第6話ぎこちない会話

彼女は最近あまりこっちにきたりしないでよそよそとしていた。なんだろう。寂しいな。寂しい?俺が?何故?

彼も彼女のことを気にかけ始めた。だから、こんな気分のときに限って彼女はやってこない。セレナのあの笑顔が見たい。

「あの、あの今度の修学旅行のことだけど・・・。」

「うん、楽しみだね。」

セレナはちょっと最近大人っぽく感じた。会話がぎこちなかった。それでもこんな時間も大切にしていた。

だって。

だって、俺はちょっぴりセレナが好きだ。でもこんなことはとうていかっこわるくて、言えなかった。

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