第12話 サイドデッキ

マグロ:ようやくサイドデッキを作ったぞ…。3時間もかかるとは。


トロ:一から始めるときはそんなもんだ。

できたら種類がなるべく重ならないように

10枚ずつ分けてカードを並べて全部並べたら

それぞれのカードの山を重ねるんだ。

そうすればバランスよくカードが構成される。


マグロ:ようやく調整に入るというわけだな。

メインデッキは使わないのか?


トロ:メインデッキを使う前にサポートカードが大体どんな風に

揃うかを考えなければならないということだ。

よしお互いにドローするぞ。


マグロ:俺のカードは

攻撃回数を増やすカード

他のアタッカーのパワーを与えるカード

攻撃対象を変えるカード

エナジーカード

攻撃を2倍にするカードだ。


トロ:こっちは

攻撃を2倍にするカード

エナジーカード

パワー+5000するカード

攻撃回数を増やすカード

他のアタッカーのパワーを与えるカードだ。

こっちは

攻撃面のみで使えるカードが攻撃回数を増やすカードの1枚で

攻撃防御両方に使えるカードはパワー+5000するカード

他のアタッカーのパワーを与えるカード

パワー+5000するカードだ。


マグロ:こっちは防御面のみで使えるのが対象を変えるカード

攻撃面のみで使えるのが攻撃回数を増やすカードで

攻守両方使えるのがパワーを倍にするカードと

他のアタッカーのパワーを与えるカードか。


トロ:攻撃をする側はバトルでパワーが足りず負けてもアタッカーカードが

墓地に送られることはない。

つまり自分の攻撃ターンでは攻撃側の攻撃用のサポートカードと

防御側の防御で使うサポートカードの駆け引きが発生するということだ。

サポートカードを温存する場合はアタッカーカードを守らず

墓地に送ればいいということだ。


マグロ:バトルでのサポートカードの駆け引きは主にどうなるんだ?


トロ:例えば攻撃側のパワーが4000で守り側がパワー5000とする。

攻撃側はこのままではパワーが足りないから

パワー+5000のカードを使うとする。

するとパワー9000となり守り側はこのままではアタッカーカードを

失うことになる。それを防ぐために守り側はパワーを2倍にするカードを

使えばパワー10000となり攻撃を防げるということだ。

どうしても倒したければさらにパワーを倍にするカードを使えばいいが

そうすると攻撃側のサポートが少なくなり、先攻の場合は

守りがガラ空きになるということだ。


マグロ:状況に合わせてサポートカードを使わないと

ゲームで勝つのは難しいということだな。


トロ:サポートカードのみのサイドデッキの仕様が

ある程度把握できたら次がメインデッキのアタッカーカードの調整となる。

ここが正念場になるだろうな。


マグロ:よし、ならやっていくぞー。







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