八月十一日(前)
「ん……」
頭がぼおっとする。
時計を見ると、時刻は午前八時を少し回った頃。宝瀬村に帰ってきてからは、十時くらいに起きるのが普通だったから、少し早い。
二度寝でもしようかと布団をかぶろうとしたところで、異変に気付く。
僕の横に、黒髪ロングの少女がすやすやと眠っておられるのだ。それも着物をはだけさせて。
いったいこの子は誰――。
なんてね。
自分で自分に突っ込む。
忘れるはずがない。この子は窪田こまち。僕の大切な恋人だ。
そっと、こまちが起きないように、彼女の頭を撫でてあげる。もう片方の手で、いつも通り、枕元に置いてあったノートを手に取った。
結局、昨晩は日記を書かなかった。それでも僕は昨日の出来事をはっきりと覚えている。
彼女を思い出して。一緒に花火をして。告白して。そして――。
「――!」
その後のことも、しっかりと覚えているわけで。
「ふわぁぁ……よしひささん……」
僕が一人で恥ずかしがっているところで、こまちが目を覚ましたようだ。
「えっ、あっ……」
「どうかしましたか、よしひささん……って、きゃっ!」
着物がはだけているのに気付いて、こまちはあわてて白い体を隠す。
まぁその。生まれたままの彼女の姿が先ほどまで僕の目に飛び込んできていたわけでして。
いくら昨晩にその姿を目にして、それを覚えているからといっても、今生で見るとやっぱりどきどきしてしまう。あの、やわらかでほどよい大きさの胸を僕は……って、だから、ダメだって!
「見ました……よね」
「えっと、ごめん」
「いえ、それはいいんですけど……」
肌襦袢だけを整えて、こまちは僕と向かい合う。
「その、私のこと、覚えてますか?」
「それは大丈夫だよ、こまち。恋人さんだよね」
「はい」
ほんのりと顔を赤らめる。
「忘れないでいてくれてよかったです」
「僕はもう大丈夫なのかな」
「大丈夫ですよ、きっと」
互いに手を重ね合わせる。
「大好きです、佳久さん」
「僕もだよ、こまち」
そして、軽く唇を重ね合う。
「朝ですからこれくらいで」
「うん。これくらいで」
あぁ、こんなにも幸せな気持ちになったのは、きっと初めてだ――。
「佳久ぁ!」
ドンドンと部屋の扉をノックする音がした。
「はぁい……って、ちょっと待って! 四十秒待って!」
あわてて衣服を整える。僕の横でこまちも脱ぎ捨てていた着物に袖を通した。
「あら、私は別に気にしないわよ。やっぱり、昨夜はお楽しみだったの?」
「それはお察しいただけませんか」
「あんた、ちゃんとでき」
「はい、ストップ! 朝から生生しい話はやめやめ!」
息子に聞くなよう、そんなこと!
「そういえばあんた、体育はダメだったけど、保健の成績は百点だったわね」
「余計なこと言わんでよろしい! もう大丈夫だから開けるよ」
朝から素敵な母子の会話をありがとう。
楽しいお母さんですね、と言うこまちに、まぁね、と小声で返してから扉を開ける。
「はい。それで、こんな朝早くから、どうしたのでしょうか」
「それが、朝から村が大騒ぎでね」
先ほどまで楽しげな会話を繰り広げていた母さんの表情が硬くなる。
「昨夜、満さんが亡くなったそうよ」
先ほどまでの甘い空気が、一変した。
「……死因はわかる?」
「二階のバルコニーから転落したそうよ。とりあえず、今は警察の方が捜査をされているそうだけど」
自殺なのか、事故なのか、事件なのか、それはわからないという。
ただ――。
「昨日母さんが言っていたお告げって『ムラノヒカリオツ』、だったよね」
「えぇ。それがどう――」
母さんもわかったようだ。
「もしかして」
「『村の光、堕つ』。満さんは宝瀬村一番の名家の御曹司で、村の希望だった。その彼が亡くなった。それもご丁寧に、転落死だよ」
また、蓬栄神社のお告げ通りの出来事が起こってしまった。
「これはもはや偶然じゃない。今までの泥棒とか放火はあくまで、この事件の布石だったんだ。だとするなら――」
「佳久さん!」
僕の思考は、こまちの声によって中断する。
「こまち?」
「気持ちはわかりますけど、とりあえず落ち着いてください」
「え、いや、僕は落ち着いてるけど」
冷たい言い方になるけど、他人事だし。
「いや、焦ってますよ、佳久さんは」
なにがなにやらわからない。
「あの、お母様。佳久さんをお借りしても大丈夫でしょうか」
「それは別にかまわないけど……どうしたの? あなたまで真剣な顔をして」
確かこまちは東京から来た子、という設定になっているはずだ。
「私は佳久さんを守りたいんです」
じっとこまちは母さんの目を見つめた。
こんなに強い、なにか決意を込めたような表情は初めて見た。
「まぁ、余計なことは聞かないけどね。どう考えても、あなた、東京から来たとは思えないし」
「ありがとうございます」
母さん気付いていたんだ。てっきり、騙されていたものとばかり。
「一番大事なものは人を想う気持ち。そうでしょう?」
「……はい」
僕の母さんはどこか抜けていてちゃらんぽらんな人だけど、それでも、大事なものは見失わない人だ。
「ま、頭だけでっかくて、実戦経験もなにもない息子様が暴走しないように見張っていてあげて」
「いちいち余計なことを」
「あら、本当でしょう?」
最後に一発ジャブをお見舞いしてから、母さんは部屋を後にした。
まったく……。
「本当に、いいお母様ですね」
「自慢の母だよ」
本人の前では言うつもりはなかったけど、今度機会があれば言ってあげることにしよう。
「それで、佳久さん」
改めて、こまちは姿勢を正す。
「私はまだあなたに言っていないことがあります。それをあなたに告げないといけません」
薄々気付いていた。一昨日から、いや、出会ったときから、先送りにしていたことだ。
「うん」
「私の話を聞いて、それでどうするかは佳久さん次第です」
「わかった」
僕はこまちの手に触れた。
「あっ……」
「大丈夫? なんだかすごく、不安そうな顔をしてるから」
こまちの手は震えていた。
「不安ですよ。それは……」
「僕は――」
「待ってください。そこから先は言わないで。……私はそこまであなたに甘えてはいけないの」
その言葉とは裏腹に、ぎゅっと、彼女は僕の手を握りかえした。
「佳久さんは試練を乗り越えた。絶望に打ち勝った。私だって、乗り越えなくちゃいけないの」
二人の手が離れる。
そして彼女は僕のほうをしっかりと見据えた。
「私は人間じゃありません」
彼女の言葉はすんなりと入ってきた。
「人間の言葉で言うなら、神ということになるのでしょうね。正しい名前は夏穂姫(ナツホノヒメ)と申します。蓬栄神社に今から四百年前に祀られました」
彼女が神様だというのなら、全てに合点がいく。
蓬栄神社に一人居たことも、村人の誰も「窪田こまち」という少女の存在を知らないことも、村から外へ出たことがないことも。
「やっぱり、驚かないんですね……」
「そりゃまぁ……想定の範囲内だったし」
こまちが普通の人間じゃないことくらい、薄々感づいていた。
だからあの日の僕は怖がったんだ。人外の存在である彼女が、僕のもとから離れていく気がしたから。
でも、僕はもう動じない。たとえ彼女が夢幻の存在だとしても、心を通い合わせて、永久を誓い合ったのだから。
「でも、科学的じゃないでしょう?」
「科学で証明できていないことなんてまだまだあるんだよ。理論的に説明されていないことを理由に、目の前で現に起こっている現象から目を逸らすのは、愚の骨頂じゃないかな」
「あなたという人は……思考パターンは変わらないんですね」
くすっとこまちは小さく笑った。
「それで、おそらく佳久さんが、一番気になっていたことだと思いますけど」
「うん」
なんのことかはもちろんわかった。
「あなたと初めて出会ったのは八月二日のことでした。そのときのこと、思い出せますか?」
脳に残っているはずの記憶にアクセスする。
――また、会えたね。
こまちは確かにそう言った。「あなたは私が知っている人ですよ」ともはっきりと言った。
「その言葉に間違いはありません。私は前にあなたに会っているんですもの」
「それはないはずだよ。あの日以前に僕は君を見かけたことはないんだから」
これは間違いない。
「それはそうです。だって、私があなたに会ったのは……」
えぇっと、とこまちは人差し指を唇にあてた。
「ちょっと説明が難しいですね。先に私の能力を話してしまったほうがいいかもしれません」
「能力?」
願い事を叶えるとかいう、やつだろうか。
「神は奇跡を起こす、って人々は信じますよね。でも、実は奇跡を起こすアプローチの仕方はいくつもあるんです」
「そうなの?」
「はい。強い神でしたら直接運命を操作することもできます。これは一番わかりやすいです」
もっとも、そういう強い神は、能力を使うことには抑制的ですけど、とこまちは付け加えた。
「それで、私の場合は時間操作です」
「時間操作?」
ファンタジー小説で見かけそうな単語が出てきた。
「それもいくつかあるのですけど……そうですね、今関係あるのは『巻き戻し』ですね。例えば、村の農民が今年は豊作になるよう祈ったとしてください」
「うん」
「仮に凶作になったとしましょう。そうしたら、時間軸を春の時点にまで巻き戻してしまえばいいのです。そうすれば、今度は豊作の賽がでるかもしれない。もし仮に人為的なものだとしたら、それを排除してしまえばいいんです」
「ちょっと。それって」
人生は一度しかないというのに、それをやり直せる?
最強じゃないか。反則だ、そんなの。
「事故で死んだ人を助けることだって、可能ですね」
「僕が言うのもなんだけど、そう簡単に人間の歴史を書き換えてしまっていいの?」
「いいわけないじゃないですか。だから能力の発動には制限がついています」
少し安心してしまったのはなぜだろう。やっぱり、神様が好き勝手に人間の歴史を書き換える、というのは受け入れがたいのか。
「私達の力の源は信仰です。早い話が、多くの人が、心からお願い事をしてくれれば、願いは叶うんです」
「それはなんとなくわかるかも」
感覚的なものだけど、一人よりも大勢でお参りしたほうが、そして、真剣にお願いしたほうが、願いは叶いそうな気がするし。
うん、待てよ。そういうことは。
「昔、この村が『日本一幸せな村』って呼ばれてたのも、君のおかげなの?」
「それは違います」
こまちは断言した。
「先ほども言ったとおり、私ができることは時計の針を巻き戻すことだけです。いや、厳密に言うと、他にもいくつかアプローチはあるんですけど……。ともかく、私はあくまで舞台をもう一度用意しただけで、そこから先は人々がどう行動するか次第なのですから」
現に、巻き戻しても、また上手くいかなかった場合はいくらでもありますから、と付け加えた。
「なぜ人々は幸せになれたか。私は人々の背中を後押ししただけです。人々が幸せになりたいと強く願い、そうなるように行動したからですよ」
「こまちは……謙虚なんだね」
「そんなことないです。本心ですよ」
言葉の一つ一つからこまちの性格がうかがえた。
確かに、こんな神様に見守られているのならば、村も幸せになれるだろう。
「でも……状況は変わりました。時代の変化とともに、産業の構造も変わり、人々は村を出て行き、信仰心も薄らいでいきました」
そっか。だから。
「私の力も弱まっていって、奇跡を起こすこともなくなって、不幸な結果を覆すこともできなくなって、ますます人々の心は離れていって……負の連鎖ですね」
自嘲気味に笑ったこまちの笑みが痛々しかった。
「別に私はそれでもいいんですよ。あ、いや、人々が不幸になればいいというのじゃなくて、人々が私を必要としないというのであれば、それはそれで」
「それは……」
「人々から必要とされない神は、消えるだけですから」
鋭い刃物でえぐられたような痛みが胸に走った。
「別に私はそれでもいいんです。そうなったらそうなったで、受け入れるつもりでした」
「…………」
四百年間、この村を見守り続けたこまちが言うことなのだ。二十年そこらしか生きていない、僕が軽々しく口を挟めることではない。
でも……。
「でも、ちょっと予定が変わってしまいまして」
「予定?」
「『蓬栄神社の神のお告げ』です」
あ。
「もちろん、そんなものはありません。神である私自身、そんなものを出した覚えはないのですから」
「ということは、やはりあの青年団の男達が勝手にお告げを捏造したということ?」
そうだろうなとは思っていたけど。
「いえ、それはわからないです」
「うん? どういうこと」
「捏造したのは彼らではない可能性もあるということです」
他の人間が関与しているというのか。
「いずれにしても、神の名を騙り、人に不幸をもたらす。私は断じてそれを見過ごすわけにはいきません」
「それはそうだ」
自分の名前を勝手に使われて、悪事に利用されているのだ。
まして、こまちは、人々の幸せを願う神様なのだ。
「そこで、私は真犯人を探し出すことにしたのです。そのとき、私に手を差し伸べてくれたのが、あなたなのですよ」
「えっと……」
全く記憶にない。
「もう少しだけ話を続けさせてください。佳久さんと私は出会い、心を通わせて、そして事件の真相に迫ろうとしたのです。ですが――」
こまちは今にも泣き出しそうな顔をした。
「真犯人の尻尾をつかみかけたそのとき、あなたは何者かに殺されたのです。十日の晩のことです」
「それって」
昨日じゃないか。
「死因は小路邸の庭園での刺殺です」
全く関係がなかった事実がどんどんとつながり始める。
「私は絶望しました。犯人を捕まえることもできず、その上、想いを通わせた人を亡くしてしまったのですから」
「それで――」
「皮肉なことに一連の事件のせいで、人々の信仰が集まっていましたから、それを使わせていただきました。時間をあなたが死ぬ前にまで巻き戻したのです」
昨晩、こまちが僕と離れたくないと願ったのは、以前の結果を回避するためだったのか。
小路邸へ行かせないために。
「佳久さんの記憶障害は、時間を巻き戻したことによる副作用みたいなものです。正直、私にもよくわかっていないところなんですけれど」
「それじゃ、最近治ったのは」
「副作用が起こったのは私の能力が不完全だったからだと思います。それで、また最近は信仰が集まっていたでしょう。だから症状が緩和したんだと思います」
でも、とこまちは首を振った。
「私は……佳久さんが記憶を取り戻したいと強く信じたからだって、そう思いたいですけどね」
「僕も……そうだと思うよ」
だって、あの頭痛の中で、こまちのことを忘れたくないと強く願ったから。
「でも、ひとつ聞きたいんだけど、どうして前の世界でも僕らは出会えたの? 同じように神社で出会ったのかい」
「頼れる人は佳久さんしかいませんでしたから。だって、村人の多くが私を見捨てる中で、今なお熱心にお参りしてくださる方って、あなたくらいでしたから」
そういえばそうだ。
「前の世界でも、佳久さんは私に一目惚れしていたみたいですけどね」
「なんだ、あんまり変わんないじゃん」
記憶障害かどうかという点は違うけど、僕であることには変わりがないみたいだ。
「えぇ。佳久さんと過ごした時間も、前の時間軸と今の時間軸で、そう大きくは変わりません。東京でのお話も聞きましたし、花火もしたなぁ。あ、でも、カラオケは今回が初めてだったんですよ」
記憶障害を患って、僕は前に進めずに同じところを回っていた。
でも、こまちはこまちで、時計の針を巻き戻して、同じところを回っていたんだ。
無邪気にこまちとのひと時を楽しむ僕を見て、“二度目”のこまちはなにを思っていたのだろう。
「私が話すべきことは以上です。あとは最初にも言いましたが、このあとどうするかは佳久さん次第です」
「うん?」
意味がわからない。
今の話を聞いた上で、僕に他の選択肢なんかあるというのか。
「私は……佳久さんには生きていてほしい、って思います」
「でも、僕はこまちに幸せになってほしいな」
「私は神ですから。人を幸せにする存在です。私自身のことはどうでも――」
「よくない」
僕はこまちの手をつかんだ。
「僕は君と一緒に生きたいと願った。人間だとか神様だとか、そんなの関係ないよ」
「でも……私はまたあなたに迷惑を」
「じゃあさ」
僕は意地悪な質問をする。
「どうして、この二度目の世界でも、君は僕に声をかけたの? 僕を巻き込みたくないのだったら、僕に声をかけなかったらよかったじゃない」
「それは――」
こまちが言いよどむ。
「私が……馬鹿だから」
ふるふると体を振るわせる。
「神ともあろう者が、特定の人間に想いを寄せちゃいけないのに……。でも……でも……!」
涙をこらえながら、僕の目を見つめた。
「あなたは言ってくれたんです。『幸せな未来を君に見せたい』って。だから、私……。
我慢できなかったの。こんなにも……こんなにも、あなたのことが好きなんだから!」
悲痛な叫びとともに、こまちははらりと涙を流した。
「……なんてわがままな女なんでしょうね、私」
「いいんだよそれで」
ぎゅっと、こまちの体を抱き寄せた。
「何度でも言うけど、人だとか神だとか、義務だとか使命だとか、そんなの僕はどうでもいいんだ。僕は君と一緒にいられれば、それでいいんだから」
「でも……」
「僕は――幸せな未来を君に見せたい」
彼女の支えであったであろう、その一言を僕は口にする。
「僕の幸せな未来には君がいるんだよ。僕が幸せになったときに、ちゃんと君がいなければいけないじゃない」
これでもまだ足りないというなら。
「『あなたは人を幸せにできる』って、君は言ってくれた。だから、今からそれを証明してみせるよ。僕が、好きになった人を、ちゃんと幸せにできるってことを」
「変わらないですね……佳久さんは……」
もう一度、こまちは僕の顔を見つめた。
「佳久さんは一からやり直しても、また私を選んでくれたのに……。ダメですね、私。昨日の晩に、ちゃんと覚悟を決めたはずなのに」
「覚悟?」
「えぇ」
泣きはらした顔で、精一杯の笑顔を作った。
「佳久さんと一緒に幸せになる。そういう覚悟です」
ずっと心の中で葛藤し続けていたのだろう。神としての自分と、一人の恋する少女としての自分との間で。
「私も前を向いていかなくちゃ。一人でも私を信じてくれる人がいるのなら」
彼女はもう迷わない。
願わくば、この先に今度こそ幸あらんことを。
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