タヌキが出てくる…って、ファンタジー?
と思ったら、がっつりオフィス・ラブでした。
しかも、胸を締め付けれられるような切なさがちりばめられた、大人の恋愛もの。
結婚適齢期の男女のすれ違いが痛いほど伝わってきます。
けれども、紀樹の軽妙な関西弁や気取らない性格が随所にくすりと笑えるポイントを作っていて、テンポよくさくさくと読み進められました。
第一部・第二部では、紀樹と実結のすれ違いに切なくなりつつも、ナマケモノ(タヌキ?)捕獲ににんまりとしてしまいました。
しかし、続く第三部では紀樹と実結の出逢いを実結が回想しており、つい実結に共感して応援したくなってしまう…。
男前な紀樹はどうするのでしょう?
続きを楽しみに追わせていただきます。