第7話 強くなりたい
この日、僕とリョウくんはワールドクリエイトでさらに上手くなるための作戦会議的なものをたてていた。
「なあ、マモル。俺たちどうやったらもっと強くなれると思う?」
以前の折田さんとリョウくんの対戦を見て、リョウくんもいい勝負を
していたけど、折田さんのデッキ構築やプレイングはともにリョウくんを
上回ってると思った。
折田さんとの対戦を通じてリョウくんはもっと強くなりたいと思い、今回の会議を開いたのだと思う。
「そうだね…サポートカードのデッキは変わらないから、やっぱりメインデッキのほうを強化しなくちゃね」
「そうだな…だがこのデッキをさらに強化するべきなのは分かるが
どう強化すればいいか分からないんだよな」
「お前らどうしたんだ?そんな真剣そうに話し合ったりして」
声をかけたのは折田さんだった。
「折田さん。実はワールドクリエイトでもっと強くなりたいのですが
どうすればいいのかわからなくてリョウくんと話し合ってたのですよ」
「そうか、そういうことか。なら二人ともデッキの内容を見てもいいか?」
「はい」
僕とリョウくんは同時に返事をした。
折田さんは僕のデッキじっくり眺めた後にリョウくんのデッキを眺めた。
「そうだなぁ、、二人ともパワーデッキのようだな。だがカード1枚の性能に
頼った構築だから単調な攻めになることが多いし、ぶっちゃけ相手にしてて
単体性能だよりだからそこまで脅威に感じないんだ」
「攻め方が単調…ですか…」
「くぅーキツイアドバイスだな。だけどある意味的を得てると思うぜ」
「そうだね」
「悪い悪い、ちょっとトゲがある言い方だったな。カードゲームで強くなる秘策は俺の場合は色んなカードの特徴を知ることだと思うぜ。1つのデッキに拘らず
色んなデッキを作ってみて実践で試す。試していくうちにそのタイプのデッキの
長所や短所が見えてくるから相手の攻め方がわかってくると思うぜ」
「なるほどなぁありがとうございます」
「僕もありがとうございます」
「どういたしまして。二人とも奉仕活動でカードがたまってきたら
色んなデッキを作って、そのレシピをブログで紹介していけばいいと思うぜ」
ブログ活動は僕は週に3回くらい載せていて、いつも日記のように書いていたけど
これからはデッキレシピを載せていくのもアリだと思った。
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