3.カップ数とアンダー




 さて、ここまで数字を中心にバストについて考えてきたが、続いてはその数値をもとに、実際の見た目がどう変化するかについてみていきたい。




 ある女性は、「自分に合うサイズのブラジャーがショップに置いていない」という悩みを抱えている。

このとき、ランジェリーショップの店員は、「アンダーサイズを1つ上げてカップ数を1つ下げたもの」を提示する。


 男性はこのことを不思議に思うかもしれないが、これは「胸の容量」というものが存在するからである。


 これは底が広いバケツに500mLの水が入ったものと、底がせまいバケツに同量の水が入っているものでは後者に多く水が入っているように見えるのと同じ原理で、「アンダーを1つ上げてカップ数を1つ下げたときの胸の容量は同じ」になるためである。


 具体的なサイズを挙げると、「AA85」と「A80」、「B75」、「C70」、「D65」は全て胸の容量は同一であり、このときの「A80」と「D65」の女性の胸は同じ大きさということになる。

 また、「A90」と「D65」の女性では、前者の方が大きくなる。


 以上から、カップ数が即胸の大きさとなるのではなく、実際には「アンダーが細い人はカップ数のイメージよりも小さく見え、逆にアンダーがあると大きく見える」ということがはっきりと分かる。


 ちなみに、有川浩著「別冊図書館戦争Ⅱ」に登場する柴崎麻子はFカップとされているが、アンダーは「C80」と書かれている。




 次章ではいよいよ本題の「二次元(アニメヒロイン)のバストサイズ」について考察していく。

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