第8話 深愛④
お互いに身体を冷やさないようにシャワーを浴びた。浴室のパネルをいじって、浴槽にお湯をためる。そして私の浴室にはマットやシャワーチェアなんてものはないのでお互い立ったままだ。
「先生、頭洗ってあげますので少し浴槽に腰かけて頭下げてもらえますか?」
そういい、私としては彼女の身体を堪能したいとこだが、あとでじっくりしようと思い彼女のいう通りに腰かけて頭を下げる。
「はい、では洗いますよ~~~」
手を泡立てて、私の頭を全体的になじませてさらに泡立てていく。
「お客様~~痒いとこはないですかー?」
散髪屋のように、彼女にしたら美容室なんだろうが、店員になった気分で質問してくる。
「あー今のとこは大丈夫です」
私も年がいなく、お客さんのマネをして答えた。
「お客様は髪質が少し硬い感じですね~」
「そうなんですかー?自分以外はわかんないです」
どうやら続けるらしい。まぁなんか楽しいので乗っかっておこう。
「ハゲないと思います。」
思わず笑ってしまった。いきなり何を言い出すの・・・・ハゲないのならそれに越したことはないななんて思ってしまった。
「それはよかったです。ハゲるのはもう少し先でお願いしたいと思ってたんで」
「そうですね そうしてほしいかも?」
まぁ好きな人がハゲてるってのは彼女としても困るのかもな まだ若いし
「じゃ流しますよ~」
どうやら全体的に洗い終わったらしい。お願いしますと声をかけて彼女の指が頭を走り回っている。気持ちいいな~なんて思ってしまう。
「ふぅ・・・・終わりました」
「それじゃ今度は私が洗ってあげるよ」
「うふふ・・・・お願いします」
そういい、入れ替わり彼女の髪にシャワーを浴びせる。お湯が馴染むように指で彼女の髪とお湯に絡めていく。
「それではお客様、シャンプーしますね」
彼女はノリを理解してくれたらしい、嬉しそうに優しくお願いしますね~なんて言っている。私も彼女がしてくれたように髪にシャンプーが馴染むように良く手で泡立てて、上から下にかけて髪をすくように指を通していく。十分に馴染んだかなと思いい頭皮を揉むように洗い出す。
「お客様、痒みはございませんか?」
紳士のように、丁寧に声をかけ、指を動かしていく。彼女はえへへと漏らして
「ちんちんってこんなに小さいのにあんなに大きくなるんですね」
「・・・・えーとお客様・・・・?」
たしかにそうだよな、対面上にいるわけだから、見たくないと思っても、視線の先に私のモノがあるんだから気になって仕方ないだろうなって思うんだけど、いきなり何を言い出すのかな、とんでも発言に耐性ができてしまうよ?おじさんは
「そうですね、意識でどうにかなるものではないので」
冷静に彼女の質問に応えた。それがうれしいのかさらに・・・・
「触ってもいいですか?」
その言葉に躊躇して、頭の中で言葉を選んでいたら、モノがピクピク動いて大きくなろうとしている。あーあーとだめだ・・・・
「わ・・・わわ・・・大きくなっていく」
これ以上みられまいとシャワーを全開で彼女の頭にかけた
「きゃっ・・・・っぶぶ・・・・っぶぶ」
お湯で言葉が発することができずにへんな音をだしていた。まったくキミはもう・・・・心の中で呆れ半分、楽しさ半分といった感じで、彼女の髪を洗い上げていく。
「先生ひどい、いきなりお湯かけるなんて、一瞬くるしかったですよ」
洗い終わって、私に抗議してくる。決してやり過ぎたなんて反省は生まれない、無視して彼女に身体を洗うためのボディタオルを渡す。
「店員さん お願いします」
満面の笑みでその抗議を中断させた。むーっといいながらも受け取り、ボディーソープをつけて泡立てている。背中を向けて彼女が洗い出すのを待っていた。そして何も言わずに私の身体を洗い出してボディタオルを持っていない手で、背中をなぞり始めた。
「男の人の背中は広いですね」
「若いなら引き締まってたりするんだろうがね」
「ふふ、男らしさはあるんでそんな事は気にしてませんよ」
彼女は嬉しそうで、フォローをするわけでもなく本心を伝えてくる。その言葉が私としても嬉しく感じていた。彼女は引き続き背中を洗いながら下にいく。お尻や足を一生懸命洗っている。さっき茶菓したから、何も言わないのだろうか?
「じゃぁ前向いてください」
「・・・自分で洗うよ」
さすがにアレが丸見えだし 彼女の裸が気になって、アレ、巨大化しそうだ。
「ダーメ、どうせ一回みてるんだから大丈夫です」
なにが?なんて突っ込みたい 彼女の目は洗う気満々、拒否はできない 嘆息・・・
「ふふ・・・感心、感心、わたしの事わかってきたみたいですね」
「こうも、短期間にキミに深く関われば、自ずと理解していくものだよ」
そう、彼女は頑固で、なんでも思った事をやり遂げるまで諦めない。今まで彼女が口にしたことは全て、やり遂げられている。
「先生、そろそろわたしのことキミとか木下じゃなく下の名前で呼んでください」
彼女は上目遣いで私にお願いしてくる。そのしぐさに心の動揺が隠し切れない。
「・・・あ・・・・あー・・・・」
と口ごもり、そういえば、下の名前なんだっけ?そんな事思ってたら
「はぅっ」
モノを思いっきり掴んできた。
「・・・・先生、もしかしてわたしの名前知らないとか忘れたとか言わないですよね?」
彼女の顔は、眉をぴくぴく動かしながら怒りを堪えてる
申し訳ない顔でその通りです。と表情で答えた。
「や・え・弥栄です、もう失礼すぎます」
「悪い・・・・弥栄・・・・」
申し訳ない気持ちで、彼女の名前を呼ぶことにした。弥栄は納得してくれたのか再び身体を洗い始めた。上から下にかけてどんどん身体を屈めていく、モノを避けて足を洗う際に彼女の息がモノにかかる。その光景を上から見ていると興奮が抑えきらず、立派になっていくそのモノが、弥栄の目の前でピクピク動いている。弥栄は横目でそれを確認して、私を方を向けてきて悪戯な顔をしてくる。
「ちゅ・・・・」
亀頭にキスをしてきたと同時、私は声は漏れてしまった。
「っぁ」
「先生、女の人みたいですね」
うれしそうにいい、タオルを当てて洗い始めた。その感触が気持ちよく、勃起が収まるどこか、さらに大きく膨らみ、痛みを感じてしまう。弥栄は素手で竿をこすりだした。
「・・・・ぁ・・・・ちょ・・・うぁ・・・・んん・・・」
あまりの気持ちよさに声を抑えることができない。その声に彼女は興奮してさらに動きを速めていく。くちゅくちゅくちゅ・・・・と激しく音を奏でて弥栄もその音にハモるように甘い声を重ねていく。
「はぁ・・・はぁ・・・・ん・・・んん・・・はぁはぁ・・・」
浴室の温度が更に上がっていく感じがして、私の頭はぼーっとしてきて立っていることがきつくなり、浴槽に腰を掛ける。
「はぁ・・・・んんん・・・弥栄・・・弥栄・・・・」
彼女の名前を連呼して、気持ちよさを浸る。自然と弥栄の頭に手をやり、そして顔を撫でていく。私の目を見ながら、甘い吐息を漏らしていく。
「はっは・・・んん・・・ぅん・・・んーはっ・・・」
もっと私の名前を呼んでくださいと言わんばかりに弥栄は甘い吐息を荒げていく。
「弥栄・・・弥栄・・・弥栄弥栄・・・やえぇ・・・」
もう絶頂が近い、竿と指で湿った音、弥栄の吐息、私の喘ぐ声が幾重にも重なり、気分が最高潮をなる。だめだ、もう無理・・・・
「弥栄・・・・でる」
そう告げた瞬間に弥栄の顔、目がけて白く濁ったシャワーのように降り注いだ。
「きゃぁ」
「はぁはぁはぁはぁ」
いきなり発射された精液に彼女も驚いて、声をあげた。私自身も達成感を身体に全体に感じて、呼吸が荒くなる。
「いっぱい・・・んちゅ・・・んちゅ・・・ぺろ・・・んちゅ」
彼女の顔いっぱいにかかった精液を寄せて集めてなめていく。まるで媚薬が混ざっているのか舐めまして顔がどんどん蕩けていく。
「はぁはぁ・・・はぁ・・・・」
肩で息をしながら彼女を見ていると彼女は立ち上がり壁に張り付き背を向けてくる。
「先生・・・・まだ大きなおちんちんをお股に挟ませてください」
何をするのかいまいち理解できずにいたが弥栄の傍に近づいた。
弥栄は、お尻を突き出してデルタゾーンにモノを入れて挟み込んだ。弥栄の秘部からはもう愛液が溢れ出さんばかりに竿に垂れていく
「はぅ・・・・ん・・・動いてください」
そう言われて私は弥栄の腰に手を添えて、腰を前後に動かした。パンパンと軽い音が鳴り響く。それと同時に彼女も喘ぎ始めた。この感触が口の中とは別次元で気持ち良さだ。こんなのダメだ、すぐに果ててしまう。そう思うのに・・・・
「あんあん・・・あん・・・・きもち・・・いぃ・・・んあん・・・ぁん」
弥栄の喘ぐ声が私の脳を刺激する。自然と腰を動かすスピードが増していく。腰ととお尻が当たる音がリズミカルにクレッシェンドしていく。
「ん・・・あん・・・・先・・・ぃ・・・はげ・・んん・・はげしぃ・・・んぁあんあん」
気持ちよさにうまくしゃべれない弥栄は、弓ぞりになり私にキスを求めてくる。自然とそれが何をさしているのかわかり私も顔を近づけていく。
「ちゅ・・・あん・・・くちゅ・・・ちゅくちゅぁん・・・あんあん・・・・ちゅ」
キスの音と弥栄の喘ぐ声に、私は抑えきれない何とも言えない気持ちに激しく舌を絡めて、腰に力が入る。
パンパンパンパン・・・
「あんああん・・・あんちゅ・・・ぅく・・・ちゅ・・・ぁっあ・・・ぁん・・・」
止められない・・・・もっともっと弥栄を気持ちよくさせたい。気持ちよくなっている声が聴きたい・・・・感情の高ぶりが猛進していく。
「あんあっああ・・・あん・・・先生・・・・もっと激しく激しく・・・んはぁあん」
腰が弥栄に応えるように、弥栄のお尻を叩きつけていく。更に音がでかくなっていく。
「ぃ・・・ぃぃ・・・あんあんあぁ・・・わ・・・・わ・・わたしぁん・・・」
お尻を突き出してくる。もっともっととせがむ様に・・・・
「弥栄・・・・悪い・・・・私はいきそうだ・・・・気持ちよすぎる・・・」
「はぁ・・・い・・・・いってくださ・・・んぁ・・いい・・・わ・・・・た・・・・」
弥栄の声を聴き終える前にラストスパートをかける。
「ぁんあんぁんあん・・・・いっちゃ・・・・い・・・・」
「でる」
白濁液が勢いよく、カベに叩きつけられていく。
「ちゃう・・・ちゃううう・・・・」
逝ったと同時に弥栄も絶頂を迎えた。身体がぴくぴく震えて、そしてそのままへたり込む。
「「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」」
お互いに息をあげて、そしてへたり込んだ弥栄に上から覆いかぶさるようにそして首に手を回して、彼女の顎に手をやりキスをした。
「ちゅ・・・ちゅ・・・はぁ・・・ふぅちゅ・・・ちゅ・・・」
「うふふ・・・気持ちよかったぁぁ・・・」
弥栄は至近距離で私に満面の笑みを見せてくれる。
「・・・・ああ・・・・私もだよ・・・・」
最後にもう一度キスをした。
「ちゅッ」
「ん~~~きもちいい・・・・」
お互い湯舟に入り身体を温めていた。もちろん湯船につかる前には弥栄の身体を洗いたかったのが、またへんな気持ちになってしまうといけないということで身体を洗う弥栄の姿を見て堪能させてもらってた。
「先生・・・・今更ですがマンションなんですね」
「ほんとに今更だな・・・・広すぎるけどね」
その返答におかしいのケラケラ笑う弥栄は
「一人暮らしで住むには広すぎですよ~」
「・・・・一人暮らしだからだよ・・・・防音で周りを気にしなくていいのはありがたい」
「防音はわかりますけど、その閉鎖的考えはちょっと」
苦笑いで、私の顎に頭をくっ付けてくる。
「仕方ないだろ・・・・弥栄に出会うまではそう思ってたんだ」
乳房に手をやり優しく撫でていると気持ちよさそうな顔だなと思ってさらに突起した乳首を挟んで遊んでいた。
「んぅん・・・もぅ・・・・先生、えっちに目覚めすぎです」
嬉しさを隠すように、注意してくる。誰のせいだ誰の・・・・なんて思ったが、弥栄を抱きしめて、ほっぺにキスをした。
「なんか先生、変わった?」
そう言われて、考えてみたが、キミのせいだよなんて、言えるわけもない、何十年と閉鎖的に生きてきた私は、たった2ヶ月もたたないうちに翻弄されてる、年齢も私と倍以上に違うというのに・・・・
「さぁね・・・・」
さらに抱きしめて、首や耳に優しくキスをしていく。その間、弥栄は軽く甘い声を漏らしていく。
お風呂から上がって、ソファーでビールを飲みながら、テレビをみていたら、さっきから聞きなれない音が隣で喚いていたので思わずそちらに視線を送ってしまう。
「そのドライヤーも通販なの?」
「はい だって昨日捜してもなかったんで、男の人は使わないのかなと思って買っちゃいました。」
首を傾げて、ドライヤーを当てながら私をチラっとみてテレビに視線を送る。
「あんまり乾かしてるとこ見ないでください」
恥ずかしいものなの?遠回しにジッと見ないでって言ってるつもりだろうか?
「しかし、結構買い込んでないか?」
「そうですね~まぁ3万くらい使っちゃいましたからね~」
さもあっさり、最近の高校生はどこにそんなお金があるの?
「・・・・まぁ払うから」
と一言、弥栄が買い込んだものを確認していく。食器から始まり、食材、飲み物や今飲んでるお酒もケース買いしてる・・・そして彼女はTシャツと短パン、下着やらもちょっと買ってたみたい、で今私も弥栄が買った服を着ている。それからドライヤーに生活用品をチョロチョロ・・・・んーんー紐ですか 私?
「住み着く気ですかね?」
そう、まるで同棲する気でいる気がしてならない。
「ふふ・・・さすがに学生なのでそこまではしませんよ」
気持ちよさそうに髪を乾かしている
その返答に安堵したのに胸をなでおろすのは早かった・・・・
「たまに泊まりに来ます。週末や夏休みとか冬休みとか・・・・」
それ、たまにっていいませんし、毎週泊まりに来るきだー 確信犯です。
「はぁ・・・・ごくごく・・・・」
彼女の返答に何とも言えない気持ちでビールに口をつけた。しかし、弥栄と出会ったのがゴールデンウィーク明けで、また六月半ば・・・・まだそれだけだ。私の閉鎖空間を壊すのにたったそれだけの時間で事が足りている。年を取ったことで脆くなったのかな・・・・まぁ弥栄に会う頃にはアレの発祥はごくたまになってきてた頃だったのもあるし傷が癒えてきてたのかもしれない・・・・しかしそうだといって弥栄にすべてを話すには無理がある、本当に入院するレベルで吐血してしまうかもしれない。冗談でも比喩でもない、思い出したくない過去だ。ふーむ、そう思案していると弥栄が心配しそうにこちら見つめてくる。
「すまない・・・・考え事だ」
肩を竦めて、謝る私に弥栄はドライヤーを止めて、頭を私に預けてくる。
「わたし、また困らせてる・・・・」
「困らせるんだろ?」
そう、答えると彼女は強く目をつむった。自己嫌悪がだろうか、自分が好きな人を困らせてでも近づきたいことを宣言してしまったことに
「困らせてくれ・・・・もっともっと・・・・」
彼女は目を見開いて、身体を起こし、私を見る。その返答がありえないとばかりに私に驚きを訴えてくる。
「・・・・・」
彼女は口を開くが言葉がでないようだ。だから私は彼女の頭に手をやって近づかせる。
「私は、きっとキミを泣かせてしまう。それでもキミが知りたいというのなら私の過去を話すよ」
彼女の頭を撫でるように頬を摺り寄せる、弥栄は口を二度、三度、開いたり閉じたりとパクパクしたが、そうしてやっと声がでる。
「しりたい」
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