17.05.31

いよいよ明日から上半期最後の1ヶ月が始まる。

これを書いている時点ですでに始まっていることは

ここだけの秘密だ。


年を重ねると年月が早く過ぎると、昔からよく言われているが、

ここ数年それを実感することが多くなったのは事実だ。

朝起きるのが遅いせいじゃないのかとも思ったが、夜起きていた

としても空けるのが早い。


冬が終わり目に見えて日が延びたのも一因ではあるが、どうも

それだけではないように感じる。自分の中の時計が確実に進みを

早め、現実の時間とずれ始めているのではないか。


とは言いつつも、現実の時間と自分の感覚的な時間のずれというのは

年を取ったからというわけではなく、嬉しい時に早く辛い時に遅い

という誰しもが感じるそれの一種である。

すでに半分以上思い出せない小学生時代の時間は、と思い返して

も特段早かったり遅かったりという記憶はない。授業内容により

多少の違いはあったが、長いスパンで見れば覚えておく程の事

ではない。


私はある程度年を取ると逆に時間が延びるのではないかと思う。

特に孤独な老後を送ろうものなら、それはもう延びに延びて日々

うんざりするような時間を送るのではないか、と不安になる。


時間が正確に決まっているなら、それに合わせるためには人間が

歩み寄らなければならない。

しかし時間というやつは様々な揺さぶりを仕掛けて、人間の時間を

乱してくるのだ。感覚なり感情なり、実に多岐にわたる。


まさに時間との闘いである。

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