ビールは私の栄養源

 休日に愛しいワンコ達との散歩は朝早くから約3時間に及ぶこともある。するとコンビニエンスストアに立ち寄るたびにビールを飲む。多いときには500ml缶を3本飲んで帰宅する。帰宅後はまず家の掃除等々を終わらせて夜ごはんの買い物を済ませると、ちょうどお腹が空いてくるのでおつまみ程度を作り食べながら夜ごはんの支度をしながらまたビールを2本飲む。約6時間でビール500mlを5本も頂く。そして2時間ほどお昼寝。

 仕事終わり、自宅近くのドラッグストアで500ml缶を1本と350ml缶を1本。お菓子をつまみに2本とも飲んでから帰宅する。自分では控えめにしているつもり。

 飲み過ぎかな、痛風が怖いなと思いつつ、ビールを減らさず水を飲む回数を増やす。休肝日は1ヶ月に1回あればいい方。そんな生活が、2年以上も続いたある日、いつも通りにコンビニエンスストアの冷蔵庫の前に立った。ところが扉を開けようと手が伸びない。どれを飲もうか決まらない。いや、どれも飲む気にならなかった。あれれ、どうした。体調が悪い自覚はない。ビールであろうが発泡酒であろうが、どれを飲んでもあの味だと口が欲しがらない。かと言って焼酎やウィスキーの選択肢はなかった。迷った末、飲みたくないなら飲まなきゃいいとした。

 それからというもの、4年前に娘の大学受験の願掛けに1ヶ月禁酒したとき以来、アルコールを摂取しない日が3日間も続くこともある。驚いている。

アルコール摂取量が少なくなったから寝起きが良くなるわけでもない、身体が軽く感じるわけでもない。逆になにも変わらないのはどうしてだろう。

 でも、おいしくビールを飲みたい気持ちは変わらない。夏を迎えるというのに、しばらく、なにを飲めばいいのかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る