第6話 初めてのパチンコ2

(ここから初めてのパチンコはエッセイの蛇足編となります。どーでもいい方は内定まで飛ばしてもらっても構いません。)


 今にして言うけど、ぶっちゃけ、パチンコはギャンブルだ。ハッキリ言う、ギャンブルだ。

 ・・・と、本音はさておき、建前は娯楽である。

 というのも、簡単にいうとパチンコとは玉を借りて、盤面のハンドルを握り、スタートチャッカー(ヘソともいう)に向けて玉を飛ばす。そこに玉が入るとデジタルが回り、数字が揃うと大当たりになる。するとアタッカーと呼ばれる部分が開くので、そこに向けて玉を飛ばすと、玉が増えていくというものだ。

 なんで玉を増やすだけで楽しいのか理解できないかもしれないが、この玉をパチンコ屋はある特殊な景品に変えてくれるからだ。

 そいつを俗にG景品、あるいは文鎮、ペンダントという隠語で表されるものに交換する。そして店を出て近い場所に変な小窓、簡単に言うと換金所みたいなところがあるのでそこにその景品を入れる。するとそれを買い取ってくれて、現金が出てくるのだ。この日本でギャンブルが廃止されているにも関わらず、三点方式と呼ばれるこの方法によって、パチンコは娯楽ですよー、好きな景品(現金)を増やせるように遊んでねー、って言ってるようなもんだ。

 とまぁ、ここまで愚痴ったが実際にパチンコは当たるか否かで結果が大きく左右され、また当時麻雀好きだった(賭けてもいた)俺に一人で出来るギャンブルは心のカンフル剤として定着し、パチンコが好きになっていったのだった。

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