第2話 わたしの心

私の1日は新城かつやくんが毎朝はやくから家に来てくれて一緒に学校へ行く。

それが私、西沢伊波の毎朝の日課だった。


「悪い西沢、今日はまた風邪ひいちゃってさ。

今日は先に行っててくれないか?」

「また風邪?無理しちゃだめだよ。体調治るまで大人しくしててね」

「ああ、また明日な」


彼が学校へ行けない時は当然一人で学校まで行って、授業を受けて

部活をしてそのまま帰るだけだ。

その平和な日常が当たり前だと思ってる時は忘れがちになるけど

彼がいない時間は少し寂しかった。朝、話す相手がいなくて

クラスでは話せる子はいるけどそこまで親しいって訳ではない。

放課後の部活では私と同じ部員の佐野歩そして諸星大輔、

そして部活のみんながいてその時間はとても楽しかった。

でも部活が終われば普段は彼が待っててくれるんだけど

風邪でいない時は帰りはいつも一人だ。

一人の時は孤独感を強く感じた。

だから彼がいるから毎日がすごく楽しくてずっと側に居たいと思う。


だけどもし私は新城かつやくんと幼馴染の関係じゃ無かったとしたら

私は彼の側には居られなかったのかな?

それがどうしても知りたかった。


だから私は最後までやり遂げようと思ったんだ。










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