第30話 結局自分の小説が好き
やあ、おいらです。
今日、病院に行く途中、二回も転んでしまいました。一回目は地下鉄に向かう階段で。二度目は病院の側溝に足を踏み込んでしまって。一回目は無傷でしたが二回目は両膝から出血し、ズボンを一つダメにしました。なんでこんなに転ぶかと言うと、抗鬱薬の副作用で体がふらつくんです。それに身体中が震える。振戦と言います。だから字が書けません。字が震えで波打ってしまうんです。緊張する場面ではさらに震えます。だから今年中の仕事復帰は諦めました。でも貯金がありません。来年早々には仕事を探さなくてはなりません。かなりピンチです。
さて、愚痴はこの辺りでやめて、本題に入りましょう。カクヨムで様々な小説を読むようになりました。面白いもの。感動作もあれば、一行読んでブラウザバックしてしまうものもあります。でも、それはおいらの主観であって、総合的には評価されていたりします。要するに、相性や嗜好の問題です。
おいらは自分の過去作をよく見直します。(エッセイは除く)読み返すたびに誤字脱字や意味不明な文章が発見されます。それを一つ一つ直して、完全作にして行く。それは根気がいりますが、楽しい作業でもあります。結局のところ、自分の文章が一番読みやすくて、楽しいのです。他人から見れば、おいらの作品はわかりづらいようです。「すいません。よく分かりませんでした」と言われたこともあります。だから底辺なんだな。
でも、おいらにとってはカクヨム中で一番読みやすいのは、自分の作品なんです。皆さんはどうでしょうか? 自分の書いた文章は読みやすいですか? それとも書きっぱなしで二度と自分の作品を読まないですか?
話をマクラに戻します。体のふらつきを治すには、その原因となる薬の量を減らすしかありません。いま、おいらは階段を降りるのが怖くて仕方ありません。手すりにしがみついて、ゆっくりゆっくりと歩みます。まるでお年寄りです。でもそうしないと足がすくんで動けなくなるんです。全く困った。『蒲田行進曲』のラストのように階段をぐるぐると落ちて死ぬんじゃないかと気が気ではありません。
リハビリは散歩でもして長い歩行に慣れることが肝要ですが、明日、明後日は寒い。雪が降るかもしれないですよね。とても外には出られません。お家でお布団かぶってカクヨムサーフィンすることしかやることがありません。忙しい人には申し訳ない。おいらだって仕事したいよ。
で、結局おいらは自分の過去作を眺めるのです。
♪ピカソより、普通に自己作品が好き♪
永野さんが僕の気持ちを歌ってくれました。今日はこれでおしまいです。
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