第39話。
エピローグが、エピローグじゃない!
と、内心で叫びました。
いえ、れっきとした、立派なエピローグなのですが、私の予測としては「落ち着いた後日譚」「ミルイがどうなったかの結末」そんなものを描きながら、ページを捲ってここに来たので、「エピローグが!!」となったわけです。
最後の最後で、憎らしいほど引き寄せられる展開。これは予想外でした。
第40話。
ミルイのチカラのことは、白黒つけた終わり方ではなくて、幻想的なままになるのだと思っていました。子供の頃の自分たちを見た=現実ではありえないこと、が起きたのも、神社の狐のエピソード=ファンタジーを肯定するチカラ(?)、で解決したのかな、と。
第41話。
まさかの小鳥遊さん豹変。
エピローグの登場の仕方から、これは……と思ったのですが、それ以前では、彼女のことを「凄くいい子」にしか見えていませんでした。
うーん……。うなります。
第42話。
小鳥遊さんが「ミルイのお父さんのことはよく知らない」と言いながらも、お父さんに連れて行ってもらった場所を知っているのは変だな、と、思っていました! 今更書くと、後出しジャンケンみたいですけど。
小鳥遊さんの嫉妬心。人間らしくてリアルで、(良いことではないのですが)読んでいて引き込まれます。これは充分、動機になりますね。
そしてミルイのほうも、小鳥遊さんを「下」に見る自分が許せない。この気持も(良いことではないですが)実に人間らしい。
半井や杉原に嫉妬した主人公の心情も、ぐっとくる描かれ方をしていました。この作品は、そういった人間の感情と、どうしてもそう思ってしまう、嫌悪したくなる自分との戦いの物語だと思います。
作者からの返信
まさかの小鳥遊さん豹変。
エピローグの登場の仕方から、これは……と思ったのですが、それ以前では、彼女のことを「凄くいい子」にしか見えていませんでした。
うーん……。うなります。
→小鳥遊さんの描写にこだわったのは、この展開を見せたかったからなのです(ニヤリ)
小鳥遊さんが「ミルイのお父さんのことはよく知らない」と言いながらも、お父さんに連れて行ってもらった場所を知っているのは変だな、と、思っていました! 今更書くと、後出しジャンケンみたいですけど。
→再びニヤリ(笑)
さりげなく伏線を置いておいたのですが、気付いて頂いてうれしいです。
小鳥遊さんの嫉妬心。人間らしくてリアルで、(良いことではないのですが)読んでいて引き込まれます。これは充分、動機になりますね。
そしてミルイのほうも、小鳥遊さんを「下」に見る自分が許せない。この気持も(良いことではないですが)実に人間らしい。
半井や杉原に嫉妬した主人公の心情も、ぐっとくる描かれ方をしていました。この作品は、そういった人間の感情と、どうしてもそう思ってしまう、嫌悪したくなる自分との戦いの物語だと思います。
→ありがとうございます。
この小鳥遊さんの気持ち、ミルイの気持ち、主人公の気持ちは、すべて私自身が抱いていたことなのです。
プロの小説家を目指すのであれば、まずは己自身の心の弱さや醜さと向き合い、さらにそれを表す勇気を持たなくてはならないと考えていますので、月ノ瀬さんに“引き込まれます”と感想を頂いて、“あぁ……、書いてよかった。きちんと伝えられたようでホッとした”なんて思いました。
この先がどうなるのかがすごく気になりますね。
ということでコメントもそこそこに……
それにしてもセリフと風景描写がうまく絡み合っていく感覚がとてもいいです。
展開に驚くと共に、小鳥遊さんがこんなに嫉妬深く感情を露わにするとは驚きです。