妖精機

◆妖精機(ディワ・ギガス)とは、妖精と契約を交わした者である『妖精の守護騎士』だけが搭乗可能な人型ロボット兵器である。


◆内部構造は妖精が編んだ力糸(ムスクルス・ファスケス)と呼ばれる糸状の物質を束ねられた物で作られ、装甲は精霊界や魔界にいる巨大な甲殻類/昆虫類の外殻によって作られる。中には精霊王/魔王が生み出した硬性物質を装甲にしている物もある。構造的には毛糸で編んだ人形の上に装甲を被せた様な状態である。


◆全長は一〇メートル前後の物が多い。一〇メートルを越す物は大型機扱いになる。


◆動力源は〈生命炉〉(ウィータ・フォークス)と呼ばれる機構である。人の意志や精神の高揚をエネルギー源としている。


◆妖精機の平均馬力は一〇万馬力前後だが、基本的に青天井である。生命力や意志力が強く、正義感が強い克己心ある者が操縦した場合、億や兆、下手をすると京以上の馬力を発揮し、亜光速~超光速移動をも可能とする。SSRやHRクラスの〈大いなる騎士〉と互角以上の戦いを繰り広げた妖精機も存在する。


◆操縦者の強い意志や生命力を受け、巨大化するケースもある。しかし、そうなった場合、機体は大幅な構造劣化を起こす事が多く、下手をすると元に戻った途端に崩壊する事も珍しくない。


◆搭乗者である『妖精の守護騎士』(ギガス・エクウス)は、妖精が見込んだだけあって勇気に満ちた義人である事が非常に多く、英雄物語で活躍を称えられている者も少なくない。

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