第12話 アタック・ザ・キラー飛芽 E(エクセレント)パート

【特撮における巨大ロボ戦闘】

『東映版スパイダーマン』に端を発する「特撮ヒーローが巨大な敵と巨大ロボで戦う」という形式は、『バトルフィーバーJ』から必須の条件としてスーパー戦隊作品に盛り込まれている。

 巨大ロボによる殺陣という世界史上類を見ない試みは、世代を飛び越えて連綿と研鑽を重ねている。



 十二話 アタック・ザ・キラー飛芽 E(エクセレント)パート



 渋谷のど真ん中で対峙する巨大ロボ二体に、全マスコミ関係者の中で最も近付いて実況を開始したマウンテンテレビの十三夜更紗は、無表情ながらも興奮した面持ちでマイクを振り回す。


「ご覧ください! 巨大雑貨屋店員ロボと化した東急ハンズ渋谷店の前に現れたのは、極秘戦隊スクリーマーズが所有する巨大ロボです。名称は不詳ですが、バトルフィーバーロボの流れを汲むデザインの武者ロボです」


 更紗の乗る中継車の至近距離に、スクリーマーロボ一号が叩き落としたミサイルの破片が落ちる。

 ビビって逃げようとする運転手を、更紗は車外に蹴り出して己で運転を引き継ぎながら実況を続ける。


「周辺の避難誘導は進んでおり、人的被害は確認されておりません。ただし巨大雑貨屋店員ロボ内部には、東急ハンズ渋谷店を訪れていた一般客が最低でも五百人は閉じ込められているとの見通しが」


 巨大雑貨屋店員ロボが巨大消しゴムで殴りかかるも、スクリーマーロボ一号は軽く回避。その後方にあった喫茶室ルノアール渋谷東急ハンズ前店が、巨大消しゴムでサキュッと削られた。

『危ないなあ。当たると一撃で終わるじゃないですか。桃花(とうか)ちゃんの自転車に当たったら、どうする気ですか? ったくもう』

「…は?」

 バトルアンコウの上で馬鹿弟子の呟きを拾ったお師匠様(弓兵用簡易戦闘服に赤いハチマキの出で立ち)は、意味を計りかねる。

「お主、状況を分かって戦っておるのか?」

『分かっておりますとも。人命と財産を最優先に周囲の状況を全て把握し、被害を最小限に抑えるために戦っています。それらを踏まえた上で、ボクは最優先で守ります!

 星乃雨桃花(ほしのあめ・とうか)ちゃんが、駐輪した自転車を!!』

 偉大なる大師匠様は、馬鹿弟子が推しているマイナーな美少女アイドルの事かと納得する。

 スクリーマーロボ一号のモニター情報の中から、星乃雨桃花(ライブ用の和服型ステージ衣装姿)が自身の萌えイラストをプリントした専用ピンク自転車を駐輪所に停める映像記録も確認する。

 マイナーなので、あざといステマ活動をしても全然騒ぎになっていない。所作が年齢よりもおばさん臭いのも、アイドルとして人気を損なう要因かもしれぬ。

「些事だが、心の支えではあるな。励むがよい」

 偉大なる大師匠様は、馬鹿弟子のやる気を削がないように、優先順位ボケを見逃す決断をした。



「人的被害に気を配るあまり、武者ロボは防戦一方です! 不殺の誓いを守っていたら、ロボットバトルなんて無理ですよ、カテジナさん!」


 更紗の乗る中継車の至近距離に、今度は喫茶室ルノアール渋谷東急ハンズ前店の看板が突き刺さる。

 カメラマンが逃げ出そうとするが、更紗がカメラだけ捥ぎ取って、ただのマンにしてから蹴り出す。

 流石にカメラを回しながら運転する余裕はないので、更紗は車を降りて実況を続ける。


「状況は、膠着しております…おお?! 今、シマパンダーが、巨大雑貨屋店員ロボの足元に駆け寄りました!!? えええええええ??????!!!!」



 ジェット・ヨコシマンを自動運転にして立ち乗りをしたまま、入谷恐子・シマパンダー(ブルースクリーマー)は輝くシマパンブレードを大上段に振り上げる。

 シマパンダーは使用済みシマパンを更に二枚追加し、シマパンブレードの威力を爆上げする。

 ハイコート・シマパンブレード。

 通常の三倍、シマパンである。

 そして、シマパンダーは大音声を浴びせながら、巨大雑貨屋店員ロボの左足に斬りかかる。


「死ぃぃぬぅぅでぇぇありますぅぅ!!!!」


 ハイコート・シマパンブレードは、巨大雑貨屋店員ロボの左足の爪先50センチを、ズンバラリンと大切断した。

 人間に例えると、足の指先がごっそりと切り落とされた。


「寸刻みに解体するであります!」


 二撃目も、爪先の切断面から、更に50センチ大切断。通販番組で売れるレベルで、すっぱり斬れた。

 スクリーマーロボ一号と対戦しているので適当にあしらおうとしていた巨大雑貨屋店員ロボ(操縦はメイドロボ店員一号)は、この敵はつもりだと理解した。

 対人兵器の追跡型殺人分度器カッターを、エプロンのポケット部分から大量に放出する。

 シマパンダーへと群がる追跡型殺人分度器カッター三十六枚を、ミントスクリーマーがトランペットを吹いて音符の竜巻を発生させて、上空にまとめて吹き飛ばす。

 上空から律儀に標的に戻ってこようとする追跡型殺人分度器カッター三十六枚に、スクリーマーロボ一号が右手甲に仕込まれた三連装高角砲を放って破壊する。

 その隙を逃さず、巨大雑貨屋店員ロボがスクリーマーロボ一号の腰にタックルをかける。

 倒れまいとするスクリーマーロボ一号。


 二体の巨大ロボが組み合って動きが停まった瞬間に。

 スクリーマーロボ一号は、手首に隠し持っていた巨大紙ヤスリで、巨大雑貨屋店員ロボの心臓部・操縦ユニットの天井部分を擦り始める。

 ハイパーな速度で胸を擦られたせいで、巨大雑貨屋店員ロボの胸部装甲が、プルンプルン揺れる。


「巨大ロボがっ、紙ヤスリなんか使うなっーーーー!!!!」


 十三夜更紗の仕事を忘れた絶叫に、全国のネット民が騒ぎ出す。


【とあるネットの片隅で】

「なんでやねん? なんで紙ヤスリやねん?」

「突入口を作る気やろ」

「アホや」

「中身に一般人が詰まっとるもの。操縦部分を狙い撃ちやろ」

「前提は、わかる。理解は、できる。でも、なんか許せねえ」

「…え? なんで紙ヤスリ?」

「栓抜き使えばいいのに」

「栓抜きだよね」

「巨大ロボが栓抜き使うて、普段はファンタオレンジでも飲むんかい?!」

「アホや」

「あれ、敵メカはオッパイミサイル付いてへんの? 設計ミス?」

「反撃せんね。揺れるだけで」

「誰得やねん、この乳揺れ」

「勃つや勃たざるや?」

「何かを問われる乳揺れだね」

「あ、穴が空いた」

「開いた、開いた」

「ゴールドだけ突入したな」

「ゴールドだけに」

「穴に入るのは、ゴールドだよね。いえ、深い意味はありません」

「シマパンダーは、まだ寸刻み続けとるで」

「あいつ、セイバーというよりバーサーカーとちゃう?」

「アホやがな」

「片方の足首が全部、スライスチーズにされとるで」

「ん? 動かなくなった?」

「あ、ひょっとして、もう巨大ロボの戦闘は、お終い?」

「終わりだろう。操縦部分にゴールドが入ったら」

「終わるよなあ」

「カタルシスないやんけ」

「シマパンダーの寸刻み、いつ終わるの?」

「いや終わりだろう、これ」

「まだやってるやん」

「アキレス腱まで行ったな」

「誰か止めてやれよ」

「終わり? マジで?」

「巨大ロボの戦闘を肴に、飲みたかったのにのう」

「飲みたかったのう」

「うちの兄貴は、巨大ロボのガチンコを見ながら一杯やるのが好っきやねん」

「そうやがな。巨大ロボのガチンコを見ながらハイボールを飲んでみい。きゅ〜っと来るがな」

「どこに行くんだ、このクソスレ」

「どこにも行かねえよ。ねえ兄さん。弟だっけ?」

「どこにも行けねえよ、弟よ。兄さんだっけ?」

「クソスレは何時だって、ただの煉獄さ」 


 川底帝国の皇帝は、私室で白州ウヰスキーを飲みながら、ネット民に紛れてスクリーマーロボ一号の戦いを鑑賞していた。

 傘下に入った悪党達から、蛇のようだと揶揄される目鼻立ちには、平穏な眠気が満ちている。

「見ているだけが、一番だね」

 あんまり仕事をしない、皇帝だった。

 その日も気侭な性行為に励み、お気に入り(出力した自キャラ)の胎内に精を放ったばかり。

 ベッドの隣では、伽を終えたばかりの戦闘メイド隊長ミスドルシャドウ(B90・W60・H90)が、全裸のまま胡座をかいて、気怠く歯を磨いている。

 桃尻を愛撫してコメントを求めると、ミスドルシャドウは歯磨き粉を口の端から溢しながら、応える。

「入谷朝顔の取り扱いが、雑ですね」

「面倒臭いから、シャドウに任せる」

「要りません」

「エロい事、していいよ?」

 川底帝国の皇帝は、威厳のないニヤけ顔でオススメしてきた。

 ミスドルシャドウは、溜め息を吐きながらガーターベルトを付け始める。

 初めから皇帝への絶対服従と肉欲の相性と反則気味の優しさを設定されているのに、ミスドルシャドウはダーク・アラシが羨ましくて仕様がなかった。

 自分に不利な設定を書いた作者を、出力されて三分以内に殺した手際の良さは、ノベルワナビーたちに支配されている川底帝国では賞賛されている。

 こっそりと。



 スクリーマーロボ一号の擦り開けた穴から一気に突入したゴールドスクリーマーは、操縦を中断して胸元の乱れを直すメイドロボ店員一号の挨拶を受けた。


「おかえりなさいませ、主人公様」

「ただいま、メイドさん」


 ゴールドスクリーマーは、観念しているメイドロボ店員一号に、電撃鞭で行き先を示す。


「ここの操縦を諦めて、退出しなさい」


 メイドロボ店員一号は、下げた頭を上げて問い返す。


「この程度のロボットは、見逃すと?」

「メイドスキーなのでね。一度は見逃してあげる」


 ゴールドスクリーマーの態度は不遜でも増長でもなく、優しく在った。

 本物の強い優しさに触れると、メイドロボ店員一号は泣きたくなった。

 メイドロボ店員一号は再び頭を下げると、残存のメイドロボ店員たちを率いて退出する。

 姿を消す間際、メイドロボ店員一号は捨てセリフを残すショーマンシップを発揮した。


「トマト怪人! そのまま魔法少女に食われて消えるがいい! 裏切り者には、お似合いの末路でございますよ!」


 周囲のメイドロボ店員たちが、朝顔を背に守りながら三人の怪人と戦う飛芽・レッドスクリーマーにブーイングを浴びせる。

 言われた飛芽の方は、身体をブラックスクリーマーに貸している状況を忘れて激昂する。


「うっさいわボケ! こんな憑依は、いつでも吾輩の体から弾き飛ばせるから、問題ないわい!」


 憑依した身体から弾き出されて、黒鉄能代は苦笑しながら操縦席に座り直す。

「あの身体を一日中、渋谷で遊ぶ足にするつもりだったのに」

 スクリーマーロボ一号の操縦席に、岸司令から通信が入る。

『中の一般人を避難させたら、東急ハンズ渋谷店元通りに組み立ててくれ。君なら今日中に可能だろう』

 スクリーマーロボ一号の人工知能を、いまいち信用していない岸司令だった。

「…残業代ください」

『勿論』

「自由時間を有給込みで」

 要求が飲まれなければ、スクリーマーロボ一号ごと東急ハンズ渋谷店を放置しかねない女である。

『何日分だ?』

「一週間分」

 岸司令は、唸り声をあげながら、了承する。

「おっし! 一号、コントロールをマニュアルに切り替えろ」

 臨時休暇を有給込みで手に入れたブラックスクリーマー・黒鉄能代は、精密作業用のマニピュレーターを十指にはめてエアエレキギターを演奏する(準備運動)。

『ボクにも出来るのに』

 自分の運動機能を明け渡す行為に、スクリーマーロボ一号は、無駄に愚痴る。

「休んでセルフメンテナンスを始めてみなよ。案外傷を負っているから、初陣は」

 オススメに従ってメンテナンスをすると、スクリーマーロボ一号は機内に五匹のゴキブリと【ぼっち飯】目的のサラリーマンが二名侵入しているのを感知した。

『恐るべし、大都会!!?』



 一気に体の主導権を取り戻したので、ブラックスクリーマーが出していた手数が減ってしまい、レッドは三人の怪人に袋叩きにされる。

 その様を見て、メイドロボ店員一号は笑ってゴールドに別れを告げる。

「さらばでございます、主人公様。立場は違えど、壮健であられませ」

「うん。さようなら、メイドさん」

 メイドロボ店員たちは、エプロンをパラシュートのように広げて巨大ロボから離れて行った。

 そのパラシュート目掛けて、ゴールドは優しく手を振って見送りながら、鼻くそ大の追尾装置を指で弾いて付けた。まあ、そういう奴である。


 巨大雑貨屋店員ロボの完全停止を確認してから、ゴールドは三人の怪人を軽く払い退けてレッドと朝顔の側に立つ。

「戦闘、替わろうか?」

 冷やかすゴールドに、レッドは朝顔を預ける。

「決着に専念させて」

 ゴールドは、生まれて初めて、入谷朝顔の眼前に立っていた。

 見上げる朝顔は、反応が止まったゴールドに、質問をする。

 姉様以外のスクリーマーズ全員にすると決めたばかりの質問を、ゴールドに。


「ゴールドさん。ユーシア・アイオライトという人を、知っていますか?」


 朝顔の背中と太腿を抱えて『お姫様抱っこ』しながら、ゴールドは言葉を選ぶ。

「知っているよ。朝顔先生の作品は、全て読んでいる」

 嘘ではない言葉で、返す。

「スクリーマーズの中に、出力されたユーシアが、いるみたいなの」

 レッドVS喫茶三怪人の息切れ泥沼戦闘を横に、ゴールドスクリーマーは、惚ける事に神経を注ぐ。

「いたら助かるなあ。今度メンバーを拷問して確かめてみるね」


「ゴールドさんが、ユーシアですね?」


 戦隊仲間を拷問するキャラなんて、朝顔は自キャラのユーシアしか知らない。

 戦闘服の中で全身汗だくになりながら、ゴールドは逃げる高速算段をする。


「あっ、重いっ、腰にきた」

「待て、ごら」

「レッド、交代。腰にきたから」


 ゴールドはレッドに朝顔をノーバウンドパスすると、スタミナが切れかけて動きがグダグダの喫茶三怪人を次々に外に放り出す。


「むっ、敵が屋外に逃げたぞ!? 俺が追うから、朝顔先生は頼んだぞ、レッド!」

「え? …ああ、うん、任せて」

 レッドも疲れているので、ゴールドの三文芝居を見逃して済ませようとする。

「待てこの金ピカ! 素顔見せろや、このクソガキ!」

 たらい回しにされながら、入谷朝顔はゴールドの背中に言葉の暴風を浴びせる。

「ちゃんと挨拶に来なさいよ、お土産持って! これまでの体験談を母親である私に提供して、作品にフィードバックするのよ! 損得勘定で会いに来いや! 母親に逆らってんじゃねえぞ、ごらあ!?」

 こらあ、ゴールドでも逃げまくるわと、レッドは内心で納得した。


 外に放り出されて着地に失敗し、ゴールドに踏まれて息も絶え絶えにノビテいる喫茶三怪人に、ミントスクリーマーがマスクを外して語りかける。

「降伏する〜?」

 街頭で無料餃子券を配るような気安さで、ミントは降伏勧告を始める。

「今なら、新しく始める喫茶店で、時給1200円以上で働けるように職業斡旋してあげるよ〜?」



 その頃、シマパンダーは。

 ゴールドスクリーマーが朝顔の小説から出力されたキャラであると知り、ようやく動きが止まった。

「・・・え? ユーシアが?? ゴールド金沢????」

 衝撃が、激怒を吹っ飛ばした。

 朝顔の小説の古参ファンでもあるシマパンダー・入谷恐子には、その主人公キャラに愛着以上の感情がある。

「・・・いやまあ、女装が得意なキャラではありますが・・・」

 何ヶ月経っても私服姿が拝めない事と併せて、入谷恐子の中で徐々に情報が整理されていく。

「えええええええええ」

 そして、己の周囲の惨状にも、理解が及ぶ。

「あ」

 ある程度は正気に戻り、やり過ぎに気付く。

「斬り過ぎたであります」

 敵メカの脹ら脛まで寸刻みを続けたところで、東急ハンズ渋谷店の女子更衣室の壁まで斬ってしまい、ロッカーを四個、中の衣服ごと破損してしまっていた。

 その中からシマパンが確認できたので、十三夜更紗がカメラを向けて実況を締め括ろうとする。


「ご覧ください、全国の皆さん。

 シマパンダーは、シマパンを求めて敵巨大ロボと戦っていたのです! なんて破廉恥な習性でしょうか? シマパンを摂取しないと、生きていけない体質なのでしょうか?

 謎の怪人シマパンダー。

 敵か味方かシマパンダー?!

 PTAが槍玉に挙げそうな問題キャラです。

 あ、コッッチに来ました!

 助けて〜(棒読み&離脱ダッシュ)」

「偏向報道は、斬るであります〜〜!!」


 巨大ロボの戦闘が終わり、他のマスコミも大量に現場に集結し始めたので、十三夜更紗を斬ろうと追い回すシマパンダーの勇姿は、全国放送でバッチリ流れた(瞬間視聴率42%)。



その頃、シマパンダーを制止する責任がある岸モリー司令は。

「渋谷区の土木工事課から、追加苦情三件来ました」

「負傷者からお見舞いのリクエストが来ました。シマパンダーを指名です」

「道路交通省から、土下座しに来いとの督促が」

「山田さん、お茶がこぼれたそうです。マジ請求、来ました」

 秘書から回されて来る各関係者からの請求に対し、保険が効くかどうか吟味しつつ丁寧に返事メールをしつつ、便乗請求にはカウンターの通報をしつつ。


 岸司令は、入谷朝顔と伊藤飛芽が無事に帰宅したという報告に、ようやく安堵した。


「ふう……まだ、敵が本気じゃなくて良かった」



 帰宅してすぐにベッドに倒れた飛芽は、疲労で眠りに落ちる前に、朝顔に今日の感想を吐く。

「中学時代って、疲れるね」

「まだ始まってすらいないよ!」



次回予告

 さあ、次回は敵サイドの爛れた現状が赤裸々に暴露されちゃうぞ。

 色々と、エロエロと。

 川底帝国の夜の営みに期待してちょ。 

 次回「川の底 異露破(いろは)」を、深夜に観よう!

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