第10話放課後

今日も平和に1日が終わった。鬼が言うのもおかしな話だか平和が一番。


「赤井先生」


今日の残っている雑務を片付けていると千樹先生に声をかけられた。


「はい?」


「すいませんが、薙刀部の方へ行ってもらえませんか?顧問の先生が、外せない要件で今日いないんですよ」


「構いませんが、ルールとか全然わかんないですよ」


千樹先生は部活動統括をしているので他の顧問の先生のヘルプで部活動指導もしている。


「大丈夫です。剣道とあまり変わりませんから」


そんな事はないと思うのだか?


「構いませんが、私で良いんですか?」


「確かに部員は女の子ばかりで、そんな事に学校一のイケメン先生が行くとなると部活に身が入らなくなる可能性も…」


この人は何を言ってるのか。


「先生からかうなら帰りますよ」


「まぁまぁそう言わず、女子生徒からモテるのは良いことじゃないですか」


この人はホントに仏なのか?


「もし指導してほしいと言われても問題ないでしょうしね?」


「あの、ですからルールもよく知りませんし…」


「得意だったじゃないですか棍棒振り回したり刀振り回したり」


〈たくみ〉(ー ー#)


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