番外『エイプリルフール……?』

 注意!:本編とは関係ありません。ある可能性の話です。

 えー、あの、その、色々あります。はい。あの、今日の私は情緒不安定ですがよろしくお願いします。あ、あとFG〇でア〇リマユ出ました。


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 お疲れ様です。リサエルです。

 本日は番外編とのことでどんなに遊んでもかまわないと言われました。誰にとは言いませんが。

 ならせっかくなので人間界に降りたってみようと、そういう訳で来ちゃいました。

 日時は二〇一七年四月一日。場所は隆也さんの自宅、から数キロ離れた学校。隆也さんの通う学校の体育館裏です。屋上もアリかと思いましたが、鍵が閉まっていたらダメなので諦めました。

「外見構築を始めます」

 誰もいないのに宣言します。見られたらそれはそれでアレな気もしますが。

 天使であることを示す銀髪。別にバレても今日だけの付き合いなので問題ないでしょう。

 きりっとした目。瞳の色も銀色に統一します。

 顔立ちもやはり美人の方が良いでしょう。銀色の髪や瞳に合うようにクールなイメージを作ります。声色もクールなイメージを作り出すものにいたしましょう。

 スタイルは、やはり出るところは出て、引っ込むところは引っ込むようにします。外見は完璧です。たぶん。制服来たら終わり。

「外見構築、完了」

 また、誰もいないのに宣言します。見られたら以下略。

 という訳で降り立ちました。

 特に目的も無いままふらつきます。人間界に降り立つだけでもかなりレアなのでそれだけでも楽しいです。

 人事異動により(公立だったんですね)、緊張している新任の先生がいる職員室。但し入ることはありません。だって誰も私のことは知らないんですから。というか一応部外者です。制服来てますけど。制服来てるからさらにいけない気もするとか言わないでください。私は何のためにいる。

 ……何のためだろう。

 誰もいない廊下を一人歩きます。警備は大丈夫でしょうか。気にしたらダメですかそうですか。

 そして部室棟へ歩いて行きます。部室からはちらほら新入部員の勧誘をどうするかなどで議論が白熱している声が聞こえます。というかこんな日まで部活やるんですね。すごい熱意。私はそんなの無理。

「部活かぁ……」

 でも私だって人間界に来た以上体験してみたくはあります。でもどっかのG〇部みたいなノリは遠慮します。

 いや好きですけど。

 はいそこ、なんで人間の娯楽を知ってるのとか言わない。暇してんなとか言わない。

「あえいうえおあお!」

 ちょうど演劇部の扉の前を通りすぎます。でも人数少なすぎやしませんかね? 四人くらいしか声が聞こえませんけど。

 というか迷惑じゃないんですかね他の部活の方々は。現に隣から、

「うるさいわ!」

 と怒鳴られています。文芸部なのに声大きいですねあなた。

「はーい……」

 部長らしき人物が文芸部の人に謝りに行っています。しかし小さいですね。身長は百五〇も無いかもしれません。女子の制服を来ているので女子のハズです。あの身長を見るに間違いないでしょう。可憐だし。

「ぬ?」

 不意に目が合いました。

「ふぇ?」

 私の口から変な声が漏れます。

「ぎ、ぎ、ぎ」

 なんか良く分からないけど逃げるが吉。そう判断した私はそそくさと歩きだすことにしました。

「銀髪っ娘キター!」

 そしてその判断は正しかったのです。

 しかし遅かったのです。

 気が付けば手を握られて演劇部の部室に引き摺りこまれていました。

 それからのことは、あまり覚えていません。ただ、気付いたらまた明日も来るようにと言われて首を縦に振る自分がいました。

 私、天使なんですけどどうすれば良いんでしょう。

『うん。学校入ったら?』

 目の前にサリエル様がいました。いつの間に。

「しかし、入って良いのでしょうか。一応天使ですし、その仕事もありますし」

『うーん、何とかするよ』

 それからはサリエル様の方がノリノリになって色々済ませてしまいました。

 どうやら私、理紗と名乗って学校生活に勤しむことになったようです。


 _____


 好き勝手書いたら今まで以上に変なものになった件。

 ちなみにこれは続編なんて考えてません。

 何かの拍子に書くことになるかもしれませんが、そんなの知ったことか。

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