魔物(テネブラーエ・モンストゥルム)
◆魔物(テネブラーエ・モンストゥルム/Tenebrae monstrum)とは空域世界のモンスターの総称である。単にテネブラーエ、またはモンストゥルムと呼称される事が多く。纏めてテネブラーエ・モンストゥルムと呼ばれる事は、学術的な場以外においては滅多にない。
◆大きさは様々。十数センチメートルから、果ては数キロメートルに達する存在までいる。
◆脅威度・成長度によって下記の一五ランクに分けられる
〈
〈砂粒級〉
〈小石級〉
〈石級〉
〈岩級〉
〈青銅級〉
〈赤銅級〉
〈銀級〉
〈純銀級〉
〈
〈白金級〉
〈黄金級〉
〈勇者級〉
〈王者級〉
〈帝王級〉
〈
◆魔物への懸賞金は以下のパターンで懸けられる事が多い。
①政府・在地領主・町村・企業・地元のNGOやNPO等の団体組織から
②国際機関から
③個人から
主に①と②のパターンが多い。
②の場合は紛争地への介入・難民救済も絡んだ依頼内容になる事が多い。
③の場合は研究者・好事家からのパターンが多い。珍奇であったり希少性が高い魔物の捕獲、もしくは魔物の体内から採取される珍しい素材の収集依頼が多いのが特徴である。
◆〈土塊級〉と〈砂粒級〉と〈小石級〉は割と一般人でも(それなりの危険は伴うが)討伐可能なレベルの強さである。ただ〈石級〉からは魔物の戦闘力が上がって危険度が強くなるので、国際法で〈石級〉以上の魔物を討伐する際は、一三等級以上の冒険者や一等級以上の自由騎士による対処が義務付けられている。
〈土塊級〉・〈砂粒級〉・〈小石級〉は大量に発生しており、この世界では農作物・森林環境を荒らす害虫・害獣として認識されている。
そして数が大量なので、魔物討伐依頼の約四割は〈土塊級〉・〈砂粒級〉・〈小石級〉で占められている。これは依頼件数割合では最大である。ただし一件当たりの報奨金は高くても日本円に換算して数万円程度なので、一三~一〇等級レベルの未熟な冒険者や、五等級レベル以下の自由騎士が討伐依頼を受ける事が多い。
◆〈青銅級〉からは亜音速行動を行える魔物が主となり、〈銀級〉からは超音速行動を普通に行える魔物が主となっていく。その為、国際法(空域基本法)では〈青銅級〉以上からは八等級以上の冒険者によって構成された同盟団や〈四つ星〉以上の自由騎士複数人による対処が義務付けられている。
◆〈真鍮級〉以上は必ず六等級以下の冒険者であれば三人以上の冒険者団での集団戦が必須であると国際法(空域基本法)で義務付けられており、個人で戦う際は四等級以上の冒険者、または経験を積んだ技量充分な血統騎士でなければならないと定められている。
◆〈勇者級〉以上になると絶大な力を持つ魔物ばかりになるので、国家軍による討伐、もしくは四等級以上の人員で構成されている複数からなる冒険者団による対処が国際法(空域基本法)で定められている。単独討伐は三等級以上の冒険者のみに許されている。
◆〈殄戮神〉の討伐は相当規模の〈大いなる騎士〉軍団による対処、もしくは一〇名以上からなる三等級以上の冒険者団が少なくとも五団以上の連合による討伐が国際法(空域基本法)で定められている。単独討伐は一~二等級クラスの冒険者のみに許されている。
◆大巨獣都市を構成している大型魔物の多くは〈王者級〉・〈帝王級〉・〈殄戮神〉に認定されている。
◆また魔物は工業製品の原料・素材、並びに食材としても珍重されており、危険度が高ければ高い程、工業製品としての原料・素材として高品質、更に可食部は美味である傾向が高い。その為、魔物狩猟を生業としている冒険者は数多い。
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