Side〝G〟 田伏のメモ


(メモは破られている)


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 1994年。

 DSN-Ⅳ発行。多重人格障害から解離性同一障害へ改められる。



(ここから数ページ、破られている)



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 1999年、六月一日。

 通信傍受法等、組織的犯罪対策三合法が可決。


(ここから数ページ、破られている)


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 20(塗りつぶされている)年、七月四日。

 埼玉県にて当時九歳女子児童(塗りつぶされている)ちゃん殺害事件発生。

 埼玉市警、埼玉県警、捜査開始。

 隣県各警察本部、所轄に応援要請を打診するものの拒否される。

 

 同年、七月十日。

 埼玉県警生活安全課に切断された(塗りつぶされている)ちゃんの右足、犯行声明文届く。

 

 同年同日。

 埼玉県警〝二天一殺人事件〟として公式発表、一部情報開示。

 広域捜査に移行し一般市民に情報提供求む。

 

 同年同日。

 警視庁警備局公安課、埼玉県警同局へ内部捜査を打診。

 埼玉県警公安課長、これに憤慨し警察庁及び国家公安委員会へ説明要求。


 同年、七月十一日。

 警視庁公安八課から津木悟捜査員、埼玉県警に召喚。

 釈明及び公安八課のみ加勢の旨を伝え、承諾される。

 

 同年同日。

 埼玉県警公安課長、暴漢に襲撃される。

 青野真、殉職。

 容疑者(塗りつぶされている)は現場で確保。


 同年七月十二日。

 〝二天一殺人事件〟被害者(塗りつぶされている)ちゃんの同級生(塗りつぶされている)を殺人及び遺体損壊遺棄容疑で確保。

 津木悟捜査員、容疑者(塗りつぶされている)を確保する際、重症。


(ここから数ページ、破られている)


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 20(塗りつぶされている)年四月一日。

 衆参、特別免罪処置法案を可決。

 翌年から施行し、該当者一名との発表に日本弁護士連盟は抗議。

 埼玉県特別矯正施設収容中の(塗りつぶされている)及び(塗りつぶされている)に施行する案で決着。

 

 同年四月三日。

 野党からの内閣不信任案。 


 同年六月一日。

 内閣総理大臣辞任。解散総選挙。


(ここから数ページ、破られている)


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 20(塗りつぶされている)年四月一日。

 特別免罪処置法案、施行される。

 該当児童二名の経歴一切を日本弁護士連盟は秘匿。マスコミ各社に規制を促す。


(ここから数ページ、破られている)


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 20(塗りつぶされている)年十月二十日。

 真幌女子高校カニバリズム殺人事件発生。真幌市警捜査特別一課が介入。


(ここから数ページ、破られている)


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 20(塗りつぶされている)

 特別免罪処置法施行者(塗りつぶされている)を(塗りつぶされている)で目撃。



(ここから数ページ、破られている)




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 20(塗りつぶされている)

 喫茶店(塗りつぶされている)で(塗りつぶされている)の後を(塗りつぶされている)と(塗りつぶされている)なる事件を(塗りつぶされている)



(ここから数ページ、破られている)


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 20(塗りつぶされている)

 憶測だが、これを題材に(塗りつぶされている)を殺害した(塗りつぶされている)のが真実だろう。

 

 おそらく私は(塗りつぶされている)から(塗りつぶされている)と(塗りつぶされている)に消されるだろう。


 よって(塗りつぶされている)は(塗りつぶされている)別の事件、たとえば(塗りつぶされている)


 つまり(塗りつぶされている)


 だが公表しようものなら(塗りつぶされている)だし、その場合、(塗りつぶされている)の犯人も(塗りつぶされている)ということになってしまう。皮肉だ。


 次から一連の事件の時系列をまとめていく。



 (メモはここで破られ、終わっている)

 



                           

 

                              

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