第16話 みんなを誘ってお祓い……

ー『もしもしお母さん⁉︎、お祓いする時、友達三人も一緒でもいいかな……』ー

『関係者の子たちなの』

ー『そうだよ、私だけより、みんなでのほうがいいもの、おじいちゃんに、話しててね じゃあ!! あとでね』ー

『すみません、お父さん、加奈美ったら、他の子も誘ったみたいで……』

『一緒にお祓いできるのでしょうか⁉︎』

『わははは……相変わらず加奈美は元気じゃな……』

『親御さんの許可も無いと難しいですよね……』

『そうじゃな……』

『親御さんも、一緒に来てもらってはどうかの……』

『他の子も加奈美の様になると困るだろうし!!』

『わかりました。加奈美にお友達に話すように言います。』

『もしもし加奈美、、今日、みんなのご両親も来られるかどうか聞いて欲しいの!! 他の子もあなたのようになったら大変だし、確認してね』 ー『わかったわ、みんなに話してみるわ』ー

ー『授業始まるから、あとでね』ー

〈プッツ……〉

『まったく、あの子ときたら……』

『とりあえず、お祓いの準備をしておくかね』

『はい、わかりました。』


その頃学校では、クラスの中がどんよりとしていた。

『みんなどうしたのかしら……⁉︎』

『ねえ、麻里花知ってる⁉︎何が原因なの……⁉︎』

『孝介くんが、あなたを乗せて学校にきたから、女子も男子もショックなの!!』

『女子なら分かるけど…… ナゼ男子が⁉︎』

『加奈美、鈍いわね! 男子の殆んどが、あなた目当てなのよ』

『ウソー で、何故私??』

『加奈美は、美人だし可愛いし、気さくで、優しいからモテるのよ!!』

『知らなかった。モノ好きもういるのね』

(と、不思議そうにしている…… まあ、そこが良くて友達してるんだけどね……)

『うちの親が、両親も一緒にって言ってたんだけど!』

『麻里花の両親も家に来れるかな……』

『多分大丈夫だと思うけど、聞いてみるね!!』

『お願いね!!』

『あとは、孝介くんと比呂哉くんにも声かけなきゃ!!』

『みんなの親の許可取らないとね……』

『普通じゃないからね……』

『麻里花、授業が終わったら話しに行くから一緒に来てくれる⁉︎』

『いいよ』

『麻里花ありがとう!!』

授業が終わって孝介くんたちの所に行った。

『孝介くんお祓いの時に、両親も一緒にって言われたんだけど、大丈夫かな⁉︎』

『俺のうちは大丈夫だと思うよ!! だけど一応連絡しておくから』

『比呂哉くんは?』

『俺のうちは、どうだろう? 聞いてみるから』

二人とも家の人に、連絡をして、了承を得た。

『じゃあ、母親にみんなが来るって連絡するからね』

『もしもしお母さん、みんなの家の人に連絡取れて、今日、うちに来れるって!!』

ー『そう、わかったわ! こっちは準備して待っているわね!!』ー


『お友達のご両親 も来てくださるそうです』

『それは、良かった。 どれワシは、清めにかかるとしよう。』

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