第4話俺氏空を飛ぶ

「ってかお前らが人化しててもステータス補正は残るんだな」


「そのようだな。恐らく相当離れない限りは残るだろう」


「わたしたちご主人とリンクしてるの!」


「だからだいたい考えてることも、、、、うわあっ!やめろ!そんなことを考えるな!」


思いっきり頭の中でエロいことしてやった、のぞき見た罰だ


「アイギス?なんでころがってるの?」


「オプトちゃんは知らなくていいんだよー、大きくなるとたまにそういう事があるんだよ」


「へーそうなんだ!わたしもはやくおおきくなりたいな!」


「なあ、アイギス?装備品って成長するの?ってかなんか食べるの?」

ちょっとそれは気になる所だ


「いや、成長はしないが、外見年齢は自由に変えられるぞ?ほれ」

光った、そしてロリがたっていた


「どうだ、凄いだろ!」


「あーはいはいすごいすごい(棒)」


「シクシクシクシク」

ガチ泣きしてる


「ご主人!早く空をとぼうよ!」


おっとそうだった、忘れるところだった


「おーい、いつまでも泣いてないでこっち来いよ」


「いいもん、、もういいもん」


「笑ってるお前のホイが可愛いぞー?」

途端ふり向いて全速力でスタートダッシュ、目の前で急停止する。


「それは本当か!?」


若干勢いに気圧されながらも


「あ、ああそっちの方が可愛いぞ」


「な、なら笑ってやらんこともないぞ!」


不自然な笑みを浮かべている、正直気持ち悪い、残念美人ってやつか


「ああ!やっぱり今残念とか思った!」


「あーもう!悪かったから早く来い!」

めんどくせぇ聖鎧だこと。









「えーっと?ワープってどうやって使うの?」


「ただ念じればいい」


「それだけ?対象はどうやって定めんの」


「考えるだけ」


「リキャストタイム的なのは?」


「特になし、イメージ速度に比例」


チートかよ……チートだな


「じゃあちょっと頑張ってみるか」


二人を抱き抱えて助走をとる、

1歩目を踏み込んだ瞬間景色が消えた

続く2歩目を上向きに踏み込んだ瞬間GoogleMAPみたいになった


「わあああああ!とんでるよー!」


「きゃあああああああ!いやああああ!おろして!おろして!死んじゃう!」

自分で乗ってきたくせにビビって泣いて……失禁してやがる!


「おい!ワープでお前だけ降りろ!」

そんなこと聞く余裕が無いのか


「いやあああああ!……私、ここで死ぬのね」


「何悟ってんだ伝説の鎧!」

ってあれ?なんか強烈な違和感、なんだ?


「ご主人?わたしたちおちてないよ?」

あれ?浮いてね?これ


「本当だ、、浮いてるわ、、」

正気を取り戻したアイギスが言う


「お前の能力じゃないのか?」

ふるふると首をふる二人、ってか抱き抱えてるのに重さを感じない、もしや


「なにするのよ!落ちちゃうじゃない!っあれ?落ちない?」


「ご主人!わたしもういてるよ!」


なんだこれ、なんで浮いてんだろ、と思って下を見たらなんか見覚えのある万里の長城的なものが見えていた……


「これ衛星軌道上じゃね!?」

マジかよ700倍やべえな


「そりゃあ落ちないわけね、でもこれどうやって降りるの?」


「ワープで降りりゃいいじゃん」


「忘れたの?私のワープは運動エネルギーをそのまま飛ばすのよ?」


「街が、、、吹き飛ぶ、、」


「ふつうに落ちてしょうげきだけうみにとばせばいいんじゃないかな?」


「それ、着地大丈夫なの?」


「大丈夫、人間自分で飛べる高さじゃ怪我しないからっ!」

そういってアイギスが空間をを蹴り出す……お前自身もチートかよ


「わああああ!すごい落ちてるよー!」


「怖くなんかない怖くなんか……怖いよおおおおお!あああああ!」

自分で飛び降りて何なんだ、、、ってか失禁量増えてねえか?










しばらくして地面に大の字にバッドランディング

ちょっと痛かった


「う、うう、もう二度と空なんて飛ばない、、、」


「楽しかったねー!」


まあ、いい経験になったな


ぐうううぅぅぅぅ


「アイギス、お腹すいたならいいなさい」


「聖鎧がお腹なんてすかせるわけないでしょ?」

明らかに強がる


「わたしもおなかすいたよご主人!」


「お、オプトちゃんが食べるならわたしも、、」


「聖鎧はお腹すかないんだよな?」


「うっぐうううう……あうあう、お腹空きました」


「正直でよろしい、飯にするか。その前にアイギス、お前は風呂に入れ小便臭い」


「は、はいぃ……」

肩を落としてトボトボ家の中に入っていく


「さて何作るっかな」














次回:俺氏 女子力が問われる







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