密書9 スキャンダル
「おぅ、おめぇら!てぇへんでぃ!!」
「どうした旦那、そんな隈取つけた顔をして?」
「このメイクはもとからでぃ!それより、上を見てみろぃ!」
「『密書9 スキャンダル』…普通のタイトルだけど?」
「それに見合う情報ってのがまるでねぇんでぃ!!」
「なんと…。」
「このままじゃあ、オイラたち、頑張励の面子も丸潰れよぉ!」
「それは一大事ね…。何とかならないかしら?」
「なければ…作れば良い…。」
「佑助の言う通りだ。自給自足…とはちっと違うが、今からスキャンダルを考えて、その解決に取り組むのが一番だぜ!」
「おう、そいつぁいいな!そいじゃさっそく…」
「待って!自給自足は良いと思うけど、悪く言えば自作自演…これってどうなのかしら?」
「悪く言わなくても…自作自演だ…。」
「多少悪どい要素があったほうが、俺たちっぽくていいんじゃね?ほら、自称義賊組だし。」
「べらんめぇ!そんな小悪党染みた所業、お天道様が許してもぉ~、あっ!この護衛門様がぁ~」
「やっぱり、情報を集めてきてタイトル回収するのが一番だと思うの。」
「ハムちゃんが言うなら、俺は反対しねえぜ。」
「同じく…。」
「おめぇらぁ~、オイラの決め台詞の途中でぇ!!」
「モンさん、話がまとまったから、情報を探しに行きましょう!」
「あっ、はい…。」
「よっしゃ、野郎共!情報収集任務の始まりだぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」
「おー!」
「応…!」
「だああああああああ!!!!頑張励のまとめ役ぁ、オイラでいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
☆デイモン・ヨゥディのトゥリービャ☆
やあ、カメムシの強烈な臭いの存在を知らず、うっかり顔を近付けてしまった鼻曲がりのみんな!
トゥーリッホァ!!
魚肉ソーセージは豚肉でできていると最近まで信じて止まなかった、デイモンだよ!ソーセージ道も奥が深いね!
今日は、身近な特定外来種、ミシシッピーアカミミガメのお話をするよ!
俗にいうミドリガメのことなんだけど、途中で飼うのを放棄して、近くの川に放流しちゃう人がいるみたいだね!でも、それは絶対駄目だよ!繁殖力も結構あれだし、もともとの生態系を駄目にしちゃうからね!
心無い人間が無責任に飼育を放棄しちゃったせいで、全国あちこちで困った被害が出まくりんぐ!ミドリガメに限らずペット全般に言えることだけど、飼うと決めた以上は、彼らの生涯が尽きるその日まで、一人の家族として、責任持って大事に育てようね!デイモンとの約束だ!
さて、デイモンもそんなミドリガメ君…メスだったからちゃんだね!ミドリガメちゃんを飼っていたことがあるんだけど、カメって思ってた以上に足が速い!そりゃあ兎さんみたいに華麗にピョンピョン跳ねる訳ではないけど、力強く地を踏みしめて、初めはゆっくりと、次第に速度を上げて、それなりに準速!
それから甲羅を磨く時に歯ブラシを使って洗っていたんだけど、汚れているからって力を入れすぎると、さすがにカメちゃんも痛いみたいでイヤイヤするのね!だからゆっくり傷つけない程度の力加減で何度もゴシゴシして汚れを落とすと、大人しく身を委ねてくれたよ!
そして飽くなきカメちゃんの魅力、首を引っ込める仕草や逆に首を伸ばして辺りの様子を伺う動作が愛くるしい!飼育の準備はプチ大変かもしれないけど、徐々に体が大きくなっていく過程も見ていて楽しいし、デイモンにとっての癒しオブ癒しでした!
ペットを飼う以上は、責任が必ず付き纏う!命を育む行為を自分から買って出た以上、それは当然のこと!
思いやりを持って、ペットとの楽しいひと時を過ごせるといいね!無責任放棄、駄目!絶対駄目!!
次回も、日常でちょっぴり役に立つかもしれない豆情報をお届け!
それではみなさん…
トゥーリッホァ!
☆ーーーーーーーーーーーーーーーー☆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます