第3話 SM。さらなる快楽。
僕は、自らの手で愛する者の命を絶った。
目の前で事切れた君は何よりも綺麗だった。
僕はそっと口付けをし、君の身体に触れた。
いつもより興奮した。
止まらなくなった。
頭では駄目だと解っているのに、僕は君を犯した…
壊れそうな位キツく抱き締めた。
もう君は帰ってこない。
現実を直視した瞬間涙が止まらなかった。
僕は自分自身に嫌悪した。
君が今まで以上に魅力的で、欲望を抑えきれない。
「愛してる…」
独り呟いて、また君を犯してしまった。
僕だけの君。
愛しい君。
もう誰にも渡さない。
僕は、冷えて硬くなった君の身体を抱き締めて深い眠りについた。
fin.
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます