第4話


 どれぐらいだっただろうか? とにかく当たりまくっている。


 まるでウィルスのように呪いが感染していき、1万人は超えているだろう。


 そろそろ、電車から降りて店に行く予定だ。


 このゲームをやっている人は何人かいるだろうか?


 大きな街の店に、買い物に行くのだが、その次いでにプレーヤーを探して見ようと思う。


 一番最初の箱に入っていた、腕につける特殊な機械をつけるとチームの色が分かるらしい。


 実際につけてみたが、よく分からなかった。


 初めは範囲は3メートルなのだが、殺してレベルが上がっていくごとに広くなったり、色々と出来るようになるらしい。


 疑問だらけだ、早めに慣れていかないとやられてしまう。


 仲間を見つけられればいいが、すぐに見つけられないだろ。


 しかし今日見つからなかったら、家から出ないつもりでいる。


 理由は警察に捕まりたくないからだ。危険な人達もこの先増えていくだろう。


 札を燃やすのはギリギリの帰った後だ。


 そう考えて歩いているうちに駅を出てしまった。


 もちろん駅の前のトイレで透明化マントは羽織っている。


 てくてくと、日が暑い中で手にしたのは能力カードだ。


 どうやら削ってくださいと書いてある。


 10円を持ち、宝くじをウキウキとやっている感覚で削った。


 一枚目、危険回避


 嬉しいよりも驚く。


 なんだか初めからチート見たいのを当ててしまった。Sクラスともなると、皆こうなのかもしれない。


 危険なことを再確認して顔が引き詰まった。


 さて、二枚目は……。


「ふむ? 鑑定だと?」


 鑑定って、あれか? ファンタジー小説に出てくる主人公が欲しいチートで三つ中の一つ。


 これが出でくるのなら、ファイアボールとか出てきてもおかしくないのかもしれない。


 とりあえず、二枚のカードを胸に当てると吸い込まれるようにして入っていった。


 さて、買う物を買って帰ろう。


 そう思っていると、1人の男がこっちに歩いてきた。


 男の頭には緑のマークがついている。


 敵だ——。

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デスサバイバルゲーム @kabunyan

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