第13話 未来(詩)

今日もまたくらい夜がやってくる。

太陽は西へと紅色を伴いながら静かに沈んで

暗い帷が降りてくる。

でも、見上げてごらん

空には一面の星。あそこにもあそこにも

そうやって星の数を数えていると

何だか気持ちが落ち着いてくる

暗い夜の帳に震え泣いていた

そんな気持ちも少しは和らぐ

悲しさも寂しさもある

でも一面の星には

可能性がある。未来がある。

そうやって星を眺めていると

東の空が白み始めて

朝が来る

人の生き死に別れと出会い

去るものは去っていく

でも、あなたの素敵な部分を求めて

やってくる人がいることを忘れないで

悲しみは露に消え

喜びの光に溢れる

そんな日がまたやってくる

必ずやってくる

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