第6話 撮影
部活に入部した日から1カ月がたった。
学校の奉仕活動に慣れて体力もついてきた頃だった。
活動の一環で貯めたお金を一部は使い、一部は貯金して3人とも
自分でデッキを強化していった。
貯金したお金は新しいパックが出た時に備えてためていた。
その日もいつも通りに3人とも部室に来ていた。
「今日は動画作成について説明するとするか」
折田さんから動画作成についての説明がされた。
僕らが使えるのはC920のWebカメラだ。
音声はコードでつないだヘッドホンでキャッチして
音声を後から入れたり編集したりできるようだ。
主に撮影するのはパックの開封動画やワールドクリエイトの対戦動画となる。
それらの動画をyou tubeにアップして、ブログにyou tubeから検索して
貼り付けることができるようだ。
you tubeのアカウントはすでに新カード研究部専用のものが学年ごとにあり
僕たちは1年生のアカウントを使うことになる。
「今日は奉仕活動を終えたら動画アップするところを生で説明するから
活動後、部室に戻ってくれ。じゃあ、解散だ」
今日の奉仕活動は委員会の雑用だった。書類の整理などをした後に
僕たちは部室へと戻ってきた。
僕たちが部室に戻ったころにみんなそろっていた
「みんな集まったな。じゃあ、1年生に対戦動画の撮り方の説明をするな」
折田さんは自分のデッキケースをとりだした。
デッキケースには6種類くらいデッキが入っていた。
「デッキたくさんありますね」
「ああ、今回は対戦動画の撮影というわけでテーマ性があるデッキを
揃えてきたからな。よし、新田。俺の相手をしてくれ」
「俺ですか、分かりました。全力で行かせてもらいますね」
リョウくんは気合いを入れて撮影カメラが設置されたテーブルについた。
「じゃあ音声で録画する部分だが、俺は自分の使うテーマデッキの解説をしていく。デュエルな本気で来てくれて構わない。序盤は音声は俺のボイスで新田は
初めてだから合図をした時に話してくれればいい。そんな感じでいいか?」
「はい、了解っす」
こうして折田部長とリョウくんの対戦が始まった。テーマデッキでかつ解説をしながら対戦してる折田さんは言わずもがな強かった。リョウくんはいい線まで行ったけど折田部長の勝利で終わった。
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