2.バレなきゃ盗作じゃない!

「おもしろい設定」を考えようとしても新しく思いつかない、という話の続きです。



 そもそもですね...。


「おもしろい設定」ってなに???


 って話ですよ。



「おもしろい設定」の定義、できてる???


 どうです?

 ぱっと言えます?

「おもしろい設定」とはなにか?




 聞いておいて先に言ってしまいますが、

「おもしろい」っていうのは、とても「個人的なこと」なんです。

 あなたがおもしろいと思ったものがおもしろいんです。


 つまり、あなたが今まで集積してきた「おもしろいもの」が全てなのです。

「おもしろい設定」が分からないのに新しい「おもしろい設定」は思いつかない!


 しかしながら、人とは不思議なもの。「おもしろい設定」と言ってもよく思い浮かびませんが、「今までに出会った『おもしろい設定』は?」と聞かれれば、いくつか思いつくものです。


 すでに気が付いた方もいるかもしれませんが、はい。そうです。

 私の発想法は、これらよそ様の「おもしろい設定」からアイディアを発想していく方法になります。


 一から発想していく行為というのは「不可能!」と言うほどではないにしろ、それだけ難しいんです。

 ただ時々、あるとは思います。閃きという、アイディアが天から自分の頭に降りてくるという偶然が。


 しかし、その方法は非常にリスキーです。なぜなら安定しません。閃きが降りてくるまで待つという方法では、閃きが必要なときに必ず来てくれるわけではありません。

 だからこそ、発想の手助けが必要になるんです。


 ん? 「よそから設定を持ってくるのは盗作パクリになる」?

 そういう考え方は甘いです。


 


 バレない盗作とはつまり、もうそれはあなたの作品。最終的に別物になっていれば、それはあなたが生みだした設定です。この方法は、使にまで昇華させるためのものなのです。だから、安心してください。




 それで、前のエピソードにて「おもしろい設定」を考えてください、と問題を出したんです。ちなみに次のエピソードに行くまでに必要になります。なので、既存の「おもしろい設定」を持ってきてください。できれば、その設定・魅力を短めの文章に起こしてください。


 ちなみに媒体はなにであっても構いませんが、私の「おもしろい設定」の仕入れ先はアニメ・漫画であることが多いです。なので、私は季節代わりに発想がポップコーンのように出てきます。




 さぁ、次回からは、私の発想の仕方を例に実際に作っていきます。


 それでは、また次のエピソードで。







 ◆余談メモ1

 一応、参考までに。

 私のなかの「おもしろい設定」の共通項一覧です。(定義ではないです)

・シンプルであること。また、短い言葉で魅力を伝えられること。

・扱いやすいこと、話が広げやすいこと。

・斬新であること。


 ◆余談メモ2

 なんのための「おもしろい設定」?

・「良い設定」は「ストーリー」のために。

・「良いストーリー」は「キャラクター」のために。

・「良いキャラクター」は「心情・想い」を描くために。

・「良い想い」は「読者」に伝えるために。

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