第13話 メインデッキの調整
トロ:今からメインデッキの作成に取り掛かる。
マグロ:俺の好きなカードをたくさん作れるということだな。
トロ:と言いたいところだが、その前にメインデッキのゲームバランスの
調整を考えたほうがいいな。
マグロ:調整というと?
トロ:いきなりアタッカーカード、アタッカーカードをユニットと呼ぶことにして
ユニットを作成する際はきちんと強さに偏りが出ないように
ルールを決めたほうがいいんだ。
マグロ:ルールというと?
トロ:具体的に言えばユニットのレベルごとのパワーの上限や
特殊効果の限度をある程度は決めとかないといけないということだ。
例えばレベル1のパワーの範囲が3000~5000とする。
それでレベル2のカードのパワーが10000以上だとする。
するとどういうことが起こると思う?
マグロ:レベル2のパワーはすごい!
トロ:そういう問題ではない。レベル1のカードが3000~5000だから
レベル1同士のサポートカードの組み合わせではどうやっても
2枚以上サポートカードを使わないとレベル2のカードを倒せないということだ。
そうなると先に高いレベルを出せる先攻が圧倒的に有利になるんだ。
マグロ:そうか!確かにこれだと先攻をとったもん勝ちだよな。
トロ:後攻のメリットは先に攻撃を仕掛けられ
後攻の1ターン目は自由にサポートカードを使えるから
攻撃が通りやすいんだ。
攻撃が通れば1枚ドローできるから先攻よりはやく優位にたてる。
後攻のメリットはそこだな。
先攻のメリットは後攻よりはやくレベル2のカードを使えるから
そうやってゲームバランスが保たれるんだ。
マグロ:今までの細かいルールはこういう調整のためにあったのか。
トロ:じっくり考えないと後でマンネリ化するからな。
マグロ:じゃあレベルごとのパワーバランスはどうするんだ?
トロ:ゲームの舞台やサポートカードの仕様を考えると目安としては
レベル1が3000~5000としてレベル2が5000~8000
レベル3が8000~11000といったところか。
このパワーバランスはレベル2はレベル1のカードとサポートカードで
だいたい倒せるパワーでレベル3はレベル2とレベル1のカードと
サポートカードの組み合わせでだいたい倒せるようにしてある。
特殊効果を組み合わせることでより高度なプレイングとデッキ構築を
求められるゲームとなるわけだ。
マグロ:レベル1はパワー6000のカードを作ってはダメということだな。
トロ:いや、例外はある。それはデメリットとなる特殊効果を持つ場合は
レベル1でもパワー6000以上のカードと組み合わせても問題無いんだ。
マグロ:そのデメリットとは?
トロ:例えばこのカードはトラッシュゾーンのサポートカードを
1枚異次元ゾーンに置くことで攻撃ができる。とか
このカードは場のレベル1のカードをデッキに戻すことで
攻撃できるみたいな効果だ。
他のカードをコストにするカードだったり
特殊効果の条件でパワーが下がるタイプのカードは
パワー6000以上でも使えるんだ。
マグロ:極端に強いカードはそれだけリスクも大きいということか。
トロ:だから基本的にはどのプレイヤーもパワー3000~5000のカードを
必然的に使うことになる。
では次はパワーによる差別化について説明しよう。
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