第7話 ナイトパックで。
牛丼屋の前で声を殺して泣く、変な奴がいた。
そんな私。
すっかり日は落ち
騒ぎ立てる若者や私と同じような顔をした中年を横目に
宛もなくさまよっていた。
ふと
どこからかパトカーのサイレン
別に悪いことはしてない、多分。
だけど追われる身の気持ちがわかった。
『捕まればあの人のところに戻されるのでは―――――』
なぜか走り出した
何処へ行くのかも決めずに
走った
どこかの物語なら無心で走ってるうちに異世界に来たり
救世主とぶつかったり―――――――
息が切れて立ち止まる。
顔を上げる。
【ネットカフェ -24h-】
救世主とは全く言えないけど、その場しのぎだけど、
動転して忘れていた避難場所を見つけることができた。
「ナイトパックで。」
死ぬ気で、生きるために。 apprio @apprio
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