DAY2
10.morning
二日目です。
これからはおそらくDAY1よりかは短くなります。
てことで、改めて、よろしくお願いします。
_____
何故か熱々のマグマの上で相撲を取っている夢を見た。負けたらドロドロになっていただろう。間違いない。
そんなある意味ブッ飛んだ夢から醒めると、やはりと言ってはなんだが、やはり自分の家の特にこれといって変わったことのない自分の部屋であった。
アラームは鳴らなかったが。……アラーム? 昨日入れた記憶が無い。
寝惚け眼を擦りながら時計を手に取るとそこにはいつも起きている時間から一時間と三十分は過ぎたところを指す針が見えた。
「ふぁ?」
自分でもマヌケな声が出たと思う。
「やべーやべーやべーってこれ!」
要するに寝坊である。
眠気を訴える瞼に精一杯動くように働きかけ、横になりたいという頭を必死に回転させ、まだだるさが残る体に鞭打って、そこで気付いた。
俺の携帯電話が鳴りっぱなしだということを。
「うわーまじかよ」
やはり出ないとまずいだろうと思って電話を取る。
「あ、もしもし!? 良かったやっとつながった……」
「どうしたよ?」
「あーもう軽くあしらわないでくださいよもう!」
リサエルだった。ドジっ子天使のリサエルでした。
「どうしたよ?」
考えるのもめんどくさいので適当に話を合わせる。
「時間、いじってもらいました」
「は?」すっとんきょうな声がもれる。
「だから、時間。いじってもらいました」
「誰に?」
「私より位の高い方に!」
答えになってねぇよ! そう言いたかった。
「答えになってねぇよ! とか言いたいんでしょうが、ダメですよ。私だって知らないんですから、探ろうとしても無駄です」
「いや、そういうことじゃなくて」
「隆也さん、学校とかあるのに
「要らねぇお世話だ! ……って言いたいけど、素直に受け取っておくよ」
要約すると、『お守りをしてくれ』とのことである。天使やら何やらも苦労してるんだな、と思って少し同情してみることにする。
「あ、ちなみにこれは天界でちょっとした騒ぎになってますよ。めったに無いことなんで、みんな興味津々です」
……訂正。殴りたい。
_____
ちなみにそろそろ新キャラとか出しても良いんじゃないかと思います。なんか良いのできるまでは出しませんけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます