獣人族/魔族/〈森笛人〉/〈石砕人〉/巨人族/〈小人族〉の姓名特徴

◆獣人族/魔族/〈森笛人〉/〈石砕人〉/〈小人族〉/巨人族の姓には『部族姓』(ゲンス・ベスティア/イーレ・ゲンス/エルフ・ゲンス/ドワーフ・ゲンス/パルウス・ゲンス/ギガース・ゲンス)が付くのが一般的である。


◆これは獣人族/魔族/〈森笛人〉/〈石砕人〉/〈小人族〉/巨人族は種族が多い上に、またその中で細かく結託部族/氏族が分かれている為である。


◆一般的には個人名=部族姓=家族姓の順序で、部族名が付けられる。


◆古代言語で作られる事が多く、不可思議な音が多いのが特徴である。


◆氏族の中で上位層に位置する家柄の者は個人名=部族姓=王/貴族称号=家族姓の順序で姓名が構築されている事が多い。この王/貴族称号名も失われた古代言語で作られる物が圧倒的に多く、不可思議な音の物が多い。


◆人間達と深く交わって生きている者の中には、この部族姓を姓名の中に入れない者が多い。また、人間主体の国家に貴族として組み込まれた氏族の中には、氏族固有の王/貴族称号を放棄しているケースも珍しくない。


◆魔族/〈森笛人〉の部族姓は、また魔族/〈森笛人〉語の音が含まれているケースが多いのが特徴である。これは魔族/〈森笛人〉語が人間が発話不可能、そして可聴音域を越える極低周波音域/超高周波域で構成されている事に起因している。表記される際はそれらの言葉は省略される事が一般的である。


◆一方、〈石砕人〉の場合は「部族姓=家族姓=生まれた順を表す数字(または生まれた土地の名前)=性別」の順番になる。


◆〈石砕人〉は個人名が存在しないのが特徴で、その代わりに特技・身体の特徴や癖・性格による愛称/あだ名が個人を示す名として使われる(〈石砕人〉語と各大陸言語が区別なく使われる)。


◆部族姓と家族姓は〈石砕人〉語だが、生まれた順を表す数字(または生まれた土地の名前)と性別は各大陸言語が使われる事が多い。


◆〈小人族〉の場合は、小規模国家を各地で数多く築いている為か、姓名構造は実に多彩である。「個人名=家族姓」であったり、「家族姓=個人名」であったり、「部族姓=家族姓=生まれ順を示す数」であったり、「個人名=部族姓=あだ名」であったり、「あだ名=個人名」であったりと多岐に渡り、一般的な姓名特徴はない。その為、社会生活を営みやすくする為に、その大陸毎の平均的な姓名構造を用いた〈通明〉を持つ〈小人族〉は数多い。その為、〈小人族〉は最低二つの名前を持っている事が多い。


◆巨人族の場合は「部族姓=性別=個人名=家族姓」の順になる。また生まれ順で一番最初になった子供には個人名の末尾に「Uaghyy」の文字が付く。これは一人の時にはなく、その子供の下に弟妹が誕生した際に新たに付けられる。


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