Tyrannの続編、しかも好きなキャラのジェズアルドがメインのストーリーと言う事でワクワクしながらページを捲りました。
初めに謝ろうかな。ん?誰にって?ジェズに。君の事も、もちろんお気に入りだよ?でもそれ以上にリヴェルが天使すぎる!ぐうかわすぎてよだれもんだよ!←w ちょっとジェズ霞むくらいの勢(強制終了w
てか、私読みながらジェズの気持ちに心から共感してた。いや、寧ろジェズになってたよね← なりきってた。演じてた←(爆)リヴェが近くにいたら私も絶対ジェズみたいになっちゃうと思うもん。ほんとに為す事全てが可愛すぎるリヴェ。虜にされるわー。
しっかし、ジェズ、ルシア、リヴェのやり取り楽しいなぁ。このトリオ好きだわー。ルシアのジェズへのサディスト感も最高すぎるよね。風嵐さん言わせるセリフセンスありすぎです。シリアスなシーンとの調和絶妙よ!
さて、一回落ち着いて(笑)確かに、このAbel、単体で読めるし、素直に面白いと思う。カクヨムネックの文字数も抑えめだし?でもわたしはTyrannを読んでからAbelを読んだおかげで明らかにその何万倍も面白さが増してたと感じました。話の作りが上手だから、2つのストーリーのリンクが良く分かって、堪らなくドキドキしました。
こんな明るく書いていますがこちらのシリーズのテーマである『復讐』、もちろん盛り込まれてあります。前半ちょっと気を抜いて読んでると後半心臓にいきなり来ます(笑)六章から零章になるのも...うん、やられたーって感じです。
尚、相変わらずグロテスクな戦闘描写は神ってる。ファンタジック色が強い世界観なのにひとつひとつのシーンのイメージがほんとに湧きやすいんです。脳内でしっかりキャラが動いてくれる。今回は吸血鬼やダンピールが目立つストーリーだから『血液』に纏わる描写は特に拘られているような印象も受けました。素敵♫
繋がりをよりおさらいしたくてTyrannを読み返したい、むしろAbelもっかい読みたいくらいなのですが、伏線が気になりすぎるのでひとまずRiveleに進もうと思います(笑)あー、ほんとに良作すぎるよこのシリーズ。読み出したら先が気になって仕方ないもの!もっと多くの人に読まれてほしい!このおもしろさを共感出来る人がほしいです!(笑)
登場人物一人一人が個性的で、とても魅力的です。
特にこの作品の主人公であるジェズアルドは、常にニコニコとしていながら誰にも見せようとしない弱さや苦しさを抱えていて、かと思ったら冷酷な一面もあったり……と、個人的に大好きなキャラクターです。
前半はのんびりと読んでいたのですが、四章以降からはハラハラさせられるシーンがあり、先が気になって気になってページをめくる手が止まりませんでした。
そして、読了後に感じたのは「他の二作も併せてもう一度読みたい」
概要欄にもあるとおり、簡潔でありながら分かりやすく、自然な流れでの解説描写があるので単品でも十分に楽しめます。
……が、読了後は是非他の二作『Tyrann』と『Rivele』も読んでほしい。
『Abel』を読むだけでは見えなかった世界が見えてきます。
まずは『Abel』として。
そして他の二作を読んだ後は、『復讐シリーズのAbel』として楽しめるはずです。
何より、『復讐シリーズ』はどれも内容が濃く人物も個性的で面白い。
他の二作も含め、もっと色んな方に読んでほしいです。