第5話 城の中へ
激しい戦闘後、一息ついた一同は大広間へと進んでいった。
レイナがいつにもなくキョロキョロと周りを見渡している。
レイナ「やっぱり!ここは私のお城。懐かしい…」
そう言ってレイナは郷愁に浸っている。
タオ「ポンコツ姫って、ちゃんとした城の王女だったのか?…以外…」
レイナ「王女に向かって失礼ね!!」
皆、失笑してしまった。
エクス「ま、これで一国の王女であることが証明されたわけですね」
タオ「認めたくないがな」
シェイン「まあまあ、言い争いはそのくらいにして。あ~!またヴィランが沸いてきた。」
レイナ「まずは倒さないとゆっくりできないって事ね。」
ロキ「そういうことですね」
一同は栞を構えた。
レイナ「やっと倒した。これでゆっくり考えられるわね。」
レイナは考えていた。
なぜ滅んだ想区が姿を現したのか。
カオステラーを生み出すロキ。彼は本物なのか?
ドッペルゲンガーにしても、なぜ私たちに協力するのか?
この想区を最後まで進んで、ヴィランたちを一掃し、ここにいるロキを倒したら、想区は戻りえるのか?
滅んだ想区が復活することはあり得るのか?
もしも復活した場合、人々は戻るのか?
そんなことを考えていると、ふと気づくと皆が怪訝な顔でレイナの顔を覗き込んでいた。
シェイン「レイナ、大丈夫?」
タオ「魂が抜けたようになってたぞ」
レイナ「大丈夫。心配してくれてありがとう。色々考えていたんだけど、進んでみないとわからないものね。先に行きましょう。」
一同はホッとして先に進んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます