第3話 美和子、居候の活用法を模索する
今日一日のスケジュールを頭の中で展開し、より効率的に諸々をこなす段取りを考えながら朝食を食べていると、少し前から我が家に住みついている、自称幽霊か生き霊付きぬいぐるみ、私や沙織が推察するエネルギー形態宇宙人が入り込んだぬいぐるみが、突然声を張り上げた。
「待遇改善を要求する!」
片腕を上げながらのその訴えで思考を遮られ、少々苛ついたが、私がそれを口にする前に、沙織が呆れた口調で言い返した。
「何? いきなり」
「だって俺はここで自我に目覚めてからずっと、一歩も外に出ていないんだよ!? 不健康じゃないか!」
今……、何だか面白いセリフを聞いた気がするわ……。
宇宙人の自我って、地球人のそれと同じなのかしら? そもそも肉体と精神からなる私達ならともかく、エネルギー体だけの宇宙人なら、自我はそのまま精神のありようって事で、存在そのものなんだから、自我が自我として存在しえるの?
何か一気に面倒くさくなってきたわね……。これは科学と言うより、もはや哲学の問題じゃないかしら?
「自我? 不健康? 何をどうやってそれを証明して主張するのか、是非とも教えて欲しいわ」
「沙織ちゃんは本当にクールだよね!」
「朝からそんなに力一杯誉めなくて良いわよ?」
「誉め言葉じゃ無いんだけど!」
相変わらず朝ご飯を食べながら素っ気なく応じる沙織と、キャンキャンと喚くゴンザレス。
二人を足して二で割ればちょうど良いと思うけど、そんな事を言ったら沙織が怒るのは確実だし、止めておきましょうか。そしてゴンザレスの訴えも、一応聞いてあげないとね。
「つまり? ゴンザレスは家の中だけではなく、広い外の世界を見てみたいのよね?」
「はい! 仰る通りです、ママさん!」
会話に割り込んだ私にゴンザレスが嬉々として頷き、沙織が渋面になって言い返してくる。
「だけどママ。こんな言葉を喋る、怪しげなぬいぐるみもどきが一人で外をウロウロしていたら、忽ち質の悪い子供に見つかってボロボロのズタズタにされるか、警察を呼ばれて大騒ぎになるわよ?」
「確かに普通のぬいぐるみにしか見えない物がうろうろしていたら、周りに不審がられるのは確実でしょうね」
「だったら」
「だから、普通じゃないぬいぐるみの設定を、こちらで作れば良いだけの話よ」
「はぁ?」
まだこの辺りの臨機応変さを、小学生の子供に求めるのは無理ね。でも変な顔になってる沙織は珍しいし、年相応で可愛いと思うわよ?
「ゴンザレス、今日は私の職場に来ない? 要するに、ちょっとした社会見学ね」
そう提案すると、ゴンザレスは表情を出す事ができたのなら、きっと目を丸くしたであろう声音で問い返してきた。
「ママさんの職場?」
「ええ。そこなら幾らうろうろキョロキョロしても、怪しまれないわよ?」
「本当に?」
「ちょっとママ。何考えてるのよ? 怪しまれないわけ無いじゃない!」
「いいから、沙織は黙ってて。ゴンザレス、どうする?」
すると能天気な顔のまま俯き加減で悩んでいたゴンザレスは、ゆっくりと顔を上げて言ってきた。
「行きます。連れて行って下さい」
「分かったわ。今日はあまり荷物は無いし、鞄に入るだろうしね。それじゃあ職場の人間に説明する、あなたの設定なんだけど……」
そうして早速、少し前に頭の中で考えた設定を話し出すと、横から沙織が「何を考えてるのよ。そんな話、部下の人達が本気で信じると思うわけ?」などとブチブチ言っていたから、思わず笑いながら言ってしまった。
「大人には、大人のやり方があるという事よ」
すると沙織は面白くなさそうな顔になって、黙々と残りのご飯を片付け始めた。
これから本当に理系を目指すなら、もうちょっと柔軟な考え方ができれば良いんだけどね?
「じゃあここに入って」
「了解しました!」
ビジネスバッグのファスナーを全開にして促せば、飛び上がって縁に掴まったゴンザレスが、いそいそと中に入り込む。スペース的にはギリギリだと思うけど、基本ぬいぐるみだし、中で多少潰れても平気だから気が楽だわ。
「じゃあ、行ってきます。沙織、戸締まりよろしくね」
「うん。行ってらっしゃい」
半ば呆れた目を向けてきた沙織に後の事を頼んで、私は職場に向かった。
「おはようございます」
ここに来るまで、特に通勤電車の中で、バッグの中から「うげ」とか「ぐぉ」とか変な声が聞こえた気がしたが、敢えて無視した。そしていつも通り職場に足を踏み入れて挨拶すると、いつも通り周囲から声がかけられる。
「あ、おはようございます」
「おはようございます、主任」
それから自分の机に到達し、バッグを開けて中からゴンザレスを取り出しながら、最終確認をした。
「じゃあ、ゴンザレス。打ち合わせ通りにね?」
「……了解です、ママさん」
何となく声に疲労感が漂っていたが、気が付かなかったふりをする。そしてさり気なくゴンザレスを机の上に立たせると、予想通り忽ち周囲の人目を引いた。
「あれ? 主任、そのぬいぐるみは何ですか?」
部下の一人がすぐに食い付いてくれた事に笑い出しそうになりながら、なんとか真面目な顔を取り繕いつつ、それらしい説明を始める。
「久しぶりに会った、大学時代の友人から預かった物なの。彼、工学部の出身なんだけど、これは研究中の試作品なのよ」
そう口にすると、徐々に集まってきた部下達が、不思議そうな視線をゴンザレスに向けた。
それはそうよ。どう見たって、何の変哲も無い熊のぬいぐるみにしか見えないもの。
「試作品?」
「普通の熊のぬいぐるみにしか見えませんが……」
「まあ、ちょっと見てて」
そして小さく咳払いをしてから、もったいぶってゴンザレスに声をかけた。
何だか、結構楽しくなってきたわ。
「おはよう、ゴンザレス」
「おはようございます」
そして私の挨拶に対して挨拶を返しながら、ぺこりと頭を下げたゴンザレスを見て、私達を囲んでいた全員が驚愕した。
「喋った!?」
「しかも頭を下げましたよ?」
「それに、なんて凄い自然な動き! 何なんですか、これは!?」
「主任のご友人って、玩具メーカー勤務なんですか?」
見事な食い付きっぷりに、思わず笑ってしまいながら、私は嘘八百の話を口にした。
「いいえ。実はその友人は、某有名工業会社の研究開発室で介護用ロボットの研究をしていて、ミニチュアの試作品を作ってみたのよ」
「介護用ロボットの試作品?」
「ミニチュアなのは分かりますけど……、どうしてぬいぐるみなんですか?」
「要介護者を抱き上げたり支えたりする時に、相手が触れたりぶつかった時に衝撃を和らげる外観の方が良いでしょう?」
怪訝な顔をした彼らに向かって、嘘を笑顔で押し通す。
正直、この荒唐無稽な話がどこまで通じるか、わくわくしてきたわ。
「……何か凄く、斬新な考えですね」
「さすが、主任のご友人です」
「絶対にそうは見えないだろうけど、これは最先端技術の固まりなのよ? どこにもカメラやセンサーが無い様に見えて、しっかり周囲の状況を判断できるし」
真面目にそう告げると、周りの皆は分野は違えど、研究者としての探究心を刺激されたらしい。途端に鋭い視線をゴンザレスに向けてきた。
「そう言えばさっき、主任の声に反応して、きちんと挨拶してましたね」
「他にも、例えば……。ゴンザレス、これを持ってくれる?」
「かしこまりました」
声をかけながら机の上に有ったボールペンを差し出すと、両手を出してそれを受け取るゴンザレス。受け取るって言っても、正確には両腕の先に乗せている状態なんだけど、それを見た皆は真剣な顔で頷いた。
「おお、凄いな」
「それじゃあゴンザレス、次にこれを持ってくれる?」
咄嗟に厚さ十センチはある文献集を取り上げてゴンザレスの前に差し出すと、周りが焦った声を上げた。
「ちょっ……、主任!?」
「幾ら何でも潰れます!」
「それはどう考えても無理」
「すみません、持てません」
「……え?」
ゴンザレスが微動だにせず、冷静に拒否した為、周りは揃って唖然となった。
「断った、んだよな?」
「ああ。自分の判断でな」
「と言う事は……、とてもそうは見えませんが、少なくともこれには物体を認識する極小カメラと、それの材質や形状から重量を判断するシステムが、組み込んであるって事ですよね!?」
「しかもその重量が、自分が支えられる範囲内の重さかどうかを判断して、音声で可否を伝える回路も保持しているって事じゃないですか」
「凄い! それだけの能力が有るのに、通常のぬいぐるみ並みの重さしか無いなんて!」
「これは画期的な技術革新じゃないんですか!?」
驚愕の顔付きで勝手に推測しつつ机に迫り、興奮気味に次々ゴンザレスを持ち上げながら訴えてきた部下達に、思わず苦笑いしてしまった。
「専門外だから分からないけど、私も見せて貰った瞬間にそう思ったわ。だけど本人は、まだまだ改良の余地があると思っているらしいの。だから実用化は、まだまだ先の事になると考えているらしいわ」
「これ以上、何をどうしろと?」
「如何にも、技術畑の人みたいですね」
興奮が一旦落ち着き、皆が呆れを含んだ感想を漏らしたタイミングで、わざわざ職場にゴンザレスを連れて来た、尤もらしい理由を告げた。
「どうしても同じ様な視点を持つ人間ばかりだと、意見や問題点の掘り下げ方も似通った物しか出ないし、偶には門外漢の人間、かつ秘密保持には厳しい倫理観を持っている人間の、率直な意見が欲しいと言う事なの。それでちょっと預かって、色々意見を貰えないかって頼まれたのよ」
「まあ、確かにここの特殊性を考えたら、うっかり機密漏洩する様な人間はいませんがね」
「因みに、主任が気になってる事とかはあるんですか?」
「そうね……」
真顔で尋ねられて、ちょっとやってみようと思い付いた事が有ったので、実行に移してみる事にした。
「例えば……、ここにこう座らせるでしょう?」
「はい」
「それから、どうするんですか?」
手に持っていた文献集を机に起き、その縁にゴンザレスを座らせる。
「それで、ここでこう引いても」
そして勢い良く文献集を背後に引っ張ったら、ものの見事にゴンザレスは後方にしりもちをついて仰向けになった。
なんだ……。宇宙人なんだから、空気椅子位するかと思ったのに、根性無いのね。
「座った状態のまま、体勢を保つ事ができないのかしらと。……無理みたいね」
「主任! それ、無茶ぶり過ぎますって!」
「そうですよ。そんな繊細なオートバランス機能まで、こんな小さな物に組み込むなんて!」
「悩み過ぎて、ご友人がハゲそうで気の毒です!」
「それにそんなシチュエーション、介護現場であり得ないでしょう!?」
「そうかしら?」
思い付いた事を軽く言ってみただけなのに、妙に皆の不評を買ってしまった。何故かしら?
「やっぱり主任、鬼だ……」
「とことん極めないと、納得できないタイプだからな」
なにやら小声でボソボソ言っている人間もいるけど、始業時間が迫っている事もあって話を終わらせる事にした。
「そういう訳だから、今日一日このゴンザレスをここに置いておくから、皆、空き時間や休憩時間に色々試してみて、後から気が付いた事とか感想を聞かせて頂戴」
「分かりました」
「主任、早速ですが、今日の実験スケジュールの確認を……」
それからすぐに日常の光景に戻ったけど、これでゴンザレスは一日退屈しない筈よ。最新技術と信じている物を目の当たりにして、皆のモチベーションも高まった様だし、一石二鳥よね。
その後は殆どゴンザレスの事を忘れて各自の研究室に出向き、会議にも出て、自分の机に戻ったのは夕方も遅い時間になってからだった。
「このゴンザレスのスケール比と要介護者の体重を計算すると、やはりこれで三キロは支えたいですね」
「内部支柱の材質が不明なので何とも言えませんが、もう少し太くして可動部の調整も必要かと」
「全身の動きを不必要に滑らかにして、繊細さを追求する必要はありません。それをある程度犠牲にしても、駆動系を強化する部品を開発するべきです」
「なるほどね。色々意見をありがとう。ちゃんと伝えておくわ」
帰り際に、日中ゴンザレスを観察していた面々が、律儀に報告しに来たので、しっかりメモを取りながら応じた。これが役に立つことは無いけれど、ゴンザレスの相手をしてくれた事への礼儀と、感謝の気持ちからだ。すると話終えた一人が、心配そうに机を見下ろしながら尋ねてくる。
「それはそうと……。そのゴンザレスは少し前からその状態なんですが、まさか俺達が触っている間に、どこか壊れた訳では無いですよね?」
机の片隅で仰向けになり、ピクリともしない奴を見て、これしきの事を最後まで演じきれないとはこの根性無しがと、舌打ちしそうになった。
しかしなんとかいつも通り、何でもない様に言い返す。
「大丈夫よ。朝に言っておくのを忘れたけど、内部の極小バッテリーの容量が、ギリギリ夕方まで保つか保たないか位だったの。帰って充電すれば直るわ」
「そうでしたか」
「しかし、どこから充電するんですか?」
「それはちょっとした企業秘密」
にっこり笑って誤魔化すと、途端に周りから感嘆の声が漏れる。
「やっぱり、開発の最先端技術は凄いよな」
「ああ。俺達も負けずに頑張ろう」
「それでは主任、お先に失礼します」
「お疲れ様」
機嫌良く声を掛け合い、ぞろぞろと部屋を出て行く彼らを見送ってから、全員のスケジュールを確認して無意識に呟く。
「あと研究室に残っているのは、岸田さんと武藤さんね……」
一人きりになった室内でそう口にした途端、電池切れの様相を呈していたゴンザレスが、むくりと起き上がった。
「ママさん! 何なんだよあいつら! 日中入れ替わり立ち替わりやって来ては、俺の手足を曲げたり伸ばしたり、転がしたり引っ張ったり、やりたい放題だったんだけど!?」
本気で憤慨しているゴンザレスに、悪いとは思いつつも、思わず盛大に噴き出してしまった。
「ごめんなさいね。皆、研究バカだから。新しい技術とか情報に目がないのよ」
「それにしたって! そもそもここって製薬会社の研究所なんだろう? なんで機械とかに興味あるんだよ?」
「確かにここは新規薬品合成開発の班だけど、基材開発やナノカプセル開発の班もあるし、極小の部品開発や新素材の情報に触れる機会は多いのよ。それにどんな事にも好奇心を持って取り組む。それが研究者としての、最も大事な素質じゃ無いかしら?」
「それはそうかもしれないけど……」
何やら不満そうな口振りながらも、取り敢えず怒りを収めてくれた様なので、軽く感謝の言葉を口にした。
「予想していた様な散歩じゃ無かったけど、我慢して皆に付き合ってくれてありがとう。皆、とても刺激になったらしいわ。最近、研究に行き詰まってる人が何人かいたんだけど、全員目がキラキラしてたもの」
これは本当の事だった。
ちょっとした思い付きで連れてきたけど、予想以上の効果だったわ。
「それじゃあ……、俺は役に立ったのかな?」
妙にしみじみとした口調で見上げてきたゴンザレスに、何事かと思いながら言葉を返した。
「ええ、十分役に立ったわよ? ありがとう、ゴンザレス」
「いや……、まあ、これ位なら、いつでもやってやるから……」
ちょっと顔を背けて、ボソボソ言っているゴンザレス。
何? 柄にも無く、照れてるとか? 面白いわね。
笑いだしそうになりながら、キーボード上で指を走らせて仕事を続けていると、彼が不思議そうに言ってきた。
「ママさん、もう暗くなったし、帰る時間じゃないのかな?」
「忘れた? 今日は木曜だから、沙織は九時まで塾なの。だから毎週木曜日は、徹底的に残業してるのよ」
「そう言えば、先週もそうだったっけ。確か巧と一緒に通ってて、夕食も巧の家で食べさせて貰ってたよね?」
「ええ、本当にお世話になりっぱなしで、申し訳ないわ。孝則が居てくれたら、沙織の面倒も見てくれたんだけど」
思わず愚痴っぽくなってしまったけど、仕方がないわね。だって本当に色々仕事が重なってる時に、居なくなってるんだもの。
するとここでゴンザレスが、不思議そうに首を傾げながら尋ねてきた。
「孝則って?」
「ああ、私の夫の名前よ。沙織から聞いてなかった?」
「……うん」
そこで何やら急に俯いて無言になったゴンザレスを見て、どうしたのかと思ったけど、そのまま仕事を続けながら、惰性的に話を続けた。
「本当はね。沙織の事が心配だし、あまり残業はしたくは無いんだけど。一応肩書を持ってるとね、自分自身の研究の他に、他の部署との調整をしたり、部下の研究の評価をしたり、上から予算を分捕ったりしなきゃいけないからどうしても業務時間内に終わらなくて。巧君と麗子さんには、本当に感謝してるわ」
同じマンションに住み始めてから、同じ年の子供がいるからってお世話になりっぱなしなのよね。
そんな事を苦笑いしながら言っていると、いきなりゴンザレスが言い出した。
「頑張ってるんだな……、美和子」
なぜタメ口。……ムカつく。
「いでででででっ!! ちょっとママさん、止めて!!」
「どうして私が、あんたから上から目線で『頑張ってるんだな』なんて言われなくちゃならないわけ!? しかも呼び捨てって何よ? 何様のつもり? これ以上ふざけたことをほざくなら、雑巾の代わりにあんた自身で床掃除をするわよ!?」
「すみません! ごめんなさい! もう二度と言いません!!」
両手で奴の顔を掴み、力一杯左右に引っ張りながら脅すと、狼狽しまくった謝罪の言葉が返ってきた。
全く、最近退屈しない上に、騒々しいったらありゃしない。
「でも……、これ位なら、ほど良い刺激よね」
「なっ、何でしょうか、ママさん」
独り言を耳にしたのか、ゴンザレスがびくびくしながら尋ねてきたため、笑って「何でもないわ」と返した。このゴンザレスとの生活がいつまで続くのかは分からないけど、最後まで楽しく過ごせそうな気がする。
でもそんな事を言ったら、奴が増長してまたタメ口になりそうだから、言ったりしないけどね。
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