第6話飽和攻撃
―首相官邸内閣危機管理センター―
「ヤマト作戦……発動!!」
国防軍の最高指揮監督権を有する内閣総理大臣が命じた。
―イージス艦こんごう奪還統合任務部隊(横須賀自衛艦隊司令部)―
総理の命令を受け、統合任務部隊司令官が指示を出す。
統合任務部隊司令官は、海軍実働部隊の長たる国防艦隊司令官が務める。
「「戦艦大和、威嚇砲撃開始」」
「「航空攻撃、第1波攻撃開始」」
―戦艦大和―
大和もオペレーションを開始した。
「主砲攻撃始め」
「「レールガン用意よし」」
「「うち―かたッはじめッ!!」」
「「CIC撃て」」
洋介と美香は訳が分からない。
「え!?本気で撃つのか!!」
幸一は応じる。
「あくまで側撃させるだけだ!」
ついに発砲された。
発射の衝撃が艦橋にも響く。
"……弾……着!!"
幸一の目的は、こんごうの無力化にあった。
今、こんごうは艦体を揺さぶられ、戦術核の発射どころではなくなった。
作戦は第2段階に入った。
"航空攻撃第1波攻撃開始"
「親父、これって……」
「民間から徴発したドローン群だ」
CICから報告が入る。
"こんごう、作戦通りミサイルを乱射!"
幸一はニヤリと笑い、「消耗戦だ。飽和攻撃でこんごうのミサイルを撃ち尽くさせるのさ」と言った。
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