外法4 GGRKS
田舎町の駄菓子屋の裏手にある、派手な看板の回転寿司店「美味い鯉」。平和な町の平凡な店には、日々、悪の中枢を担う幹部たちが集う。そろそろ耳にたこができたであろうこの手の導入部分も早々に切り上げ、早速彼ら、はた迷惑追求所の幹部達の会議の様子を覗いてみよう。彼らの陣取る席、そう、店の右奥の向かい合いの席だ。しかし残念ながら今日はそこに彼らの姿がない。家族連れのお客さんに先を越されて取られてしまったのだ。彼らが広い心で定位置を諦め、避難所と呼んでいる第二定位置に腰を据えているのもそのためである。いつもの場所とは反対の左奥の端の席。彼らは悪巧みが外に漏れないように細心の注意を払って座席の確保にも努めているのだ。
「足の裏が痒いんで、帰っていいっすか?」
威厳ある…威厳ある首領の御言葉とともに会議が始まる。「自分が帰りたくならないようなすんげー悪事を考えてみろ」という裏のメッセージを深読みし過ぎた幹部達は、彼の言葉を合図に会議を始めるようになっていた。
「オイゴラァ!俺が一つ作戦を考えてきたぞゴラァ!」
エビの尻尾を噛み砕きながら、オイゴラァはパンツの中から一冊のノートを取り出す。表紙には自作であろう所謂「頑張った」レベルの絵の萌えキャラらしきものが描かれていた。絵の上部には「あくじのぉと」とあざとさを匂わせる表記が付してある。「あくじのぉと」を何ページかめくり、目当ての場所を見つけると、中身が見やすいように幹部達に見せ付けた。
「オイゴラァ!質問ってのは、一度か二度であれば、親切心からついつい答えてやりたくなっちまうよなぁ?けど30回、40回…際限なく問われ続けたらどうだゴラァ?」
説明しながら指し示すオイゴラァの指先には、件の萌えキャラが質問攻めにされて泣き出す4コマ漫画が描かれていた。4コマのタイトルから、彼女の名が「夢たん」ということが判明した。
「親切も やがては枯れて 魔道郷。」
「そのうち質問される側は、答えを失い、自身の知識不足に失望。加えて、自分をそこまで追い込んだ質問者に憎悪と不信感を抱く。そして気付けば人とのコミュニケーションが取れなくなり、コミュ障デビュー…ということだね。面白いじゃないか。」
二人からの賞賛を受け、オイゴラァはパンツにノートを戻し、鼻息をふんっと噴き出すと、親指を自分の胸に向けた。
「オイゴラァ!決まりだな!んならこの作戦、立案者である俺が指揮をとってもいいよなゴラァ?」
「異論なし とことんとんと 暴れろや。」
「僕もそれで構わないけど、君は一度失敗している。…その意味が分かるね?」
ミスターワイズマンコォォォゥは、釘を刺すようにオイゴラァを睨む。オイゴラァは怯む様子もなく口を緩めると、OKサインをつくり、任務開始の台詞を口にした。
「おっけぇ~にょ!」
自分の分のお代をテーブルに置き、巨体を揺らして店を出て行く。彼の背中を見送る幹部達は、任務の成功と彼の帰還を信じることしかできなかった。
「間接がポキポキ鳴るんで、帰っていいっすか?」
もはや眼中にないものもいた。
肩叩き県南部、
駅から水玉柄の覆面をつけた優男が出てくる。男はメモ帳を見ては周囲を見回すという奇怪な行動を始めた。すぐに、分かりやすい困ったオーラに地元民の男性が彼に近付き、声をかけた。
「あの、もしかして道に迷われました?」
相手が緊張しないように優しい笑顔で話しかける初老の男性。男は待ってましたといわんばかりのあくどいスマイルを返して、口を開いた。
「アノアノー、この町の観光名所の
「河六茶羅命寺でしたら、この通りを真っ直ぐ進んで…」
男性が身振り手振りで丁寧に道を教えてくれる。真面目に順路を伝える男性の顔を見ながら、男は話を聞いていない様子で口を尖らせて顔を左右に振っていた。
「…と辿れば、この駅に戻れるバスの来るバス停に出ますよ。」
帰り道の説明も終え、地元男性が男を見ると、男は再び不気味に微笑んだ。
「アノアノー、バスって、料金的にいくらなのなの~?5円玉何枚分なのなの~?」
「えっと、あそこからだと…たしか片道540円だったかな。5円玉だと…108枚ぐらいですかね。」
後半部分は、男が冗談で質問したと思い、笑いながらも回答する地元男性。道もバス料金も教えたため、男から離れようと手を振って背を向けると、男に肩を掴まれる。驚いた地元男性が男に再び向き直ると、男は地元男性の頬を両手で挟んで睨みつけながら顔を覗き込んだ。
「アノアノー、『たしか』って言ったけど、ソースはどこなのなの~?『あそこから』ってどこからなのなの~?5円玉108枚ってどうやって計算したのの~??」
「ひぃぃ…。」
「アノアノー、バスって何時のバスに乗ればいいのの~?目的地までの所要時間ってどのくらいなのなの~??徒歩で何歩、何時間何分何秒、どのくらい疲れるのの~???」
地元男性の答えを待たずに、ひたすら質問を投げかける男。地元男性は顔を真っ青にして全身を震わせていた。そんな地元男性の姿を、駅の入り口付近に設置されたベンチに座って愉快そうに眺める覆面パンツ一丁の男。オイゴラァだ。
「オイゴラァ!アノアノの奴、初っ端から飛ばしていくじゃねぇかゴラァ!この分なら半日でここら一帯をコミュ障集落に変えられるぞゴラァ!」
既にお気付きの方もいるのではないだろうか。そう、地元男性が助けてしまった質問攻めの蟻地獄男こそ、オイゴラァの舎弟=部下の、アノアノだったのだ。執拗に質問を投げかけてくるアノアノに、地元男性は目を回して口から泡を吐くような勢いで精神的に追い詰められていた。このままでは地元民のウェルカムな優しさが失われ、栗原明市は排他的な閉鎖都市へと変貌してしまう。人間不信に陥ったコミュ障住民たちが家に引きこもり、入り組んだ地形のこの町が「沈黙の脱出不能迷宮」として恐れられる未来が、人々の頭の中で容易に想像できてしまった、その時だった。
「待てぃ!!」
「んん~??」
「オイゴラァ!誰だ!?」
アノアノの側に一台のタクシーが停車する。ドアが開き、中から料金を払った厳ついガタイの男が凛として出てきた。見覚えのありすぎる男の姿に、オイゴラァは顔を真っ赤に染め上げる。
「オイゴラァ!てめぇはキャプt」
「小さな親切大きなお世話、その大きなお世話に救われる人たちだっている!優しい地元民の愛を質問の嵐で痛めつける確信犯野郎は私が許さない!」
男はマントを翻し、腰のラジカセで爆発音を鳴らすと、力強い決めポーズをアノアノに見せ付けた。
「私は、キャプテンチップ!徒歩24時間であろうと、己の足で目的地を目指す!キャプテン、チップだっ!!」
「オイゴラァ!出やがったエセ正義野郎!アノアノ、その雑魚はもういい!このクソ正義野郎をぶっ潰せ!!」
「アノアノー、いいよよ~!」
地元民を今は懐かしい電話ボックスの方に突き飛ばし、持っていたメモ帳を放り投げると、アノアノは両腕を上に伸ばし、手をワキワキさせて、キャプテンチップに体を向けた。キャプテンチップもまた、握り拳を作り、右腕をアノアノに向けて伸ばして身構える。
「質問するのも大切なことだが、それも最低限にとどめるべきだ!図書館、パソコン、町に設置された地図、時刻表…まずは自分の手で最大限調べるのが先だ!!」
「アノアノー、何でそんな面倒臭いことしないといけないのの~??」
気持ち悪い姿勢のままフラフラとキャプテンチップに向けて走り出すアノアノ。キャプテンチップの目の前で立ち止まると、勢いよく両腕を振り下ろしてキャプテンチップの両腕を掴み、勢いを殺さぬままに、上空にキャプテンチップを投げ飛ばした。華奢な見た目からは信じられないほどの怪力である。上昇を終え、急降下してくるキャプテンチップを迎撃すべく、アノアノは懐から鉛筆を数本取り出し、握り拳を作って指の合間に挟んだ。キャプテンチップの落下予定地点に陣取ると、拳を打ち込む体勢をとる。
「オイゴラァ!一思いにやっちまえ、アノアノ!!」
勝利を確信し、興奮するオイゴラァが、ベンチに立ち上がり大声を張る。次第に縮まるキャプテンチップとアノアノの距離。遂に、タイミングを測ったアノアノの拳が上空に向けて放たれる。狙うはキャプテンチップの心臓部。突き出た鋭い鉛筆の先端がキャプテンチップのジャスティスハート目掛けて迫り来る。
「アノアノー、死んでくれませんせん~??」
遂にそのときが来た。キャプテンチップの胸部に鉛筆の先端が食い込み…。
「キャプテェェェェーーーーーーーンフロォォォォォォォート!!!」
鉛筆の先端が心臓部に触れた刹那、キャプテンチップの掛け声が周囲にこだまする。その場にいた誰もがその目を疑った。浮いている。浮いているのだ。キャプテンチップが。刺さる寸前の鉛筆の先端を腹でなぞるように空中を平行移動している。唖然として固まるアノアノを余所に、ゆっくりとキャプテンチップは、アノアノの隣に着地して、大きく深呼吸をした。説明しよう。キャプテンフロートとは、全身の毛穴から体内に蓄積されたあらゆる気体をなりふり構わず放出し、一定時間の空中浮遊を可能にするエコロジーフライト術なのだ。
「腹をくすぐる鉛筆の感触が心地よかったぞ!お礼に私からも極楽プレゼントを送ろう!!」
「オイゴラァ!!アノアノ!!しっかりしろゴラァ!!」
オイゴラァの必死の呼び声虚しく、アノアノが気付いた時にはキャプテンチップに頭を両手で鷲掴みにされていた。
「なっ、何されるのの~!?」
「怯えるな!気持ちも心もすっきりするぞ!!」
ゆっくりと、しかし徐々に速度を上げながら、キャプテンチップの指が、アノアノの頭部を隈なく弄るように蠢く。指先が頭部を一点一点刺激する度に、アノアノの口から疲労が漏れるように恍惚の声が上がった。
「はぁぁ~~ん!ぁぁん!んふぅ~~~ん…。」
「チップメンテナンス、これで最後だ!」
指の動きを止め、キャプテンチップが頭頂部に息を吹きかけると、アノアノは腰を抜かしてその場に仰向けに倒れた。
「はぁ…はぁ…っはぁ…。」
瞳にハートマークを宿し、絶頂と快感に身をよじらせながら、アノアノは気を失った。アノアノをベンチに横に寝かせ、キャプテンチップはオイゴラァに体を向ける。
「ビキニアーマー!後はお前だけだ!!」
「オイゴラァ!!上等だゴラァ!!前回は邪魔が入ったが、今回はスマホを家に置いてきた!!てめえをこの手でぶっ潰してやるぞゴラァ!!」
オイゴラァは、ベンチの上から飛び降り、自らの屈強な肉体に拳を何度も打ち付けて気合を入れる。彼の気迫に負けぬようにと、キャプテンチップもまた、頬を両手で鳴らし、真っ直ぐとオイゴラァを見た。
「オイゴラァ!!いぐぞゴラァ!!!」
覆面の巨漢が地を踏み鳴らして突進してくる。キャプテンチップは吹き飛ばされないよう、下半身に力を込めた。
「ゴラァァァ!!!」
オイゴラァの豪腕から張り手が繰り出される。両腕で顔を覆うように攻撃を防ぐキャプテンチップだったが、突進の勢いも威力に加味され、大きく後ろに吹き飛ばされた。
「ぐぅ、なんてパワーだ。この私の巨体をも赤子の如く跳ね退けるとは…。」
「オイゴラァ!!悠長にしている暇なんてねえぞゴラァ!!」
尻餅をつくキャプテンチップ目掛けて再びオイゴラァが走り出す。両腕を頭の上に伸ばし、手を組む。キャプテンチップが立ち上がる前に距離を詰め、組んだ両手を力いっぱいに振り下ろした。キャプテンチップは横に転げてこれを回避。手が振り下ろされたコンクリートの地面は、埃を上げて穴を開けた。オイゴラァの攻撃は止むことなく、転がり続けるキャプテンチップを追って次々に足で踏みつけ攻撃を行う。キャプテンチップが攻撃を交わした地面には連なるように穴が開いていった。
「オイゴラァ!コロコロと逃げ回りやがって、いい加減観念しろゴラァ!!」
苛立ちながらも踏みつけ攻撃を繰り返すオイゴラァ。キャプテンチップは横に転がりながら、オイゴラァの足を注視していた。
「人間は、同じ行動を繰り返していると、無意識のうちに、自身にとって快適な規則的ポジションを記憶してしまう。それはお前も例外ではないみたいだな、ビキニアーマー!!」
「なにぃ!?」
キャプテンチップは見極めていたのだ。オイゴラァの踏みつけ攻撃の動作手順を。彼の足が大きく浮き上がり、地を踏みしめて穴を開け、再び足を上げるというその周期を。その平均的な位置取りを。彼の動きのパターンを。
「ここだ!!」
「うごっ!?」
地を踏み、再度足を上げる僅か0.176秒。その間オイゴラァの片足が体を支える唯一の柱となる。その柱に向かってキャプテンチップは転がる方向を急転換し、オイゴラァの支点に猛突進した。
「くそがぁぁぁぁ!!」
キャプテンチップの足払いにオイゴラァは、すかさず支えとなる足を浮かせ、キャプテンチップの進行方向とは逆方向に跳び、地面を転げて体勢を立て直す。
「っ痛!オイゴラァ!!足捻ったかゴラァ…!」
立ち上がろうとしたオイゴラァの足に痛みが走る。無理矢理に跳躍したことが仇となり、太ももを痛めてしまったようだ。そのチャンスをキャプテンチップは逃さない。
「今だ!ミガ・コーネェ!!」
掛け声と共に腹部から、先端がブラシ状になっている聖剣ミガ・コーネェが現れる。ミガ・コーネェを握り締め、太ももを庇うように押さえるオイゴラァ目掛けてキャプテンチップは跳躍した。
「とぁっ!!」
「ぐほぉぉ!!?」
ミガ・コーネェの先端をオイゴラァの胸部に貫通させながら、彼の目の前に着地。ミガ・コーネェを握る手に、一層力を込める。
「ゴ…ラァ!!俺は…俺は負けねえ!!!!!!!」
「ぐぅっ!?」
オイゴラァの闘志は燃え尽きていない。キャプテンチップの究極奥義クリアリスト・ブラッシュを受けながらも、彼を睨みつけて首に手を掛け締め上げた。
「ゴラァァァァ!!!!!」
「ぐぅぅぅぅぅ!!!!!」
互いの全力でぶつかり合う両者。先に崩れたのは…。
「ちき…しょ…」
オイゴラァの全身から力が抜ける。彼の中に宿っていた悪の心は全て排除された。膝から崩れ落ち、地にうつ伏せに倒れるオイゴラァ。キャプテンチップは、ミガ・コーネェを抜き、彼に背を向けて決めポーズをとる。オイゴラァからでてきた悪の心たる黒い靄はすぐさま爆散。ミガ・コーネェを消し、倒れたオイゴラァとアノアノを担ぐと、タクシーを止めて彼らを中に乗せた。
「強敵だった…。だが、ビキニアーマー。君のその強さ、多くの救いを求めるコマッターたちのために大いに役立ってくれる!君のヒーローとしての転身に期待しているぞ!!」
タクシーに乗り込む前に、荒れてしまった駅前の道を綺麗に元に戻すキャプテンチップ。立つ鳥跡を濁さず。戦闘の事後処理もまた、ヒーローに課せられた務めの一つなのだ。公共の安全と平和をいつまでも守り続けるためにも、彼の危険で過酷な戦いはまだまだ続くのだ。
夕時になり、家族連れで賑わう回転寿司店「美味い鯉」。いつもの席を確保できたにも関わらず、悪の幹部達は憂鬱な表情で流れ行く寿司皿を見送っていた。
「晴れ明けに続いてオイゴラァまで来なくなったね…。軟弱過ぎんだろあいつら…ぶつぶつぶつ。」
「肝心の 幹部選びも 難航し 何でこうなる 略して何こう。」
実質、実動幹部が二人となってしまい、溜息を吐く17姫とワイズマンコォォォゥ。首領は渡された会員リストから幹部候補を選ぶという仕事を放棄し、ハマチに舌鼓している始末。はた迷惑追求所の未来に陰りが見えていた。浮かない面々のもとに店の看板娘である千佳が、個別注文の品を持ってやってきた。
「お待たせしました!はい、ワイズさんがカンパチで、姫ちゃんがブリ。首領さんは…イカでゲソ!なんちゃって!」
可愛い。
「可愛無し それよりお嬢 いつものを どうせどこかで 奴らは改心?」
「そういえばいつも悪を捨てた連中の話を持ってくるよね。今日も何かあったりするの?」
「分かります?実はですね、先日友達とショッピングに、栗原明に行ってきたんですよ。そしたら道に迷っちゃって、困ってたところを親切な覆面の優男さんに助けられまして。バスの時刻表までくれたんですよ!すごく良い人だったなぁ。」
「オイゴラァ 奴のその後は 知らぬのか?」
「え?オイゴラァさん?そういえば今日来てないけど、もしかしてまた脱退しちゃった?今日、彼の働くスーパーに行ったけど、いなかったよ?」
常連客が働く店で、かつオイゴラァからも口すっぱく買い物はそこでするように言われていたため、千佳は買出しにはオイゴラァの働くスーパーに行っていた。
「でもあのオイゴラァさんが更生するなんて、失礼だけど、信じられないなぁ。」
「僕たちだって信じたくないけどね。認めるしかないよ。悪を辞めた事実を。そして…」
「チップなる 更生の鍵 その強さ。」
前首領はともかく、先に抜けた幹部二人が口にしていた共通の人物、キャプテンチップ。さして意にも介していなかった彼に対する危機感を、二人はようやく抱いた。
「任もまた 大事であるが その前に。」
「ああ、キャプテンチップ。奴をどう対処するか、それも考えなければいけないね。…次にやられるのは君か、僕だろうから。」
「・・・・。 ・・・・・・、 ・・・・。」
黙ったまま二人は一度視線を合わせ、それっきり顔を合わせることはなかった。
組織の中枢がほぼ半壊し、徐々に追い詰められるはた迷惑追求所。危機感を覚えた彼らの作戦はより一層に残酷でより一層に狡猾さを増すだろう。恐ろしさを増す彼らの陰謀を、果たしてこれからも阻止することができるのだろうか。我々にできることは、唯一、明るい未来を救ってくれる正義の使者たちの勝利を祈ることだけなのだ。
「4話終わりそうなんで、帰っていいっすか?」
〆の文章を台無しにしたので、100時間のサービス残業確定である。
「ブラックゥ…。」
☆次回予告☆
悪のバーゲンセールたる、はた迷惑追求所が計画する次なる悪事は、とある高級ホテルの一室で行なわれる。客に扮した悪人が、チップを求める従業員に対して実行するおぞましい非道術とは。そして、チップだけに、我らがキャプテンチップは姿を見せるのか。
次回、救え!人助け研究所 外法5 チップ To 出~る?出る! を待てっ!!
☆ーーーー☆
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