episode 2-1
数多の女の子は誰だって恋愛に対して必ずと言っていいほど抱くことがある。
ドラマのような……漫画のような……
小説のような……おとぎ話のような……
感動的で感傷的で
楽観的で悲劇的で……
喜びがあろうと、怒りがあろうと
哀しかろうと、楽しかろうと
最後にはハッピーエンドを迎える恋の物語を1度はうっとり夢見ると思う。
そんな私もその女の子の1人なわけで
自分なりの恋物語を自身で考えることがある。
私も周りと同じように、
いや、周りよりも壮絶で壮大なスケールの
ドラマを自分の中でつくりあげる。
いわゆる妄想が人知れず凄いと思う。
小さい頃から兄の影響で漫画やアニメが大好きで
男の子が見るもの。女の子が見るもの。
大人になるにつれ、恋愛小説も読むようになり
ファンタジーや、本の世界にいつも憧れを抱いた。
もちろん、主人公にも感情移入した。
恋愛物には特にそう。
学校帰りに踏切を見れば、一緒に帰る友達と
「あれさ、男の子と女の子踏切はさんで告白とかよくあるよね。」
「あー、あるある!踏切上がると同時に抱きしめ合うとかね!」
「あー!それやばい!」
などと盛り上がったのもあった。
大人になった今では男女の体のことも知り官能的なことも取り入れたりと頭の中はピンク色。
たまに自分でもやばいと思う。
しかし、妄想はやめられない。
親友にはよく話すけれど周りに言うことはないし、今後もないだろう。
いや、なくてもいい。
むしろないほうがいい。
知られたら流石に恥ずかしい……
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