DAY4

16.そして日は変わる

 十二月二十六日。

 そう、今日は十二月二十六日である。

 母さんが帰ってきた後、ネロは突然戦闘狂になってこう言った。

「いかにも余がネロである」

 ……どこかの某聖杯を狙うゲームみたいなイメージを受けた。

「ならば」

「ただいまより」

「決闘を」

「開始する」

 ……母さんはそのノリに食らいついた。

 そして二人は変なスイッチでも入ったのか、テレビを点けてゲームを始めた。

 ……我が家の決闘とはゲームのことである。

 それはもう格闘ゲーム、レースゲーム、スポーツゲームなど二人以上で出来るゲームならなんでも決闘と呼ばれるものであった。

 もちろんトランプなども含まれる。そもそもなんで決闘がゲートのことだって知ってるんだネロさんや。

「フィール」

 そうっすか。


 卓球ゲームで対決しているのを一歩引いて見ていた俺と父さんは、

「隆也。ケ〇タッキー食べようぜ」

「だな」

 ケンタッキ〇をもっきゅもっきゅと口に入れ始めた。美味しい。


 結局それから決闘は日付が変わるまで続いた。

 冬の夜である。なのに途中から暑いと着替えてしまったのがいけないのか、ネロは風邪を引いてしまっていた。

 父さんと母さん? 仕事。

 という訳で一人ネロの看病をすることになった。


 ☆★☆★☆


 それはさておき、瞳さんも無事に〇ンタッキー(のパチもん)にはありつけましたとさ。

 この私、リサエルと一緒に。


 _____


 お久しぶりとかそういう宣言。

 忙しかったので許してください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る