第8話 チ○毛燃やして何が悪い!



「もうひま○こ言うのもめんどくさくなってきたな」

「すっしー、それひま○こ言ってるじゃん」

「白田はつまらないこと言わないでよ」


 俺たち、バカ3人衆は飽きもせずにいつものスーパーにたまっていた。ホントなんで毎日いるんだろうな。帰ってアニメみたいよ~。ママ~。


「なんかやることある?」

「ないと思うよ」

「我もそう思う」

「ですよね~」


 はあ、毎日に刺激がほしいよ~。アリスたんとイチャイチャしたいよ~。


「帰ってもいいですか?」

「すっしー、それは無くねえか?」

「いや、ボクも高明と同意見なんだけど」

「田中!? お前もか!」

「だってやることないじゃん。俺、家帰ってアニメ見たい。もうここも閉店するし」

「ボクは寝たいよ」


 俺も瑠も家に帰りたいオーラを出していると、たーちゃんは必死に止めてきた。コイツ、なんでそんなに帰りたくないんだよ。


「なんで白田はそんなに帰りたくないの?」


 おーっと。ここで瑠と考えていることがシンクロしました! シンクロ……グフフ


「高明、なんか顔キモいよ」

「瑠ってなんで俺ばっかりディスるの?」


 こんなかわいい子にディスられるなんて。なんか良い//// まあ、男だけど。


「で、なんで白田は帰りたくないの?」


 あっ、もう1度聞き直すんですね。


「えー、だって帰ってもひま○こじゃん。だったら、眠くなるまでお前らと一緒に居た方が暇つぶせるし」

「いや、知らんよ。何が悲しくて閉店した後のスーパーにおらんといけんのじゃ」

「むしろ、ボクはもう眠いし……」


 瑠はそう言うと大きくあくびをした。か、かわいい。ここに天使がおる! ち○こ勃つー! いや、嘘だよ?


「頼む! 12時まで我と一緒に居てくれ!」


 ただいまの時刻11時。1時間かー。


「まあ、1時間くらいだったらいいけど」

「ボクもそれくらいなら」

「おー! さすがクソニート共!」

「「いや、お前にだけは言われたくない」」


 そうして、俺たちは閉店したスーパーで1時間過ごすことになった。いや、なんでだよ。




「で、あと1時間何やんの?」

「我が決めているわけなかろう」

「帰るわ」

「嘘じゃん! すっしー頭硬いぞ!!」


 ホントにコイツは何を考えているのだろうか。頭弱すぎ。本当に俺らの2個上かよ。


「でも、やることないとボク本当に帰っちゃうよ?」

「えー、なんか遊ぶものすっしーの車の中に入ってないの?」

「入っているわけなかろう」


 毎日、集まっているとやることが無くなってくるのも当然だ。しかも、今日は平日。普通の人は明日は仕事だ。お疲れ様です。ザマーwwwwwww


「んー。あっ! 田中の車の中に香水入ってたよな?」

「入ってるけど、香水で何するの?」

「チ○毛燃やさね?」


 ……


「「は?」」

「いや、そんなガチトーンで返さないでくれよ」


 いやいや、マジでコイツついに頭湧いたか。なにがチ○毛燃やさね? だ。


「たーちゃん、ホント病院行った方がいいんじゃね?」

「ボクもそう思うよ」

「精神科行った方がいいかや?」


 いや、ホントに行ったほうがいいと思いますね。はい。


「そんなことより、マジでチ○毛燃やさね?」

「いや、嫌なんですけど。まだわき毛ならわかるが」

「いや、ボクには両方分からないんだけど……」


 え? わき毛ぐらいだったら良くないですか? はっ! ま、まさか! 瑠って……


「わき毛剃ってるのか! そうなんだな! 瑠!」

「いや、剃ってないけど」

「ノオオオオン!!!」

「なにその反応!?」


 やはり、3次元は信用ならなかった。俺の求めるエデンはやはり2次元にしかないのか。


「もう嫌だ。鬱だ。死のう」

「そこまで!?」

「それより我の提案した案はどうなのよ」

「いいよ。別に……俺はもう何もかもを諦めた」




「さて、じゃあ誰がチ○毛燃やす?」

「「え? たーちゃん(白田)じゃねーの?(じゃないの?)」」

「我なの!? そこはジャンケンで決めようや。やろうね! ジャンケン」


 というわけで、ジャンケンすることになりました。なんで言いだしっぺなのにやんないんだよ。まあ、抵抗するのもめんどいから、もういいけど。


「じゃあ、行くぞー。じゃーんけーん、ぽっ!」


「パー」←たーちゃん

「パー」←瑠

「グー」←俺


 ……


「異議あり!!」

「なんだよ。すっしー」

「待て待て。やっぱ、ここは言いだしっぺのたーちゃんがやるべきでしょ!」

「だって、すっしージャンケン負けたじゃん」

「待て。落ち着け。よく考えろ。ち○こに燃え移ったら、セッ○スできなくなるだろ!」

「そこら辺はうまくやりや」


 コイツ……頭おかしいよ。


「しゃーないなー。田中。お前に説得を任せる」

「えー。ボクがやるの? あれやるの嫌なんだけど」

「頼む! お前がやればすっしーは堕ちる!」

「しょーがないなー」


 いや、全部聞こえてるから。俺がそんな簡単に堕ちるわけないだろ。


「高明……」

「ッ!!」


 上目づかいをしながら、弱弱しい感じで俺の名前を呼ぶ瑠。


「お願い。チ○毛燃やして♡」

「やりましょう。燃やしましょう。今すぐパイ○ンにしましょう」


 すいません。無理でした。こんなん、断れるわけなかろう。股間反応しちゃったもん。なにあれ? 上目使い上手すぎでしょ。ちん○ん勃っちゃったよ。


「なんで、ボクが頼むとやるんだよ……」

「すっしーは、田中には弱いからな」

「ボク、男なんですけど……」


 いや、瑠は男の子ってか、男の娘だからな! 2次元キャラに近い存在だからな!


「じゃあ、すっしー。燃やしてみようか!」

「はあー、1回だけだからな?」

「それは我の気分による」

「ふざけろ」


 まあ、さっさとやって終わらそう。




「はい、高明。香水。ライターは持ってるよね?」

「ああ。ったくなんで俺がチ○毛燃やさないといけないんだよ……」


 俺は、下をすべてさげち○ぽを丸出しにして、チ○毛の部分に香水をつけた。


「ああん! スース―するぅ!」

「高明、それはキモいよ」

「すっしー。それは我も引く」

「うるさいよ。お前ら」


 さて、香水が乾かないうちに燃やすとしますかな。


「んじゃ、やりまーす」


 俺はライターを着火し、チ○毛の部分に近づける。





ボッ!!






「あぢぃぃぃぃ!!」






 ふざけんなッ!! チ○毛以外のとこまで燃えやがった!! 皮膚いったよ!? HIHU!!


「「あははははははは!!」」

「ちょ、マジ熱いから。クッソ痛いんだけど……」

「すっしー最高だわ!」

「面白かったよ。高明」

「もう嫌だ……3次元なんてみんな滅んでしまえばいいんだ」

「はあー、笑った笑った。さて、我はそろそろ帰るかな」

「あっ、じゃあボクも帰ろ」

「はっ!? お前らやんないの!? てか、たーちゃん1時までじゃなかったのかよ!」


 俺が、チ○毛を燃やし終わった瞬間にコイツら帰るとか言い始めやがった!


「いやー、面白い物も見れたし、笑い疲れて我、眠くなっちゃった」

「ボクも白田と同じ意見だなー」

「えー……」

「んじゃ、すっしー。また明日! パイ○パーン!」

「じゃね。高明」

「パイ○―ン……」


 アイツら本当に帰りやがったよ……。もういいや。俺も帰ってアニメ見て、シコって寝よ。


 その後、俺は皮膚を火傷し、2,3日股間の上部分が痛く動けなかった。当然、オ○ニーなんかできるわけもなく。……萎えたァ。



※良い子のみんなはマネしないように

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