第3話 懐かしい街並み
道の先に、多くの建屋が並んで見えてきた。
レイナ「行ってみましょう!」
あり得ないことと思いながらも、嬉しそうなレイナは早く次の場所に行ってみたいらしい。
小走りに先に行ってしまった。
タオ「まったくもう!・・・まあ嬉しいのはわかるが・・・またヴィランが待ち伏せていたら危険だぞ!!」
レイナ「きゃぁ!!」
タオ「だから言っただろ!」
急いで後を追っていくと、ヴィランがレイナに迫って来るところだっだ。
シェイン「急いで栞を構えて!」
書庫の時よりヴィランが多い。
皆で栞を構えた時、背後から黒い影が近づいてきた。
「僕も手伝うよ」
声に振り向くと、顔色の悪い騎士が立っていた。
その男にレイナが気づき顔を向けて、息をのんだ。
レイナ「え!・・・ロキ・・・?」
皆が驚いて見る。
ロキ「そんなに驚かないでよ。ほらヴィランが来るよ。」
仕方なく一同はロキと一緒に戦う事となった。
ロキ・・・カオステラーを生み出し、想区を壊滅へと導く張本人。
一行が最終的に戦う運命にある、最終ボスと呼べる人物だ。
なぜそんな奴がここにいるのか。本物なのか。偽者なのか。
一同は疑問を持ちながらもヴィランと戦うしかなかった。
何とか一掃し、落ち着いて辺りを見る。
商店らしき店や酒場などの看板が見える。
しかし、人は見当たらない。
ここは、街。
レイナ「街並みも変わっていない。あの時のまま…ところでロキ、あなたなぜ私たちに協力してくれるの?敵のあなたがおかしいじゃない?」
ロキ「…気まぐれ…かな?」
タオ「お前本当にロキなのか?」
皆「!!!」
エクス「偽者のロキってありえるんですか?」
シェイン「ドッペルゲンガー…それならあり得る」
レイナ「じゃあもう一人の本当のロキがこの想区にいる可能性もありなのね。」
ロキ「皆、好き勝手言ってるね。・・・まぁいいけど・・・しばらく同行させてもらうよ。」
皆、腑に落ちないまま一緒に歩く状態になってしまった。
渋々ながら一行は次の場所を目指して向かった。
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