二学期編

第7話 進路希望提出は急務である


 新学期を迎えた境鴻きどき高校は、夏休み以前にも増して荒れていた。正確には、一年と二年の生徒が阿鼻叫喚の渦に包まれていた。

 進路希望調査書。

 高校卒業後の進路を答えると言うと人聞きの良いものだが、その実態は、教員・牟灰田むはいだ眞喜志まきしによるプロレス祭りだった。


寅丸とらまるゥゥ――――!!! 貴様、未提出とはナメとるのかァァァァ――――!!!?」


「ニ゛ャ゛ァ゛――――――ッッ!!!!?」


 苦悶の絶叫が上がった。

 顎と脚を掴まれ、筋肉の霊峰とも言うべき屈強な肩に押し当てられ、寅丸とらまる代那しろなの背骨が激しく痛めつけられる。アルゼンチン・バックブリーカーだ。


 仕掛けるのは牟灰田むはいだ眞喜志まきし、生徒指導および体育教員。通称〝マキシムファイター〟。

 筋肉モンスターとも呼ばれる化け物じみた肉体は、さながら山を支配する熊。身長三メートルにも及ぶ大女である。――そう、女性である。

 腕毛もスネ毛もヒゲも存分に生い茂っているが、れっきとした女性教員なのである。


「書いているニャ!! 一応書いたけど家に忘れたニ゛ャ゛ァァァァァァァァ!!?」


「ほざけェェ――――!!! だったらさっさと取りに戻れィィ――――!!!!」


 牟灰田は窓を開き、そのまま肩に抱えた寅丸を街の方角へと投げ飛ばす。

 放物線を描いて街の上空を遊覧飛行した後、寅丸の姿はちょうど寅丸の自宅あたりに落ちていった。


「なんつーかよォ~……マジで将来、アタシはあんなふうにモジャモジャになるんじゃあないか……そー思っちまうんだよなァ……」


 同じく筋骨隆々の大女として名高い二年生徒・獅王しおうたけりが、青ざめた顔で呟く。彼女の肉体も負けず劣らず鍛え抜かれているが、身の丈は二百三十センチ。牟灰田より少しだけ小さい。

 一緒に呼び出された仲井なかい掌子しょうこは、そんな獅王の腕を撫で、袖口から腋をチェックし、感心していた。


「獅王先輩、意外と毛の処理はちゃんとしてんすね」


「意外だなんて失礼ってヤツだぜ~。これでも女子高生だからよォ~」


 寅丸・獅王・仲井の三人は命懸けの勉強会をきっかけに仲良くなり、夏休み中は合同で修行していた。宿題も進路希望も放置して。

 ぴしゃりと窓を閉め切り、獣の目をした牟灰田が残る二人のほうへと振り向く。


「獅王、仲井……貴様らも未提出だったな…………!!!」


「あの、いやー……なんていうんすかね。夏休み中、修行してたら用紙を失くしちゃったっていうか……ははは」


「修行も『将来の夢』のために必要ってェことでよ~……新しい用紙さえあれば、すぐ提出できるんじゃあねーかな! ははは」


「用紙ならくれてやる……さっさと書いてこいやァァァ――――――!!!」


「「はいィィィ――――!!!」」


 ちなみに再登校してきた寅丸も二人と同様に用紙を失くしており、三人まとめてムーンサルトプレス、ならびに新しい用紙を叩き付けられた。

 提出期限は放課後まで。





「ってことになったんですけど、私まだ高一っすよ。進路とか想像もできなくて! でも出さなきゃマジで殺されるし!」


「それでなぜ私のところに来るのかしら」


「先輩の進路とかそれこそ想像できないんですよー。何書いて提出したのかだけでも教えて貰えないっすか? 参考までに!」


 昼休み。東原ひがしばら聡未さとみを始めとしたクラスメイト数名と席を囲んで昼食を摂る志文のもとに、仲井掌子が半泣きで縋り付いてきた。

 期末試験の時を彷彿とする呆れ顔が返ってくる。


「取り敢えずやってみたい事とか、色々あるでしょう。一年ならまだ先生も厳しく言わないはずだし、好きに書けばいいのよ」


「私はとにかく強くなって先輩と付き合いたいです! それ以外なんも考えてないっす!」


「ほんとにあなたは…………」


「えっと……ちなみに私は、恥ずかしながら漫画家って書きました……漫画描くの好きなので……」


 すっかり頭を抱えてしまった志文を見かね、東原が横からおずおずと口を挟む。

 それを皮切りにして、他のクラスメイトたちも自分の希望進路を告白しはじめた。


「僕は家業があるからね。歌舞伎界でもっとも美しい役者として、いずれ名を馳せてみせるさ」


「亀梨くんは家名を守ることに誇りを持っているものね。素晴らしいことよ」


 まずは美少年・亀梨かめなし九郎くろうがすまし顔で伊勢海老のフライを嚥下し、口元を品良く拭いて告げる。

 歌舞伎役者の家系に生まれた彼はいつも、誰より早く帰宅して稽古に励んでいる。鉤を用いた武術も歌舞伎の振り付けから発展・応用したものであり、襲名と共に道場も継承することになっている。

 率直に敬意を示す志文に対して、亀梨は赤面して顔を背けた。


「ふぁーっはっはっはっは!! 我は保育士と記したぞぅ! 近頃は人手不足が甚だしいと聞く故なぁ!!」


「優しい大鳳さんらしい夢ですね。とっても楽しい保育園になりそうです」


「子供は人類の宝であるからな! ふはははは!」


 続く大鳳おおとり魅朱みかも照れくさそうに顔を赤らめながら、酢こんぶを片手に大声をあげる。

 初耳だったらしく、東原は感心した様子で微笑んだ。

 一見すると声もテンションも高く威圧的に思われそうだが、実は誰よりも気遣いが細かく、奉仕の精神を第一とする。彼女らしい選択だ。


 三者三様の解答を聞いて、掌子はうんうんと頷いている。が、だからといって自分なりの答えが見つかったわけでもない。

 最後にその場全員の視線が志文へと集まり、とうとう降参とばかりに自分の進路を語り始めた。


「卒業後は見聞を広めるため、武者修行に出ようと思うわ。私もまだまだ道半ばよ」


 限りなく人類最強に近いあの強さでまだ道半ばなのか、全員が同時にそう思った。

 加えてもう一つ疑問を覚えた掌子が返す。


「牟灰田はなんつってました? 具体的な職業書かないと怒るイメージあるんですけど」


「すんなり認めてくれたわよ。本気の覚悟でそうするつもりならそれも良し、とね」





 チャイムが鳴り、とうとう提出期限の放課後を迎える。

 相談室に呼び出された寅丸・獅王・掌子の三人の前に、再び牟灰田が腕を組み鎮座していた。


「進路希望は……書いてきたんだろうな……まず寅丸ゥ!!!」


「は、はいニャ!! これですニャ!」


 最初に前に出た寅丸が、軍隊じみたきびきびした動作で調査書を差し出す。

 第一希望には『じゅうい』と汚い字で走り書きされていた。事前に聞いた話によると、新しい用紙をまた失くしてしまい、ギリギリの時間で見つけたためこうなったらしい。


「寅丸ゥ!!!! 『じゅうい』とは何だァ!!! 一体どう書く『じゅうい』なんだァァ――――!!!」


「動物のお医者さんニャ! うちの虎だけじゃなくて、いろんな動物を助けてあげたいニャ!!」


「〇点の貴様にそれができんのかァァァァ――――!!!」


「期末は居眠りしちゃったけど、勉強がんばってるニャ!! 次は絶対百点取れるニャ! 本気ニャァァァ!!!」


「本気なら頑張れッッッ!!!! まずは中間試験で覚悟を見せろッッ!!!」


 寅丸がしっかり目を見て返答すると、意外にもすんなりこれを受け入れる。どうやら志文の言葉通り、本気の覚悟を示しさえすれば牟灰田も頭ごなしに否定はしないらしい。

 続いて獅王が提出した調査書には、『高校教師』と書いてある。


「貴様も〇点だろォォ――――!!! 教職を舐めるんじゃないぞォォッ!!!」


「そっちこそアタシの『覚悟』を舐めるんじゃあないッ!」


「だったら受け持つ教科ッ!!! そして具体的にどんな先生になりたいのか言えッッ!!!」


「教科は『体育』でよォ~! アンタみたいな本気マジで生徒に向き合うセンセーになりてーんだよなァァ~~ッ!!!」


「その意気や良ォォしッッ!!! 貴様も中間試験の成績を見て判断するッッッ!!!」


 またしても真正面からの宣誓を受け止め、認めてみせる。

 厳しい牟灰田なりの温情をきちんと見抜いていた事と、おそらくは過去の自身に重なって見えた事がプラスになったようだ。


 最後に掌子の番がやってくる。牟灰田の鋭い視線に射貫かれ、なかなか動きだせない。

 調査書を持つ手が震える。いかに覚悟次第で認めてくれる牟灰田であっても、この進路希望にばかりは噴飯するかもしれない。

 さりとて、今日決めたばかりのまだ間もない夢であっても、この道は絶対に譲ってなるものか。

 決心し最後の調査書を差し出す。第一希望は『宇宙飛行士』。


「……仲井。貴様、これは本気で書いたのか」


 一転して牟灰田の声が低くなる。寅丸と獅王の顔も引き攣った。

 決して馬鹿にしているわけではない。怒っているわけでもない。ただ、小学生が作文で発表するような、最も現実味のない選択でもある。適当に思いつきで書かれたものならば、それこそ牟灰田は烈火のごとく怒ることだろう。

 しかし掌子の決意は本気も本気、大真面目であった。


「私は大留先輩の強さにガチで惚れて、いつか絶対、最強の大留先輩より強くなるって決めたんです。なら将来の夢で負けてるようじゃ駄目だ。誰よりもスケールのでかい道を選ぶっす!!」


「バカモォォォォォォンッッ!!!! 貴様の進路は貴様のものだッ!!! 大留は関係ない、貴様自身の将来を語れッッッ!!!!」


「大留先輩に合わせたわけじゃない!!! 私はただ!! 私が!! 最強最大の女になりたいんだ!!! 一番でかい夢を叶えるのが夢なだけだ――――ッ!!!」


 勇ましくも切実な雄叫びが学校中に響き渡る。校内に残っていた生徒たちが一斉に飛び上がり、首を傾げた。

 寅丸と獅王でさえも耳を塞ぐほどの大絶叫。それを真正面から微動だにせず受け止めた牟灰田は、静かに立ち上がる。

 背広を脱ぎ捨て、シャツの袖を破り捨て、全身の筋肉がめきめきと音をたてて隆起する。

 そして破られた袖で強引に即席のグローブを作り、拳にはめる。


「その覚悟、本物と認めようッ……。だがそれほどの大法螺を吹いた以上は…………まずこの牟灰田むはいだ眞喜志まきしを倒しみせろッッッ!!!」


 残された二人が唖然とするのをよそに、掌子は一も二もなく動きだしていた。

 回避する素振りすら見せない牟灰田の腹に、渾身の突き。しかし鋼のような腹筋はびくともせず、軽く拳を跳ね返してしまう。

 じわりと脂汗を滲ませる掌子。体格差が大きすぎるあまり、打撃が全く通っていない。


 すかさず牟灰田は反撃体勢、拳を顔の前に構えて間合いを詰める。ボクシングスタイルだ。繰り出す第一撃は左のジャブ。

 電光石火で迫る拳をなんとか払い、一旦間合いをとる。が、それを許す牟灰田ではない。


「まるで足りんッッ!!」


 掌子を容赦なく壁際へ追い詰め、凄まじいまでの連撃を打ち込んでくる。

 ジャブ、ジャブ、ボディ、フック。次々に迫る拳を避けるので精いっぱいだ。

 顔を逸らし、腕で止め、くぐり、ひたすら防御に徹する。得意の回転技で反撃したくとも、間合いが足りない。

 すでに掌子の背後の壁には十数の穴が空いている。


 牟灰田むはいだ眞喜志まきしといえばプロレス技。そう決めてかかったのが間違いであった。

 彼女にとってプロレス技は『加減を調節しやすい』から多用していたに過ぎないもの。本領は打撃の速度と重みに全てを懸けるインファイト。それも守りを捨てられるだけの頑強さが備わった、実に厄介極まりないタイプである。


 このままではじり貧だ。そう考えた掌子は次に来るジャブを見切り、牟灰田を中心に円を描くようにして側面へと回り込む。

 すかさず返ってくる低い裏拳も当たらない。掌子は牟灰田の足首を掬うように、回転力はそのままに身をかがめた蹴りを放っていた。

 ボクサーの弱点といえば真っ先に思い至るのが下半身。拳のみの格闘技であることが最大の武器であり、最大の欠点でもある。対処するならば下半身を攻め、締め技や蹴り技で相手の土俵を避けて戦うのが定石だろう。


「フンッッッ!! 見えんとでも思ったかァァァ――――ッッ!!!!」


 しかし牟灰田はあっけなく避け、拳を打ち落としてくる。見事にそれは背中に命中し、掌子を床にバウンドさせ、続くフックで壁へとめり込ませた。

 典型的な対処法でどうにかできる相手ではない。それくらいは覚悟していたが、他に選択肢などあっただろうか。

 全身が痺れ、意識を遠のかせる。

 やはり自分には頂へ至る素質などないのか。

 諦念と微睡みに身を任せようとした時、牟灰田の怒号が飛ぶ。


「どうしたァァァッッ!! もう終わりかッ!!! 大留なら一撃でカタをつけるはずだぞォォ――――ッッッ!!!」


 大留。大留志文。越えるべき壁であり、もっとも敬愛する人の名。

 どうしてその名を今出すんだ。その人の姿がちらとでも思い出されれば。ほんの僅かでも意識しようものならば。


「立ち上がるしか…………ないじゃんか……っ!!」


 折れかかっていた掌子の心に火がつき、壁から身体を引き抜かせる。まだ、終わってない。

 思考を止めることなく、記憶、推測、思いつき、まぐれ――あらゆる可能性を引き出すのだ。何であれ最後には理となる。

 床に足をつけると同時に身体に捻りを加え、得意とする飛び込みの手刀を繰り出す。当然、これはあっさり回避される。

 むざむざ相手の土俵へ踏み入る愚挙。だが勝算ともつかない一縷の望みならあった。


 迎撃のストレートを即座の逆回転によって巻き取り、遠心力を乗せ、伸ばされた腕の内側を鶴嘴かくし拳――指先を一点にすぼめクチバシ状にする形――で突く。

 追撃に飛び出すボディブローも止め、肘の内側を打ち、更に接近。筋肉が薄く神経の浅い部位のみに絞って鶴嘴を連打。

 正確な位置や名称など知らないが、掌子は己の身体感覚をもとに、直感としか言いようのない根拠で正確に選んでいた。


「ぐぅッッッッ!!!?」


 たまらず一歩退いた牟灰田の顔面へ、掌子の腕が伸ばされる。牟灰田はこれを上半身を逸らして回避するが、直後、その眼は驚愕に見開かれた。

 突きでも、手刀でも、まして掌底などですらない。完全なる平手、いわゆるジャンケンのパー。気付いた時には反対の手に引っ張られ、また内肘を打たれていた。

 まんまとフェイントに引っかかった。ボクサーとしての性質が招く反射、無意識の刷り込みは、容易には逆らい難い。一刹那の判断ともなれば尚更。


 やがて度重なる腕へのダメージが祟り、牟灰田は拳を突き出すほどに強烈な痺れと痛みに襲われる。掌子の顔面へ到達する前に必ず一瞬、腕が止まる。

 掌子にとっては待ちわびた瞬間だ、その停滞を見逃すはずがない。再び回転を交えてパンチを潜り、牟灰田の肩側へ回り込む。今度は先ほどとは比にならない超至近距離。そこから耳を狙う打撃を回避できるわけがあろうか。

 ガツンと音をたてて三半規管を揺さぶる。平衡感覚が狂ったと見るや、すかさず膝の裏を蹴って強引に体勢を崩させる。

 倒れる寸前になんとか踏み留まった牟灰田だが、もう遅い。体勢を立て直すよりも、掌子の全身全霊を込めた掌底が早い。

 顔面中央を完璧に捉えた掌は、身長三メートル体重約二百キロの牟灰田を宙に舞わせる。それのみならず衝撃の余波で、奥にある壁をまるごと遥か彼方へ消し飛ばした。もはや牟灰田の意識が途切れぬはずもなく。


「みッ…………見事ッッッ…………」


 〝マキシムファイター〟に対して、まさかのKO勝ち。

 この日、境鴻きどき高等学校に新たな伝説が刻まれた。




 伝説は居合わせた寅丸・獅王の口を経て瞬く間に校内に知れ渡った。

 次の日には、仲井掌子の名を大留志文に次ぐ時の人へと一躍押し上げた。が、世評と反比例して掌子の心は余裕を失くしていく。

『大留なら一撃でカタをつけている』

 牟灰田の言葉がずっと胸につかえたまま取れない。この程度ではまだまだ大留志文には及ばない、そんな焦りだけが募る。

 俯きがちに廊下をとぼとぼ歩いていた掌子を呼び止めたのは、他でもない志文であった。


「技量を認められるというのは存外、心穏やかでいられないものでしょう」


「ほんとにそうっすね。それをしかも大留先輩に言われると……尚更気が遠くなる」


「そう悲観的になるものじゃないわ。これでも私、あなたには特別期待をしているのよ」


 そう言って志文が懐から取り出したるは、一枚の書状。大留志文の署名と、宛先は〝弔羊寺ちょうようじ元寧もとね〟と記されている。


「これは……?」


「超四次元八卦掌の宗師への紹介状。私の知り合いなの。あなたのスタイルにはきっと相性がいいはずよ」


 見たことも聞いたこともない流派だ。

 掌子自身、八卦掌は自身の独自技法を補強するために少しかじった程度しか知らないが、それでも胡散臭く思えてしまう。志文が認めた知り合いならば腕は確かなのだろうが。


「敵に塩を送るってやつ、と思っていいんですか」


「ええ、そうよ。私は強くなったあなたと拳を交えてみたい」


 憧れの人から送られたこの上ない激励。掌子にこれを断ることなど出来はしない。

 確かに書状を受け取った掌子は、ふたたび持ち前の明るさを表情に宿らせた。


「絶対、越えてみせます。先輩が地上最強なら、私は宇宙最強にだってなってみせる!」

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