第4話コンタクト
―首都圏某所海岸―
国防海軍のヘリコプター『シーホーク』は、砂を盛大に巻き上げつつ、着陸態勢に入った。
「「ッ……!」」
洋介が美香を砂塵から庇う。
砂塵が収まると、パイロットが降りてきた。
彼は2人に話しかける。
「やあ。僕は機長の一色大尉だ。
「は、はあ……え!?親父が?」
「2人とも何も聞かずに、シーホークに乗ってほしい」
洋介は乗ってみることにした。
父親の名前を出された以上、気になるのだ。
「行くぞ美香」
「ちょ……」
ヘリコプターは勢いよく飛び去っていった。
―戦艦大和後甲板―
シーホークは戦艦大和に降り立つ。
大佐の階級章を着けた男が歩みよってきた。
「よっ」
「親父!?大和艦長だったのか?」
洋介は驚いた。
「お嬢ちゃんも一緒か……いつも洋介が世話になっている」
「い、いえ!」
美香は顔を真っ赤にしてしまった。
(親父め……)
挨拶を終えると、幸一は顔を引き締める。
「状況は聞いたな?」
「ああ、ヘリで」
「よし、付いてきてくれ」
洋介と美香は艦橋へと案内されていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます