第7話こんごう奪還

―イージス艦こんごう―


 こんごうがバカスカと対空ミサイルを撃ちまくる。ドローンを落とすのに必死であった。


"こんごう、ミサイルの残弾が減少しています"


"ッ!……ミサイルの発射止まりました!!"


"攻撃を緩めるな!!……第3波攻撃開始!!"


"了解!訓練支援艦、無人標的機攻撃開始!!"


 ミサイルを撃ち尽くしたこんごうは、今度は主砲や魚雷で攻撃を始める。

 だが、その持久力もたかが知れていた。

 イージス艦とて、無限にミサイルや砲弾を搭載している訳ではない。


 こんごうの弾薬を消耗させるのだ。


 ヤマト作戦は、特殊部隊の突入を最終段階としている。そのためには、こんごうの戦闘力を奪われていることが大前提だ。

だから、戸村幸一艦長は、ドローンによる飽和攻撃を提唱した。


 戸村艦長の意図に違わず、こんごうは確かに消耗していた。


"こんごうの反撃、止みました!!"


"今だッ!!特別警備隊突入!!"


 ついに海軍の特殊部隊が突入する。


 工作員らは手持ちの自動小銃で反撃を図るが、陸軍の対戦車ヘリコプターが甲板を機銃掃射し、即時に絶命する。


 勝敗はもう、目に見えていた。



―戦艦大和―


 朗報がもたらされる。


「「統合任務部隊司令官より通信!!『護衛艦こんごうは奪還された。容疑者は全員射殺』!!」」


「「よしッ!!」」


 2015年、日本国は北朝鮮よりイージス艦こんごうを奪い返した。


 日本国、そして天皇陛下や皇族方の御身は守られた。


 大和は征く。

 

 日本に明日への希望をもたらすために。

     




 





 


 










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北朝鮮 右日本 @9912

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