第2話 最悪の目覚め
目を覚ました
ここはどこだ?と辺りを見渡す。どうやら凄いふかふかのベッドの上に居るみたいだ。辺りの様子を見る時白のカーテンに包まれた小部屋で白の掛け布団で俺は仰向けで寝ていた。どうやら、病院の中にいるみたいだと気がついた。病院で入院したことはなかったがこのふかふかのベッドは凄く心地よい。
まだ寝ていたい眠気さが残っていて体も痛みはないようだ。どのくらい、あれからたったのか解らないが、1日寝た位だとおもった。
ふと、尻が痒くなったので無意識的に手でかこうとしたがようやくここで違和感に気づいた。
ジャラッ ん? なんだ⁉
ジャランと手に鎖が嵌められていたのだ 片腕づつ手首に嵌められていてそれぞれ天井に繋がれていた。それも手足4箇所と首までもがその対象だった。天井に繋がれた5本の鎖がガシャガシャと音をたてた。鎖は長くベッドの脇の床まで垂れ下がっている。手や足にはめられた丸い腕輪みたいなワッカは重みがありそれぞれ、15キロ位はあるだろう。重くて持ち上がらない。
首の方は他の四ヶ所よりは軽いが首輪も太さがそこそこあり、とても動かし安いとは言えない。
完全に身動きがとれないで仰向けでいるしかないようだ。
完全にやばい奴らに捕まったと容易に想像がつく状態だったのだ。
小柄な方で小2俺にとっては抵抗も出来ない状態だった。
時間だけがゆっくりと過ぎて行く。
そして時雨時間が過ぎた頃一人の女が部屋に入ってきた。
女は見た目は10台中盤か位の年齢正直年齢は顔を見て判断するのが難しいのだが、そのくらいだろう。ただびっくりしたことにその女は笑顔でこう言った。
無事でよかった。ほっとしました。目覚めないのかと心配しました。私もそうですが今、捕らわれていまして私も逃げ出さないように足に長い鎖で繋がれています。
私は貴女の監視役にさせられてるエルフ族のシャルレと申します。
シャルレと名乗る女は一礼した。
よく見ると 病室の外から鎖が延びていて足にくくり着けてあった。
目覚めたら拘束されていた 異世界? @littlelife
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