第13話 また、苦手なSFを読む

 やあ、おいらです。

 ちょっとご無沙汰していましたら、ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞をお取りになりました。おいら、洋楽は聴かないので、知らないんですけど、ディラン氏、文学の方もやってらっしゃったんですか? おいら、無知なもんでなーんにも知らないんです。詳しい方教えてくださいな。まあ、おいらが言えることは一つだけ。「村上春樹さんはノーベル賞は一生取れない。角川春樹氏がノーベル平和賞を取れないのと同じ確率で」ってことかな。御愁傷様です。


 おいらが、ご無沙汰していたのには理由がありまして、一つはプロ野球クライマックスシリーズにのめり込んで、我がベイスターズを応援していたことです。でも今日でそれも終わりました。もうダメでしょう。カープ投手陣を打ち崩せないんだから。それに、マツダスタジアムの唐辛子たちの声援。勝てません。日本シリーズ頑張ってください。


 もう一つの理由は、苦手のSFをまた読んでいたからです。今度も三作読みました。最初はランキング最上位にいた『W』と言う作品。亀井です。いや仮名です。

 この作品、大好評だったので読んでみました。出だしは大変よろしい。でも、途中からわけの分からない単語の羅列でおいらの頭を混乱させ、主人公の自殺した理由もよく分からない。つまり、おいらの知識では読んではいけない小説でした。理解できなくて、作者様どうもすみません。


 続いて読んだのもランキング上位の『C』もちろん亀井ではなく仮名です。五千字前後の短い小説でした。これが、しょっぱなからエンディングがなんとなく読めちゃう話で、あんまりひねりもなくて、正直、退屈でしたわ。まあ、作者様の深慮遠謀をおいらが理解できなかったんでしょう。作者様ごめんなさい。


 このままだと、SF大嫌いになっちゃうから起死回生の一作をと考えていたら、つい最近まで、話題になっていた作品があったなあ、ええと人工衛星がタイトルのやつ〜って思って、ベスト5を見たがありませんでした。仕方ないので、ベストを開いて見たら、ありました。


七瀬夏扉@ななせなつひさん『ひとりぼっちのソユーズ Fly Me to the Moon』


 さあ読むか。その前に文字数を……約二十万字。一瞬やめようかと思いました。でも、いっぺんに読まないで少しずつ読めばなんとかなるさと思い直して、読み出しました。


 前のめりになりました。


 内容の説明は苦手なのでしませんが、これは面白い。単純に言っちゃえばボーイミーツガールなんですが、スケールがでかい。それでいて、難しい専門用語が出てこない。または説明されています。それだけで心が軽くなります。おいらはバカなので、構造が比較的簡単な第一部と第二部が好きです。第三部は話が複雑になるのでちょっと飛ばし読みしちゃった。でも、面白いです。


 まあ、おいらが勧めなくても、もう皆さん読まれていますよね。★が338もついているんだから。でも、もし読んでいない方がいたらぜひ、読んでみてください。


 さて、あと手をつけてないのは、ファンタジー、恋愛・ラブコメ、現代ドラマ、歴史・時代かあ。

 無理して読むことないかな。

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