第11話 お楽しみ

「おっす、天野とマモル!昨日はどうだった?」

「私は一回戦負けだったけど、マモルくんは二回戦までいけたんだよ」

「やるじゃねえかマモル。ついにお前も初勝利できたか」

「うん、ありがとうリョウくん」


昨日の大会でカードの世界をまた知ることができた。

そして対戦を通じて相手のことも知ることができた。

学べることもたくさんあった。

たった1日だけどとても充実した1日だった。


「僕が負けた相手なんだけど、小学生の子なんだけどすごく強かったよ」

「ほおぉ」

「なんというかすごいレベルの差を感じたんだ」

「私もこの子はすごいと思ったよ」

「そうだろ。そういう場所には一人飛び抜けて強いやつがいることって

時々あるんだよ。そういう奴は小さい時からカードが好きで

頑張ってたやつだと思うぜ」

「そっかー」


僕は中学生から始めたけど、小学生から始めた子もいるんだ。

でも、僕より歳下の子だけどあこまで強くなれた。

なら僕もその子と同じくらい強くなれる可能性があるかもしれない。

そう思うと、また頑張りたいと思えた。


「あ、そうだ。マモルくんとリョウくん。3人でパーティでもしない?」

「ん?パーティってなんだ?」

「おかし食べたり食事を食べたりしてみんなで楽しむの。どうかな?」

「面白そうじゃねぇか。よし!パーティやろうぜ。マモルも賛成だろ」

「うん、僕もパーティ賛成だよ」

「決まりだね。じゃあ明日の放課後に3人で買い物行こうね」

「OK」


僕たちは明日パーティをする約束をした。

明日がすごく楽しみだった。

友達同士で一緒に遊んだり話す時間がとても楽しかった。

これからも3人で仲良くやっていけたらと思う。




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