閉じる
表示設定
目次
そのとき そのとき
幸せだと思うことは
幸せではないときがあるから
そうだとしたら
僕の足元にいるワンコたちには
幸せという気持ちなんてないだろう
嬉しいか 悲しいか
楽しいか 寂しいか
好きな人と一緒にいるだけでいい
褒められても 叱られても
真っ直ぐに見つめる素直な眼差しには
曇りはない
他と比べることはない
昔と比べることはない
先を案ずることはない
僕の足元にいるワンコたちが年老いて
ゆっくりゆっくり
一緒に歩くことを楽しみにしている
僕は人間だから
いずれ訪れる大きな悲しみを想像できる
だから今
幸せを感じることができるんだ
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます