人揃って赴くというのは初めてだが、そわそわと落ち着きのないつみれとミルエナを見ながら、遠足前の小学生かという言葉を飲み込んだ白井は、呆れた吐息すら落とさずに天を仰ぐ。快晴で、この土地にはよくある北西の風が吹き込んでいる。それなりに暖かい服装をしているし、カートで引っ張っている荷物は着替えなどの準備であり、もちろん引くのは白井の役目だ。
まだ二人には話していないが、白井が楽園へ足を踏み込むのはこれで二度目になる。そもそも、魔術師の最高峰――名前だけですら聞くことが少なく、聞いたところで想像もつかない、正体を知っているのは境界を越えた人間だけであり、更に言えば直接姿を見たことがあるのは、それら人間の中の一握りともなれば、実際問題として、白井がそれを既に行っていること自体が一つの奇跡だろう。それをわざわざ話そうとも思わないし、それは二人を巻き込む選択にもなる。
であれば、問われれば大抵のことは返答する白井だとて、言いたくはないと拒絶する言葉を使うこともあろう。もっとも、その問いは未だに言われてはいないが。
その点に関しては、甘いと思う。白井という存在が得ている情報を今まで知らなかったつみれも、知らずに最初接触を試みたミルエナも同様だ。
では――どうして、円つみれに対して、ミルエナを探ろうとする協力を求めたのかと問われれば、ミルエナに対してそれほど脅威を持っておらず、またミルエナ本人の情報も得手いなかったからだ。同時にそれは、つみれ動きを知りたかったのであり、言ってしまえば警戒レベルは、ミルエナもつみれも、白井にとっては同レベルだった。
都合よく利用していた? ――そう見えるのならば、あるいはそうだと答えるしかない。それでも、まさかここまで至るとは思っていなかった。奇跡的だった白井とは違い、おそらくこれは正当なる順序だろう。
――だが。
なんだろう、どうも今までの経緯を振り返るに、都合が良すぎやしないかと、そんな疑念を抱いてしまったのは、果たして悪いことになるのか。
実際、兎仔の疑念もこの辺りから派生したもののはずだ。昨日に話した内容では一切触れてはいなかったが、最後に投げられた一瞥に、そんな意図が込められていたように思う。
お前はそれでいいのかと。
良いか悪いかで言えば、白井は良いと答えるだろう。つみれの好きなように使われているとはいえ、そこには否定的ではない。ただ、そうであるからといって、考えることまで放棄しないのは、白井がもう殺人装置ではないからだ。
ただ――白井は、引っかかりがあった。
楽園へ行くと聞かされた時、ふいに思い出したのだ。自分は楽園の王に逢ったことがあると。
それは偽りではない、現実だ。仔細に亘っての記憶がある。けれど、思い出したということは忘れていたことと同義で、つまり白井はその時点まで、気付けずにいたのだ。
忘却を意識できた。更にそこへも疑念は重なる。
――なにかを忘れている。
そんな不確かでかつ、確信にも似た矛盾を孕む感覚があった。間違いなく白井は何かを忘れてしまっている。そして、それはひどく重要なことだったはずだ。それを気付かずにいる――意識できないでいる。
何故? 誰が、どうして?
わからない。そうとも、そんなことはわからない。ただやはり、異質な状況であることは認識できる。過去を振り返れば、余計にそう思えた。
ここから先に解決手段があればいいのだが、と思考の隅に疑念を追いやりながらも、屋敷の裏手にある飛行場、その更に奥にある港にいけば、既にそこに、軍艦は鎮座していた。
「うっわ! すげー! 実物大だ! 北上だ! ひゃっほう!」
「うむ……さすがだな。いや、さすがとしか言いようがない」
なんだその語彙の少ない感想はと思いながら、整備をしていた顔なじみに軽く片手を挙げてから、カートを持ったまま白井が一足先にひょいと飛び乗ると、詰まらなそうに魚雷管を蹴り飛ばした。
それなりに大きな音がする。既に熱の入った巡洋艦はややうるさいと感じるが、その中でも音が拾えるくらいである。
「ちょっ! ミュウちょっ! それ!」
ぎくりと身動きを止めた、飛び乗る前のつみれは両手を小さく前に出して顔を引いている。その程度では、魚雷が爆破しても守れない。
白井が二つ目の魚雷を蹴った辺りで、おうと言いながらジェイル・キーアが近づいてきた。
「はははっ、貴様もそれをやるか」
「基本だ」
「蹴って確認は海賊の流儀だが、魚雷は四十門中、十門しか搭載していない。――きたか円、ミルエナ。とっとと乗れ」
「あ、うん」
「うむ……十門か。確か、四連魚雷が全部で四十だったはずだ。四分の一か……」
「うわ! 回天搭載前だやっぱり! 単装砲はどうなってんすか!」
「武装は最低限、十五センチ単装砲も弾は――六発だな。何事もないことを祈れ。俺は基本的に指揮所か作戦室にいる、問題があるようなら先に言え。内部の案内は必要か?」
「自分で見て回るっス!」
「結構だ、部屋も好きに決めて、あとで俺に教えてくれ」
「イエス、サー! いやっほう! 全長一六〇メートルくらいだっけ? やっぱでかい!」
「……ミルエナ」
「うむ、なんだ、浮ついてなどいないとも。私は冷静だミュウ、早く海に出ないものか」
「ミルエナ、荷物を預かってくれ。俺は俺でやることがある、部屋の位置はあとで俺にも教えてくれ」
「うむ、うむ、わかったとも。北上かあ、実物を見ると悪くはないな! 随伴艦はないのか? さすがに作戦行動ではないしな……」
楽しんでいるようで何よりだと思いつつ、白井は荷物をミルエナに押し付けてから、作戦室に消えたジェイルのあとを追うようにして内部へ。
「――なんだサミュ、そっちはいいのか」
「女連中に任せた。俺の装備は?」
「お前ね、こんなところまできて仕事か……」
「呆れたような顔をするな。ないなら持ってきてくれ、仕事があった方が、テンション高い女連中の相手をしなくて済む」
「それが本音か。ったく、しょうがねえ野郎だな。装備はある、前部マストに陣取れ」
「ああ……それで、何人だ?」
「うちから四名、内一人は機関部専門だ」
「七人か……」
「聞いてねえのか。サギが乗る」
「ん、――ああ、そうか」
問いを投げるのも、この場合は必要か。これもまた都合がいい――。
「渡りに船なのはこの場合、俺の方か……」
「どうかしたのか」
「都合が良い時、キーア殿ならどうする?」
「冗談じゃねえと笑い飛ばしたあと、地下に潜って総ざらいだ」
「だろうな……物事が調子よく進む時ほど怖いものもない。――鷺城がきた」
「おう」
外を見て姿を確認したジェイルは、艦内通信のスイッチを入れた。
「出航する! 各自、多少の長旅にはなるが途中下車はない! 楽しんで行くぞてめえら!」
おう、と小さい声がどこからともなく上がる。僅かな振動と共に動きだしたのを感じると、白井の耳にはつみれの叫びに似た嬉しい悲鳴が届く。
「まったく……」
「楽しそうだな。操縦はほぼ自動だ、俺が見る」
「夜間警備はどうするつもりだ」
「手伝う気はあるか?」
「ああ、慣れてる」
「どうせ数日はかかる、海賊にだけ気をつけろ。ほかは問題ない」
背後を指したので移動すれば、いくつかのケースが置いてあり、その中からいつものケースを取ると、すぐに組み立てた白井は、弾丸はどこだと問い、あとで届けるとの返答があったため、甲板に出た。
陸地からはそう離れていなくとも、ここが海であることを実感すれば、嗅ぎ慣れた潮風が感じられる。心地よさと不快感が入り交じり、肌寒さと共に他人の声を耳にすれば、海賊だったことが遠い過去のようにも思える。
「ミュウ! 駆逐艦とは違った趣があるっていうか、芽衣さんと一緒に出た時はいろいろあってちゃんと周囲を見てなかったっていうか!」
「……そうだな。重雷装軽巡洋艦は珍しいし、レプリカそのものも金がかかる。存分に楽しんでおけ」
「もちろん! 機関室覗きたいんだけど、できるかな!」
「作戦室に総責任者のキーア殿がいる、そちらに聞いてみろ。それと甲板掃除はミルエナに任せるよう、忘れずに言っておけ」
「らーじゃ!」
さすがにあのテンションに付き合ったら疲れるだけだ。どんな艦だろうと白井にとっては似たようなもので、そんな生活をしていたせいか、今でもそれほど実感はない。ひょいひょいと前部マストの上まで登って陣取れば、随分と高い位置から周囲が見渡せた。
高い位置からの眺めは、久しぶりだ。白井は大抵、前部甲板での夜間警備が主で、兄や姉がこちらを陣取った。上がる時はいつも交戦時の狙撃位置の確保だ。
――さて、どうしたものか。
足元に狙撃銃を置いた白井は、肩肘を乗せるようにして支柱に寄り掛かって海を仰ぐ。進んでいる感覚がどうであれ、やはり広い海は心地よい。
「――心臓に悪い」
ふわりと、隣に出現した鷺城鷺花に対する言葉は文字通りの意味合いで、防寒用ではないのだろう、黒色のコートを肩にかけた鷺花は、大して気にした様子もなく白井の狙撃銃を拾った。
胸の下、腰付近にベルトがついているが、閉じていない。おそらく戦闘用の外套なのだろう。それが似合っているとも思うが――荒事がくることを予見しているようにも思えて、吐息を足元に落とす。
「へえ、ちゃんと整備してあるじゃない」
「わかるのか」
「専門にはしていないけれど、大抵は使ったことがあるのよ。――ああ、下でミルエナもつみれも騒がしいから逃げてきただけ。走り回っちゃって、子供じゃないんだから」
「俺に愚痴を言うな。鷺城、都合が良いと感じた時に、お前ならどうする」
「ふうん? 私なら都合の悪い流れがどんなものかを思考した上で、現状を判断するけれどね。ただまあ、都合そのものを視野に入れることは少ない」
「何故だ?」
「良かろうと悪かろうと、過去は結果として出ているし、今は進んでいるからよ。これからどうするのかって選択に、都合の善し悪しを絡ませるなんてのは馬鹿のすることじゃない。面倒だとか、そういうのは感じるけれど」
「なるほどな。都合が悪いか、だとして――」
「だとして?」
それは誰にとっての都合だと、言おうとした言葉が出ない。浮かんだ疑問そのものが、泡沫のよう消え去った。直後には既に、自分が言おうとした言葉はおろか、何を考えていたのかすらわからない。
――待て。
呼吸を停止するかのよう、白井は動きの一切を止めて眉根を寄せる。明らかにおかしい状況に拒否反応が出たような――しかし、軽く瞳を瞑って確認しても、心身の一体に齟齬はない。
外部干渉の可能性は深く考えなくてはわからない。ただ、そうだとして、浮かんだはずの疑問が消えることに、どのような意図がある――。
「気付いてはいけないことを規定してるのよ」
「――知っているのか」
「気付けている、と言って欲しかったけれど、似たようなものかしら」
甘いことを言うつもりはないけれどと、苦笑した鷺花は外に視線を向けた。
「この状況下で疑念を抱ける白井は、充分に優秀よ。境界を越える権利がある、といえばある程度は伝わるかしら。そして、気付いている人間はごく僅か。その中でもこうして身動きできているのは、私を含めて片手程度でしょうね」
「対応していないように聞こえるが、危険性がないとの判断か?」
「危険性そのものへの対処はしていないわよ。ただ私が鷺城鷺花で、魔術師である以上は、どうであれこういう立ち位置になってしまうのは仕方のないことだし、であればこそ対応しているのは事実なのよ」
「……迂遠な言い回しだな。それも必要だと言いたげだが?」
「本当に察しが良いわよね、白井は」
「なんとなく、勘でわかるようなものだ。外れることもある――が、ここのところは当たっているようだな」
当てている、のではない。当たっている。
やはり都合が良いと感じるのは当然で、そう思うのにもかかわらず、続く疑問はやはり浮かんではこなかった。
「……いつからだ」
この疑問は消えない。
「どう思う?」
「つみれと逢ってからだろうな。その頃から俺の動きは活性化している」
「きっかけは?」
「昨日、ガーヴがきた。イヅナに逢っているかどうかを、つみれに確認していっただけだ」
「迂闊な行動……ま、しょうがないか。それ本人に言った?」
「言ってどうする……問われもしない」
「そう。けれどまあ、綻びができているのも事実なんでしょうね」
「綻び? つまりなんだ、ここは――」
箱庭のようなものなのか、なんて言葉が消えた。疑問も消えた。思考が止まる。
「――……ん、ああ」
その状況は鷺花にとって、手に取るようにわかる。思考のリセット、行動の単純化。おそらく白井は、なんだ鷺城がきたのか、などと改めて認識してから、今までの会話の流れをおさらいし、けれどその中には重要な単語や疑問が抜け落ちていることに気付けない。それに気付いたところで、思い出すことは不可能だ。
都合が、悪いから。
鷺花や蓮華とは状況が違う。このままの調子で話を続けていても、いや、そもそも続くことはないだろう。鷺花が誘導しない限り、覚え続けることも、確信に至ることもできない。
だが、白井は言う。
「俺は何かを忘れている」
「――あら」
「なんだ」
「いいえ、べつに。それがどうかしたの?」
「いや……何か重要なことなんだろうが、思い出せねえ。ともすれば、忘れていたことを忘れてしまいそうだ」
「それに気付いたのも最近なのよね」
「そうだが……見透かしたようなことを言うな」
だから、やはり綻びている。限界が近いのか、それとも何かしらの齟齬でも発生してしまったのか。
正直に言えば鷺花は最初からこの状況を理解している。最初、というのは接触した頃からであって、それ以前ではない。どうであれそういう役回りなのだ。
「あんまり深く考え込まないで楽しめばいいじゃない」
「楽しむ? ……退屈だとは感じていない。それとも何か、海賊を誘き出して一網打尽にする作戦でも敷いているのか?」
「まさか。ジェイルだって久しぶりの海で、しかも潜水艦じゃなく巡洋艦よ。作戦行動なら随伴艦の準備くらいするし――私がこの場にいる以上、そんなことにはならない」
「鷺城が、状況に手を出せない制限を受けているのならば、そもそも状況が起こり得ない――か」
「今は、と付け加えたら正解をあげるわよ」
「優はいらん、俺は可でいい。問題点がある方が安心する」
「改善の余地があるから?」
「自分が完成品だと思い込むほど馬鹿じゃない――いや、忘れてくれ」
「それはエルムの言葉だものね」
「……その辺りも知っているのか」
「私の師匠よ」
「そうか」
「何を言われたの?」
「生き残るための道筋を教えられた。長い時間ではない、それはただの命令に似た的確な指示だったが、俺は生き残った。加えて、学習と――生き方を教わった」
「学ぶほどのことじゃないのよ、そんなこと。大抵の人間なら意識せずともわかることで、だからこそ、見えないものでもあるのだけれど……師匠はどうして手を貸したのか、言っていた?」
「出世したら返せ、と言われたのは覚えている」
「へえ……そりゃまた珍しい」
「珍しい、のか?」
「アレが返せなんて言うのは、それなりに期待してるってことでしょ。でもまあ、疑問ではあるわよね――白井。改めて聞くけど、どうしてつみれやミルエナと付き合ってんの?」
「いくつか理由はあるが、その前に教えてくれ。どうしてそんなことを聞く。おかしいか?」
「一単位としての脅威は感じるわよ? この場合は三人を一組としての単位だけれど、個人でいたのならば半ば放置するだろうし、私もここまで関わろうとは思わないでしょうね。あっても最初の接触で終わり」
「……? 続いている、否、続けているのは鷺城の理由なんだろう」
「もちろんそうよ。もっとも、私に関しては複雑な理由になるけれど……いずれにせよ、そっちの動きには注目しているわよ」
「いいように動いてくれるから、か?」
「――」
笑みで、続く言葉を鷺花は意識して止める。
――誰にとって?
その疑問は白井が今まで何度も抱き、そして消えてしまったもののはず。ここでさらなる疑念を抱かせたところで同様の結果は見えている。
何故、鷺花がその規則から外れているのか――そして、蓮華もまた同様なのは何故か。
それをここで語ることはない。いずれわかることだ。
楽園に向かっている今、間違いなくエルムレス・エリュシオンがその場にいる。となれば、この状況も終わりだろう。これはこれで面白かったが、ようやく終わることに安堵を覚えるのも確かだった。
「俺は――」
「ああ、いいのよ。答えなくても」
「……鷺城は楽園にいたのか?」
「そうよ。幼少期から、基礎を学んだのは屋敷で。今でもたまに帰るし、今回もそのつもりだけれど?」
「そんなものか」
「そんなもの。といっても今回はほら、この巡洋艦を作った人間と知り合いで、売買前の仲介として立つのよ」
「顔が広いな」
「白井だって似たようなものでしょ」
「俺は知っているだけだ、それ以上の関係はない。仕事を振るのはいつだってキーア殿だ」
「ふうん……」
「――なんだ」
「ああ、気にしないでちょうだい。術式はどう?」
「どうだろうな」
言いながら、白井は左手を差し出す。その意図を汲んだ鷺花が握手を行って五秒、すぐに手は離れた。
「そうねえ、ここまできたなら魔術書でも読んでみれば面白いかもしれないわよ」
「あるのか」
「師匠の書庫にあっただろうから、気が向いたらね」
「……それはいいとしてだ、妙に楽しそうだな?」
「そう見える?」
「見えるかどうかはともかくも、そう感じた。まさかつみれと同じで北上のレプリカを見てテンションを上げたわけじゃねえだろうに」
「良い艦だとは思うけれど、さすがにそこまではないわよ」
「だったら何故だ。どうにも、あまり好ましくない感覚がある」
「それはきっと、私に対してじゃないわよ。私が楽しみなのは、楽園に行ってから――つまり、もう少し先のことになる」
「……? よくは、わからんが」
「そうねえ――それが魔術の領分であれば、何であれ、私は対処が可能だし、対処しているの。いい? 何であれ――よ。それが私の矜持であり、魔術師だもの」
「ああ、わかったが……いや覚えておこう」
「そうなさい」
それは決して、白井に向けた言葉ではない。いや、結果的にそうなってしまったが、実際には違うものだ。
けれど、教えておいて損はない。
――この世界が終わる前に、これくらいの助言はしておかなくては。
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